コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 一言、私は君に【コメ募集中】 ( No.47 )
日時: 2016/12/10 17:02
名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)

「「告白」」



「でもさ、意識してくれる、でしょ?」
「ん・・・それがどうしたのよ」

「もう意識しちゃってるじゃん、呼び方変えるとかさー」

「だから今日告白しろと?言うんですか?」

そーだよー、と軽く返す美千保。私は思わず叫んだ。

「んなことできるわけないでしょ!!」


いやいやーとまたもや軽く返す美千保。
私はでも、告白してみるのも___もしかしたら・・・っと思う。

「___正直ね、私も眞城のこと好きだけどさ。でも、灯香が眞城と付き合うって言うことになったら諦められるよ」

「え・・・?」
「だって親友だから!取られるのは悲しいけど。さ、今から眞城に告白してきなさいよ!」

私は少し考える。何も行事がないのに告白って変じゃないだろうか・・・。
いや、何もないからこそ告白する・・・?




____よし。



私は、眞城くんの机に向かって一歩踏み出した。

Re: 一言、私は君に【コメ募集中】 ( No.48 )
日時: 2016/12/10 17:05
名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)

言い忘れましたが、最終話です。




「眞城くん」

私は何のためらいもなく、そして心を無にして、話しかけた。

「なに?」
「昼休みちょっと・・・」

あ、どこにしよう。
まったく準備なしに来てしまった___!!!

「その・・・ひ、」
「?・・・ひ?」

「非常階段の前に来て!!よろしくね!!」


私は恥ずかしさでその場から逃げ出す。でも、
何だかすっきりした。



「お願い、神様・・・」

Re: 一言、私は君に【コメ募集中】 ( No.49 )
日時: 2016/12/11 22:58
名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)


・・・時は流れ、緊張の瞬間。



「あ・・・その・・・」

眞城くんはよそよそしく言った。
・・・気を遣ってくれて居るんだ。


「私・・・」


「俺、灯香のことずっと好きだった」


遮るように言った彼の言葉。
私はその言葉に動揺が隠せなかった___って、え?本当に?



え?え?え?


「何そんなはてなマーク浮かべてんの」

人差し指で額を軽くつつかれる。

「わっ」


私は触られたことが何よりも嬉しかった。


___まさか眞城くんが私のこと好きって・・・そんなこと考えもしなかったけど。



私たちの間に、風が吹く。

私たちを後押しするように、風が吹く。





「私も、好きだよ!」






¥¥¥


完結。すごい終わりあっさりしすぎて面白くないですよね・・・
ここまで読んでくださった方、有り難うございました。