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第11話


「というか先輩もちゃんと練習してください、大会は3か月後ですよ」
「あーごめんごめん」

この距離感は何なんだろう・・・。

「それじゃあ今から2km走りますよー」
「なあ佐波」
「あ？天宮？」
「あ？ってなんだよ・・・もうそろそろ本格的に練習した方がいいんじゃねーの？」
「うっさいよ、ちびのくせに」
「ちび関係ねーだろ！てか最近佐波機嫌悪くねーか？」
「そんなことないよ・・・いつも機嫌悪いわよどうせ」
「そうは言ってないんだが・・・」

そういえばちび関係なかったな・・・何か最近落ち着かない。

「あの、佐波先輩！」
「朝波さん？」
「2キロ走りましょうよ！」
「あ、ごめん・・・分かった」
「‥？」

「1km地点3分2秒！」


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「あの人たちが・・・夏芽ヶ丘中学校陸上部か・・・」
「ふん、まだまだ遅いわよ」
「まあそう言わない」
「次の大会でも戦うことになるだろうね」
「そうだね・・・佐波、椎菜さん・・・」