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第7話


「お」
「ん」

横からも同じような声が聞こえてくる。

「30・・・2点だ・・・」

ほっとした。ちなみに横の立原は46点だった。50点満点中・・・。
そういや立原って学年末テスト4位だったよな・・・。

「あ、美冬何点？」

美冬は私の斜め後ろの席。

「30点だよ〜、ぎりぎりセーフ」

おお、良かったじゃん。

「よかったな、私も32点だよあはは」
「居残り回避だね〜」

周りを見る。少し遠めの席に雪帆が居る。
雪帆は・・・何か青ざめた顔をしていた。どうしたんだろ・・・まさか！

＿＿＿＿＿キーンコーン・・・＿＿＿＿＿＿


「ねえ雪帆・・・」
「しーちゃん‥いや椎菜ちゃん・・・小テストね・・・」
「小テストが？」
「解答欄ずれてたの・・・18点・・・」
「えええ！？雪帆が・・・？」
「まあ居残り勉ならすぐ終わるから・・・先部活行っておいて・・・」
「う、うん・・・」

雪帆が解答欄ずらしてなんて‥珍しいな。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


「さようならー」

下校時間。

「んじゃ美冬、ばいばい」
「うん！ばいばい〜、雪帆ちゃん頑張ってね！」
「あ、頑張るよ、ありがと」