コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 陸上部青春記録【コメ募集中】 ( No.32 )
日時: 2016/08/30 12:43
名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)

【第3章】第24話


今日は雨か・・・。

「お母さん、今日送って行ってよ」
「ごめん今日は忙しいの・・・合羽着て行ってくれない?」

「そ・・・分かった」

何で・・・これでも自転車かよ・・・。


________


「おはよう椎菜ちゃん」
「あ、おはよ雪帆」
「凄いカバン濡れてるけど・・・自転車で来たの?!」
「うん・・・お母さん忙しいんだって」
「そか、大変だったね」
「まあね・・・それより今日は部活出来るかな?」
「この雨だとね・・・無理かも・・・あ、でも午後からの降水確率は30%だったよ!」
「よく見てるね・・・」

最近天気予報とか見てないな・・・。
てか私が見るやつ全部外れるから見ても意味ない気がする。
何見たら当たるんだろう・・・。

「まあその時はその時だね」
「そだねー、あ、先生来るんじゃない?」
「そう?じゃあばいばい」

あ。てか中間テスト返されるんだった・・・。

「では席についてー、テスト返しますよ」
「うわあ・・・最悪」
「今回全然だったー」
「返してほしくないわー・・・」

ちらほらそういう声が聞こえた。私はもうさっさと返してほしい。

_____



「木橋さん」
「・・・はい」
「佐波さん」
「はい」

取りに行く。緊張する・・・やばい。
この学校は5教科が一度に返される。

席に戻る。テストを表に返す。

「(国語94点、理科98点、数学95点、社会90点、英語99点・・・計算すると476点か・・・、って476!?やった・・・)」

「ねえ椎菜ちゃん、何点?」
「476!来たよこれ」
「え、やば・・・美冬計算したらね・・・348点だった・・・」
「いいじゃん追試はないでしょ?」

この学校は合計230点を切ると追試がある。
何でこんな微妙なのかは知らないけど。

「わー俺追試だ」
「私も追試だよ・・・」
「俺も追試だぜ」

そんなに追試いるのか・・・受験大丈夫君たち?

「雪帆は何点だったんだろ?」
「満点なんじゃない?」
「さすがにそれはない」

__キーンコーン・・・

「あ、チャイムが鳴りましたね・・・それでは230点未満の人は来週の火曜日、追試に来るように!礼!」


「雪帆ー!何点?」
「ねえ椎菜ちゃん」
「うん?」
「理科ね・・・名前書き忘れたの・・・名前さえ書いていれば満点だった」

「・・・は?」