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*8 episode*


「・・・」

私たちは無言だった。ミホやサナさんに唖然としたのだろうか。

「皆さん」

サナさんが口を開く。

「40メートル先に敵がいます、2人っぽい・・・ですね」

「なあ次俺が行こうか？」

タツが言った。

「タツが？あんたそんなに・・・」

「大丈夫だってルア、ちょっと見てろ」


冷たい風が吹く。


「・・・時の魔法の神よ、今我に力を」

何か変なこと言ってる＿＿！頭おかしくなったの＿＿＿？


私が不意に目を閉じた瞬間。

敵が動いていない。あそこだけ時間が止まったような＿＿＿＿＿？


「ふう・・・これでいいか」

「ごめんカノ、手伝ってくれ」

「いいよー、リーフクラッシュ！」


タツもこんなに強かったのか・・・、ますます私の立場がなくなる。
カノちゃんも魔法力高い。

「・・・っ」

「どうしたルア」

「いや、なんでも・・・」

「お前、表情で結構なんでもわかるんだよ？」

「へ？私そんな顔に出てたりするの？」

「まあな」


こんな時でもタツは楽しそう。つられて私も楽しくなってきた。