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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 幽霊と少年の大切な約束..... ( No.3 )
- 日時: 2016/08/14 00:08
- 名前: モンモン (ID: /NsG2i4v)
第2話【そして.....】
優斗「美蘭、来たよ。」
美蘭「優斗君、また来たんだね。」
優斗が美蘭と友達になってから
毎日のように優斗は美蘭にあいにいっていた。
優斗「今日はね、君に伝えたいことがあって来たんだ。」
美蘭「どうしたの?」
優斗「美蘭、君が好きだ。....僕と一緒にいてほしい」
美蘭「嬉しいわ。」
2人は結ばれるとずっと思っていた。
2人は互いのことが、好きだったのだ。
美蘭は幽霊、優斗は人間。
どう考えても結ばれないはずの運命。
しかし、2人はそれでも互いを忘れることも
気持ちをおさえて、あわないことも
互いを嫌いになることも出来なかった。
それほど2人は愛しあっていたのだ。
なのに...なのに...
その次の日、大きな戦争が始まった。
人がたりないとのことで
優斗も戦争に参加しなくては
いけなくなってしまったのだ。
美蘭「優斗君、駄目よ!貴方も死んでしまう!」
優斗「君と一緒の幽霊になれるなら、僕は死んでも受け入れる。」
美蘭「それでも貴方がいなくなったら、私は!!」
優斗「美蘭。」
優斗は美蘭に近づき、キスをする。
それは届かないはず。それは美蘭も優斗も
分かっていたはず。...いや、分かっていた。
しかし、そのときのキスだけは
なぜか、あたたかく感じられた。
優斗「きっと生きて、美蘭にあいにいく。だから待ってて。」
美蘭はそんな優斗を呼び止めることもできず
そのまま、涙を流すことしか出来なかった。
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