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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 溺死桜【復帰作品 ( No.3 )
- 日時: 2016/09/16 20:29
- 名前: 織原ひな (ID: t5agwx1g)
第壱章 『双』 【花桜】
−私には、双子の弟がいます−
「かーおーちゃーん」
「………」
朝、小鳥の囁きが窓越しに部屋に届く。
私は朝に弱くていつも寝起きが悪い。
いつも自分一人ではどうも起きれないから妹に起こしてもらっていたはず。
な の だ が
「うぅ……」
ベッドから体を起こして目を擦る。
カーテンの隙間からまぶしい朝日が微かに差し込む。
「おはよ……優花っ……?」
まだぼやけた視線の先にいるのは明らかに私の妹ではない誰かだった。
だって妹の優花の髪は長い黒だし、今私の目の前にいるのは……
「あ……え……まさか……」
「おはよ、花桜ちゃん」
視界が段々とはっきりとして、そこにいたのは。
「……ん?花桜ちゃんどうかした?」
「な、な、な、なんで……」
そこにいたのは
いつものようにニコニコしている、
「なんで蒼空くんがぁぁぁぁぁぁぁ!?」
私の双子の弟、蒼空が座っていた。
「な、な、なんでそんなとこに」
蒼空くんは仰向けに寝ていた私を布団越しにまたがっていた。
体重がかかっていて体が上手く動かせない。
《忌まわしき文字数制限》
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