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*6 episode*


サナさん。ショートカットで元気そうな感じ。
これでメンバーは9人か。

「それでは、現場まで転送しますよ」

「転送？」

「はい、そんな装置が届いたので・・・、皆さん、目を閉じてください」

「ん・・・」

目を閉じたくらいで転送されるのかな・・・？
そんな不安は、一瞬にして消える。

「わっ！？」

「どこ？ここ・・・」


「ここは組織のアジトと思われるところです」

いや、アジトもうわかってるのかよ。
何か楽しみの一つくらいあればな・・・・・・。

「突入しますよ？」

早。まだ何にも準備できてないし。
よく見ると、さっきまでなかったステッキが配布されていた。

「私を先頭に」

先生が身をかがめて指揮する。

「では、進みます」


暗い洞窟みたいなところ。
不安を抱えながら進む。


敵はしばらく出てこなかった。組織の人とかが監視してたりしないのかな？


「ねえミホ」

「ん？」

「敵出てこないね」

「まあその方が嬉しいけど何か変だよね」

「うん・・・」


「私語は謹んで」

先生が言う。

「あ、はい」

「敵はセンサーによるともう少しで出てくる感じよ」

「はい」



進む。ずっと。