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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: S×S《コメ募集中》 ( No.8 )
- 日時: 2016/10/23 23:50
- 名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)
「あ、雄先輩〜おはようございます」
通りがかりの1年生(私とクラスは違う)が挨拶をしていた。
「美和ちゃんおはよ」
明るいオーラが放たれた笑顔でりる先輩は言う。
でもその横顔はどこか切ない顔だった・・・。
__いや何で?
挨拶をしていた美和っていう人が通り過ぎた後、その後ろ姿を睨んでいるりる先輩。
一体どうしたんだろう、てかギャップが強すぎて怖いと思い・・・一歩下がって二歩下がる。
「何で雄って呼ぶんだろうな・・・この苗字恥ずかしいから自分的に・・・」
「あーそういえばりる先輩って」
『こんにちは〜、りるです!りる、りる、りるって呼んでくださいね〜』
今言われれば「りる」ってのを強調していた。
まあ強調しすぎだけどね!?
「あ、そろそろHR始まるので・・・それでは」
「お〜、しーゆー」
しーゆーって言う人あんまりいない。
やっぱりりる先輩は・・・何かが変わっている。気がする。
「あれ、栗本じゃん」
「はぁ」
桐川に突然呼ばれ、私は大きな・・・大げさなため息をつく。
それも5回。はぁぁぁ。
「何なのそのため息悲しいわーてかお前今日さらに不細工じゃね」
「あんた煽り言葉それしかないよね可哀想」
確かに大体桐川は「不細工」ってしかいじってこない。
男子陣はよく桐川にいじられているみたいだけど、女子には特定の人特定の言葉でしかいじってこない。
そういうところ、無駄な・・・「無駄な」、優しさ。
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