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Re: 探偵少女 ( No.5 )
日時: 2016/08/31 14:29
名前: ヒトミ (ID: /NsG2i4v)

ザワザワ



美玖は今、お昼休みで
ご飯を食べている最中だった。

美玖はいつも一人で食べている。
その理由、貴方に分かりますか?

美玖は誰一人として
友達がいなかったのです。



先生「・・・・・」



先生はそんな美玖をみて
ある1つの提案が浮かびました。



先生「校長先生、生徒会の人数をあと3人、入れてもよろしいでしょうか?」

校長「なぜです?」



先生は校長に美玖のこと
すべてを校長に話した。



先生「このままでは、彼女が可哀想です。」

校長「分かりました。貴方に任せます。」

先生「ありがとうございます。」



先生は早速、生徒会のメンバーを
3人、探すことにした。



?「ここだよな?」

?「うん、そうだと思う。」



そこに2人の男子生徒が
生徒会室にあらわれた。



ガラガラ



美玖「ようこそ、生徒会へ。」

?「あの、生徒会に入りたいんですが」

美玖「先生に頼まれていた子達ね。」



美玖は言った。



美玖「まぁ、これから宜しく。」

?「あぁ、会長」



?「かい・・長・・・会長!」

美玖「うん、おはよう。祐二。」

祐二「おはよう、祐二。じゃねぇよ!」

美玖「もう、うるさいな。3年生の先輩に怒鳴るなんてダメでしょ!」

祐二「あんたが居眠りするから悪いんだ!」

?「また、始まりましたね。」

?「まぁ、いつものことだし」

?「ふふっ、たしかに。」

美玖「あっ、葵ちゃん、海斗。助けて!」



『祐二がいじめてくる』
と言いながら2人に近づいていく。



葵「先輩、弱いものいじめは駄目ですよ。」

海斗「(笑)」



海斗は楽しそうに笑った。



ガラガラ



そこに先生が入ってきた。



先生「あら、楽しそうね。」

美玖「先生!!」



美玖は嬉しそうに
先生に近付いていった。



先生「もう、先生はやめて。」

美玖「確かに先生は、私が中学二年生の時にこの学校をやめてしまいました。でも私の中では最高の先生なので!」



美玖は笑いながら
先生に言った。



先生「楽しそうね。」

美玖「勿論です。先生があのとき...この生徒会に入るように頼んでくれなかったら...葵ちゃん達に出会っていなかったら...たとえ廊下ですれ違ったとしても、私は今の自分に、楽しい毎日になっていませんでしたから。」



3人はその言葉を聞きながら
美玖を暖かい目で見ていた。



先生「ふふっ、かわったわね。」

美玖「はいっ!」

先生「そんな貴方達に依頼があるの。」

美玖「勿論、うけます。」

先生「ありがとう。」



美玖は先生を生徒会室に入れた。



美玖「葵ちゃん、お客様にお茶を出して。」

葵「はい、生徒会長。」



葵は台所に向かい
お茶の準備をした。



美玖「それで、依頼とは?」

先生「実はね、ストーカーで困ってるの。」

祐二「ストーカー?」

先生「えぇ。毎日、夜の10時くらいに仕事が終わって10時半くらいに仕事場から家に帰るんだけど、その途中でストーカーに....」

葵「どうぞ。」



葵は台所から戻ってきて
先生にお茶を出した。



先生「ありがとう、葵さん。」

葵「いえ。」

美玖「いくつか、質問良いですか?」

先生「えぇ。」

美玖「仕事は何を?」

先生「私が新しく、始めた仕事でね。ほら、子育てとかで忙しい人達が子供を預けたりする場所があるでしょ?それをやり始めたのよ。私一人できりもりしてるから大変だけど、子供達のお世話をするのが大好きだから。」

美玖「誰かにこの事を話しましたか?」

先生「いいえ、話してないわ。ただ、この学校の生徒達を何人か見るから、もしかしたらそれを他の先生たちとかに言ってるかも。」

美玖「誰かに恨まれるようなことは?」

先生「ないわね、」

美玖「うーん。」



美玖はしばらく、悩んだ。
が、先生に言った。



美玖「今日、学校が終わりましたら連絡をしますので一緒に帰りましょう。それで、犯人が現れたら捕まえる。」

祐二「まぁ、いいか。」

先生「ありがとう。」