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Re: 【ゲームネットマニア】女子も男子も見に来て! ( No.2 )
日時: 2016/08/05 11:50
名前: 暗殺教室大ファン (ID: EBIrcfyl)

第1話中編

「ゲーム売り場は9階か。広いな。」
「うん!」
2人はゲーム売り場を歩く。
詩音は友達の優衣香を見つける。
「あ、優衣香ちゃん、トップアイドルのCD買いに来たんだ。」
小声で言う。
「よっ、重神。」
詩音は月影に話しかけられる。
「あ、月影君!おはよう。」
「横の奴は?彼氏?」
「うん、真田慎一君。」
「真田慎一?クラスメートの不登校野郎じゃねぇか。」
「うん・・・」

あぁ、俺は高校に1度も行ったことない。詩音と出会ったのは4月の最後あたり・・・

詩音は慎一と出会った事を思い出した。


慎一と私は通路を挟んで隣だった。
(この人、始業式の日も休んでる。)
次の日もまた次の日も休みだった。
(不登校なのかな。何とかしてあげないと!)

(真田慎一君・・・家は・・・近い!)

「すいません。真田慎一君と同じクラスの重神詩音です!」
(慎一君・・・)
「初めまして!同じクラスの重神詩音です!」
「ん。」
「学校行こうよ!楽しいから!来て!」
「無理。」
「何で?」
「じゃあな。」
「え・・・」
(何で無理なんだ?)
1週間後
「あの、ここに住むことになりました!よろしくお願いします!」


「なぁ。」
「・・・」
「なぁ!詩音!」
「あ!月影君。」
詩音は過去を思い出してボーっとしていた。
「お前もゲームか?」
「慎一君が新しいゲームを。」
「ふぅん。じゃ。」

(さっきの私、何してたんだろう。)
すると、爆発音がした。
バァン!
「!!?」
「優衣香ちゃん、月影君。」
詩音はデパートで見かけた2人を心配する。
「速く逃げろ!」
慎一が叫ぶ。
「重神!真田!」
「月影君!」
慎一、詩音、月影はエレベーターの方へ走る。
「シャッターが閉まる!詩音!月影!滑り込め!」
そのシャッターは音を立てずに閉まっていく。
「真田!」
月影はシャッターの狭い隙間から月の形のバッチのようなものを渡した。
しかし、詩音と月影は滑り込めなかった。
「重神、これをつけろ。」
月影は慎一に渡した物と同じ物を詩音に渡した。
月影も頭にそのバッチをつけた。
詩音も髪飾りとしてつけた。
慎一も服につけた。
「これは?」
詩音が月影に聞く。
「これをつけると存在感が消える。この間に犯人を!」
「これ、声は大丈夫?」
「あぁ、つけてないものにはほぼ聞こえないよ。」
月影はバッチの説明をした。
「あれ、犯人?」
詩音は真っ黒の服にフードをかぶり、両手銃を持つ男を指さす。
「多分。」

一方で慎一は
「助かった。あとは逃げるぞ。詩音、月影!」
どこを向いても2人はいない。
慎一はシャッターを見る。
「詩音ー!月影ー!」
思いっきり叫んだ。

「皆手を縛られてる。しかも背中の方で。」
「人質だな。」
詩音と月影は敵に注目する。
「今から10分以内に100億用意しろ。」
敵が縛られた客に言う。
すると詩音は慎一に電話をした。
「慎一君?今、犯人が10分以内に100億円用意してだって。
 屋上のレストランで集めて!」
「OK。」
慎一はエレベーターを使えないのを確認して、階段で屋上に登った。
(電化製品売り場は9階、その上が屋上だから、すぐにつく!)
慎一は屋上を見て、被害にあったのは9階だけだ。と思った。
「詩音。屋上についたぞ。」
「うん。高級レストラン広場でしょ。そこで100億円!」
「分かった。」

第1話中編終了