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第3話

「そういえば雪帆は進級テストどうだった？」

夏芽ヶ丘中学校では入学式の2日後、テストが行われる。5教科500点満点。
結果は大体2週間後ぐらいに帰ってくる。一昨日に帰ってきた。

「あたしは476点だったよー」
「え？すげ、私は421点だった」
「でも平均点は307点じゃなかったっけ、しーちゃんも凄いじゃん」
「そりゃどうも‥じゃなくてしーちゃん呼びやめてって！」
「えー呼びやすいもん」
「椎菜でいいの椎菜で！」

小学校の時はしーちゃんでも違和感なかったんだけど・・・中学生にもなると何か嫌だ。でも雪帆はその癖を中々直してくれない。

「大会7月だよな・・・7月13日だったかな」
「そだねー、県大会が13日で地方大会が27日で、全国大会が8月24日」
「よく覚えてるな・・・」
「だって楽しみなんだもんー、去年は私県大会で終わっちゃったんだし」
「まあ3位までしか行けないもんね地方大会・・・んじゃ練習再開しよ」
「うん！」

「それじゃあ、坂折、朝波さん、天宮！今から2km走るよー！」
「はい！」



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「その眼帯って‥・」＿＿＿＿