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第21話


・・・同じようなことが繰り返される中、遂に中間テスト当日。

1日目は理科、数学
2日目は社会、英語、国語。

何でこんなに理系科目と文系科目が分かれてしまったのか、問い詰めたい。

「意味わからないよー・・・何で2日目あんなに文系科目ばっかりな訳？」
「まあまあ、しょうがないでしょ・・・」
「うーん・・・まあ頑張ろうね」
「そだね」

_＿＿キーンコーン・・・

地獄のチャイムの音。これから始まってしまう。
中間テストという名の暗黒の時間・・・いや中二病みたいじゃないか。

「席についてー、配りますよー」
「・・・あぁ・・・もう少し勉強したらよかったかも・・・」

「それでは・・・50分間です、始め！」

＿＿ペラッ

「(・・・お、これ雪帆に教えてもらったやつじゃん、結構解けるかも？)」

＿＿＿＿＿＿＿

「はい、時間が来ましたー・・後ろの人から前に回してくださいねー」
「ふぅ・・・何とか全部埋められた・・・」
＿＿＿＿＿＿＿

同じように数学。数学は2個ほど空いた。
＿＿＿＿＿＿＿

「さようならー」

「雪帆ちゃん、椎菜ちゃん！どうだった？」
「私はまあまあかな・・・」
「あたしは全部埋まったよー」
「え？本当？天才すぎる気持ちわr・・・ゲホ、すごいね」
「・・・気持ち悪いですかそうですか」
「ごめんごめん口が滑った」
「それも大概傷つくよ・・・」

「んじゃ、明日も頑張ろ」
「ばいばーい・・・ってあれ、今日は勉強しないの？」
「ごめん今日ちょっと用事」

用事といっても、ただ今日は帰って花の水やりをするだけ・・・。
帰ってからもう一回行ってもいいけど雪帆の家案外遠いからもういいかな・・・。