コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 探偵少女 ( No.50 )
日時: 2016/10/15 01:15
名前: ヒトミ (ID: SkADFG9E)

美玖「とりあえず、今日は皆ここに泊まって。」

祐二「だな、外も暗いし。」



晩御飯を食べ終えて皆は、銭湯に向かった。



美玖「ふぅ、良いお湯だな。」

葵「会長。」

美玖「・・・・・何?」



美玖は葵の暗い声に、笑いもせず
かと言って『何、葵ちゃん』とも言わなかった。

美玖は葵の方も見ていなかったが、葵が真剣に言ってるのが
分かったのか、はたまた姉のかんなのか・・・
とにかく、葵の話を黙って聞くことにした。



葵「会長、怒ってますか?」

美玖「・・・・・どうして??」

葵「私は会長に・・・貴女に辛い思いをさせてしまいました。」

美玖「・・・・・。」



美玖は黙って話を聞く。



葵「だから、怒ってるんじゃないのかなって・・・」



葵は泣きながら言った。



美玖「怒ってないと言ったら、嘘になる。だけど・・・」



ギュ



美玖は葵を抱きしめた。



葵「!?」

美玖「私は貴方達がいなくなってから、心の中が心細くなった。友達も作りたかったけど、また失うのが怖かったから作らなかった。だからお願い、もう2度と私を1人にしないで・・・」

葵「会長。」

美玖「お姉ちゃん・・・でしょ??」

葵「あはは」



2人は笑った。



美玖「さて、そろそろでよう。このままだと風引きそうだし。」

葵「うん、分かった。」