ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

特別番「弟だけど…」



俺は古川翼(仮名)。
元不登校だった姉を持っている。




侑樹「つばさ〜」




あ、侑樹の声。。。
これは面倒なことになるな…。





部屋のドアを開いてドスドス入ってきた巨人(侑樹)。





「そこから俺の領域。入るな」




彼奴に入られたら困る。
あんなもの見られたら笑われるに違いない。



侑樹「あっ、ごめん」



「別にいいよ。」

ドワ…わざとですか？

侑樹「翼ってさ、好きな子とか居んの？」



好きな奴なんて…



「居ないけど。」



そっかそっか〜と俺の肩をバシバシ叩いてくる姉の目は笑ってなかった。



「いきなり、どうした？」



侑樹「なんでもないよ〜」



そう笑って言ってるけど
侑樹がいつも夜、一人で泣いてること俺は知ってる。



「本当に？」



「もう、煩いな…」



あ、やべ…
怒らしてしまったかもしれねぇ…。。

>>26あ、えと、どういう意味ですか？

「俺、知ってんだよ」



侑樹「え、何を？」



言っちゃ駄目なのに止まらない。



勝手に口が動いてしまう。



「お前が夜、泣いてること…」



侑樹「え…」



言ってしまった…



これは怒られても仕方ないと思った。



自業自得だしな。。。。

誤字かわざとか…どっちってことです
ドワ→ドア
なのか…

>>30あ…やべ、間違えてた。。
ドアだったね。教えてくれてありがとう。

侑樹「…知ってたんだね」



「うん…」



「怒らないのか…？」



侑樹「怒らないよ」



「俺に話してくれたり…？」



これでも俺の姉だし



泣いてる顔ねたくねーよ…



こんなん俺らしくないけど



今はそんなのはどうでもいい。



侑樹「…言うよ」

侑樹「私、生きてて良いのかな…？」



侑樹「不安になっちゃって(苦笑)」



侑樹…



「生きて良いに決まってるだろ」



お前… 目から涙が溢れ出してるよ。



「侑樹」



侑樹「ん…(涙)」



「お前、泣いてる」



侑樹「えっ…!?(涙)」



侑樹は急いでティッシュで涙を拭いた。



侑樹「でも、母さんが私に…」



「気にすんな」



侑樹「うん…」



少しでも元気出させねぇと



侑樹に気を使うとか俺らしく…((殴



今はそんなこと



どうでもいいんだった。

「元気だせよ」



「お前らしくねーよ」



侑樹は、明るい方が良い。



と、俺は思う。



侑樹「うん。。。」



「お、俺は侑樹のこと嫌いじゃねーよ？」



侑樹「ふぇっ!?」



「か、勘違いすんな！家族として好きなだけ」



残念ながら侑樹を



女子として見たことはない。



侑樹「そっか！ありがと！！(笑)」



「おう！」



目もちゃんと笑ってんな。



よし、俺はもう疲れた。



ふわぁ〜寝よ。



「ってことだから。俺はもう寝る」



「了解！」



こんな弟だけど侑樹を元気にさせるぐらい



朝飯前だよ。



特別番「弟だけど…」END