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06.


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「あなたたちは？」


少しだけ間が開き——千帆ちゃんが唐突に言う。
私は思わず「え？」と聞き返しそうになったけど……


「私は小宮波留。で、こっちが月丘来美、あっちが宮瀬蒼空」

こそあど言葉が多いのが波留ちゃんの特徴だ……。

「よろしくね」
「よろしく！」


甲高い声で言った私と、少し低めのトーンで言った来美ちゃんの声は春風に消えていった———




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今日は部活か……。

私が入っているのは女子バスケットボール部。そこそこな感じで、地方大会準優勝が私たちの記録。……私たちが1年の時にとった記録。


あの時は絢人くんに応援、来てもらってたのに——
仲良かったのに……。なんで絢人君は私のこと、嫌いになったんだろう……。



「蒼空ちゃん！今日練習試合だよ！他のみんなも集合！！」


3年生の先輩が集合をかける。
私は「はい！」と返事をし、皆のもとへと走っていった——


「今日は部員12人……か。得点係2人で分かれて練習試合を行います！」
「「はい！！」」



私のポジションはパワーフォワード。略してPF。
ゴール付近でシュートすることが多いから、攻め担当かな……。
パワーフォワードは私と1年生の子と2人。……3年生にPFの人は居なかったから、去年は私が大会に出た。



8月21日に予選リーグが行われる。

私たちはそれに向け、一生懸命練習を頑張っている……。







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予選リーグで県の4校が選ばれ、準決勝→決勝、という感じで県代表が決まる感じです。多分。
バスケのことはあんまり詳しくないです……汗