コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: [*_溺死桜_*] ( No.10 )
日時: 2016/08/08 23:09
名前: 織原ひな (ID: Qz56zXDk)

(投稿が短くて中途半端なのはPSPのせいです気にしないでください)



***


「ねぇお母さん」


 私は勿論不機嫌だった。



「なんで蒼空に起こさせるの!?驚いちゃったじゃん!!」
「え〜、別に優花と一緒で姉妹兄弟だからいいじゃないの、お母さん朝ご飯作ってたし」
「そうだけどさ……私のことも考えてよ……」
 こっそり横目をやるとそこにはいつものように何の変わりもなく朝ご飯を食べる蒼空の姿が。
 朝のことはまるで気にしてない様子。
 もう……私だけ気にしてるみたいじゃん。


 双子の弟にドキドキさせられてどうするの……


***


 夏目 蒼空(なつめ そら)、私の双子の弟。

 ちなみに私は夏目 花桜(なつめ かお)、蒼空の双子の姉。

 双子だけど一応姉弟の区別はある。


 双子といってもあまり似てはない。


 若干垂れ目で甘いルックスの蒼空。
 つり目で蒼空の茶色っぽい髪とは違うしっかりとした黒髪の私。


 似てるところがほんとにないから二人並んでも双子って言われたことはない。


***

Re: 溺死桜 ( No.11 )
日時: 2016/08/11 08:16
名前: 織原ひな (ID: Qz56zXDk)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

 例えば小学生の頃からのこと。
 私は勉強が得意だったし今でも運動より遙かに勉強の方が得意。

 それに対して蒼空。

 幼い頃から運動が得意で中学生の頃からサッカー部で才能を輝かせてきた。
 そして今私達は17歳で高校二年生。
 蒼空は今もサッカー部でエースを1年生の頃から保っている。
 そして私は……マネージャー。
 中学校の時までは部に属さないで勉強ばかりしてた。
 けれど、蒼空と同じ高校に進学した時蒼空からマネージャーを頼まれて……
 
 断る理由もなく、というか断らせないような重圧で……

 そんな流れで今はサッカー部のマネージャーを勤めている。
 ずっと屋外での活動をしてなかった私が突然屋外で働きだしたから肌が焼けて大変だったり……する。


***


「ごちそうさま」

 蒼空の隣にいると朝のことばかり思い出してしまいそうになるから、そそくさと朝食を済ませ自室に帰った。
 後は制服に着替えて下に降りてしまえば……
 
 夜から着てたパジャマを脱いで壁に掛けてある制服を手に取る。
 まずは白いカッターシャツを羽織って下から順にボタンを留めていく。
 次にスカートを穿いて腰できゅっと締める。