コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 青春の過ごし方【第1部】 ( No.5 )
日時: 2016/10/30 23:29
名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)

第2話「できた友達」


「女子多い・・・」

今日は自己紹介のやり合いでほぼ持って行かれた。
それにしても多かったな・・・。

でも覚えた!!大体覚えられた・・・。

小鳥遊さん・・・綾野世さん・・・八武坂さん・・・宮地さん・・・桐生さん・・・南波さん・・・立花さん・・・鼓さん・・・日野さん・・・瀬和さん・・・常盤さん。私含めて12人か・・・。前の学校は女子だいぶ少なかったから何か新鮮で良いかも。

この下校道を通るのも初めて。
桜が咲いている・・・都会なのに綺麗___

「見てこ・・・」

「桜通」と書かれた看板がある。その先には無数の桜があった。
入学した小学生、中学生を歓迎するような綺麗な景色。
決めた、ここ通って帰ろう・・・。

「綺麗・・・」
すると私は気付く。
クラスメイトの__小鳥遊さんが居ることに。

なんて声をかければいいのか迷ったけど・・・普通に。普通に!!

「た、小鳥遊さん!」
「・・・ん?あ、聖香ちゃんんん!?」

そんなに私に桜のイメージがなかったの?、と聞きたくなるくらい予想外の表情と大声。てか小鳥遊さんって結構小さいことで驚く体質だったり・・・?すごくそんな感じがする・・・失礼だけれども。

Re: 青春の過ごし方【第1部】 ( No.6 )
日時: 2016/11/02 18:18
名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)


「聖香ちゃん・・・は家こっちなの?」
「ん・・・まあもう少し遠いですけど」

へえ、と軽く小鳥遊さんが相づちを打つ。

「でも転校生って慣れないなぁ・・・小学校の時だって転校生なんか来たことなかったからさ」
「そうなんですか・・・」

私も転校生という立場には慣れない。
でも今こうして・・・友達?として喋っていられることは、

__幸せだと・・・思う・・・。

「あ、れ?聖香ちゃんはこの道右に曲がるの?」
「は、はい・・・」
「そっか、私は左に曲がってもう少しのところにあるから・・・じゃあね」
「はい・・・」

軽くお辞儀をして見送る。
小鳥遊さんは真面目そうで、おとなしくて、でもどこか抜けているような。
比較的社交性が高そうだった。

皆こうだったらいいんだけど___