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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 眼帯女子の恋愛事情【コメ募集中】 ( No.8 )
- 日時: 2016/08/28 23:44
- 名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)
- 参照: http:
第6話
「雪帆今日の小テスト・・・勉強してきた?」
「もちろんしてきたよー、しーちゃんは?」
「それとなく」
「それとなく?今日は30点切ったら居残りだったよね」
「まあな・・・後で教えてよ」
雪帆はテストで学年トップを維持する天才。
私は・・・学年155人中20〜40くらいを行き来している。
「おーい!」
「あ、美冬・・・」
「ねえ今日の小テスト勉強してきた?」
「椎菜ちゃんと同じことだね・・・あたしはしてきたよ」
「私はそれとなく」
「わー、美冬もそれとなくしかしてないよー!」
自信満々に言う言葉じゃないだろ・・・。
海原美冬。私と同じクラスで友達。
勉強はあんまりできない方だけどスポーツは出来る。
というか1年の時は勉強もよくできていた。2年生から部活を初めてそれからは勉強放置状態。テニス部に入っている。
2年の時の学年末テストは155人中138位だったとか・・・。
「椎菜ちゃん?」
「いやあ、美冬は高校行けるの?」
「美冬はスポーツ推薦で行くところもう決まってるんだよー」
まじか。
「そ、そっか・・・すごいな」
「すごいよねー美冬ちゃん」
「えへへ、ありがと」
「それはそうと小テストやばいんじゃない?しーちゃんも美冬ちゃんも」
「そうだけど・・・てか何で美冬は美冬ちゃんで私はしーちゃんなの!?意味わからない!!」
「えー、いいじゃん別に」
____________
「たはー・・・小テスト終わった・・・」
「交換採点してくださーい」
先生の声が響く。
私の隣は立原とかいう男子。
「はい」
「あ、どーも」
横から聞こえてくるのは・・・丸を付けるときに響くペンの音。
こりゃいけるかも?
「ん」
「はい」
裏の状態で返されたテストを見る。
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