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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: カナヒナタ*【コメント、アドバイス募集!!】 ( No.11 )
- 日時: 2016/08/13 06:41
- 名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
- 参照: http://From iPad@
第1話 「クラス」*
「あ、翔奏と私同じクラスじゃん」
ガヤガヤと周りの声が聞こえる中、私は横に居る翔奏にそう言った。
「てかお前、よくその距離から見えるな……」
「勿論ですとも。視力2.0だしねー」
いつものように、他愛のない話をしながら書かれたクラスを目指して教室まで歩いた。
*
「日下、日下……」
「九十九、九十九……」
2人とも同じように自分の名前を呟きながら席を探し……
「「あった!!」」
同時に見つけて声が重なる。
2人で目を合わせて笑った。
席は、斜めで近くだった。
席に座ってしばらくすると担任らしき先生が、
「入学式があと少しで始まるから、準備しとけー」
と大声で呼びかけ始めるので、地味に驚いた。
周りも何となく席を立ち始めて、廊下に並び始める。
……改めて見ると、ホント知らない顔ばっかだ。
「先生さっき、何も言ってなかったけど取り敢えず出席番号順で並んでいこう」
──凄いなぁ……なんでこうやって気を聞かせられるんだろ。
この人、委員長になれそう。──
「OK、まぁいつもマモの言う事は合ってるからそうしよーぜ」
ほらやっぱ信頼されてるじゃない。
全然話した事もない人の事で喜ぶ自分の気がしれない……。
でもホント、今日から中学生って感じだなぁ。
*
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