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*1 episode*


「ミホは何点だった？」

「ん？あたしは・・・89点ね」

「え」

魔法中学校で89点とかは中々取れない。大したものだ。
ミホはこのクラスの中でも優等生。

「じゃあタツは？」

タツは私の幼馴染。そして後ろの席だ。

「俺は53点」

「は？本当？」

「何で嘘言うんだよ」

「あーはいごめんなさい」(棒読み)

「ちっ・・・お前昔からそんな性格だよな」

「性格は中々変えられないものだよー」

てかタツってそんなに点数取れるんだ・・・うざい。


「てかルアは何点だったんだ？」

「私はねー・・・34点だと思われる」

「いや34点なんだろ」

「うん、まあ平均点より上なわけ」

「どや顔で言ってんじゃねーよ」

平均点より上なんだからどや顔でもいいじゃん別に。まあ2点上なだけだけど。


「はあい、皆さん静かにしてください」

担任の先生だ。Shia(しーあ)先生と言う。
日本語がすごく上手い。所々イントネーションが気になるけど。

「皆さんテストは帰ってきましたね？ちなみに・・・学年平均点は32点ですが、この5組平均点は46点でした」

皆が感嘆の声をあげる。

「それでは皆さん、外に出てください」


＿＿何だろう、嫌な予感。