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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 魔法学校2年5組【コメ募集中】 ( No.8 )
- 日時: 2016/08/04 09:55
- 名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)
*5 episode*
翌日。今日からもう、実戦が始まるらしい。
早すぎ・・・。
「あ、カエデ」
「待ってたぞ、行こ」
カエデ。中2と思えないほど大人っぽく、美人。
並ぶとカエデがお姉ちゃんに見えると思う。
「今日から実戦に入るんだってね」
「そうだな・・・ルアは勉強はそんなにだけど実戦は得意だよな」
「勉強はそんなに・・・て」
カエデは毒舌。さらっとひどいこと言う。
でも嫌になったことはない、私の親友だ。
「でも」
「ん?」
「あまり突っ走るなよ?」
「あはは、それ私の性格だしね」
「冗談抜きで」
「う、うん」
学校に着いた。
教室にはまだ誰もいない。
「ふぅ」
あたりを見回す。
さっきまでいなかった女の人の姿が目に入った。
「え!?」
私は後ずさる。誰?
「あ、すみません」
「・・・いえ」
「あの私、今日から実戦の助っ人としてこちらに来させていただきました、サナと申します」
「サナ、さん・・・」
「はい、よろしくお願いします」
しばらくするとみんなが登校し、先生が来た。
「はーい、では今日から助っ人として来てくださった人を紹介しますね、紫苑咲那さんです」
教室にサナさんが入ってくる。
「あの、紫苑咲那と申します、サナと読んでください・・・、私も皆さんと同じ中学2年生です」
「では、仲良くしてあげてくださいね〜」
実戦か・・・。
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