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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 白色の恋。[コメ・オリキャラ募集中☆*・:] ( No.30 )
- 日時: 2017/01/07 12:00
- 名前: ましゅ ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)
16.
———
……宮瀬が生気が抜けた目でふらふら歩いていたあの日。
部活帰りだった俺はしばらく様子を見ていた——けど、まさか電柱にぶつかりそうになるとは思わなかった……。
あの日宮瀬は、俺に笑顔を見せた。…でも声は震えていた。
目も腫れていたし、鼻もすすっていたし——多分泣いたんだろう。俺は直感的にそう思った。
いつも明るい宮瀬は俺に対して悲しそうな顔を見せたことがない。
どんなことでも笑顔でやり過ごすんじゃないか——…俺も知り合ったときはそう思っていた。
俺は一晩ずっと、なぜあの宮瀬が泣いていたのか……それをずっと考えていて、一つ思い浮かんだのが「七島絢人にふられた」ということ。
宮瀬にこう聞いて本当に当たったのには驚いたけど。
わかりやすい—と宮瀬に言ったものの、本当は単なる勘だった。…少しかっこつけたかったのもあるけど。
宮瀬は俺のことをどう思っているのか——…
答えが知りたい。
あいつの本音を1回でも…聞いてみたい。——
——*3章end
おはようございますこんにちは!2日ぶりの更新です!!
室川目線の蒼空との出会いの3章でした。
蒼空目線の室川との出会い、はもう少し物語が進んでから書きます*
4章は塔子さん、蒼空、絢人のお話。
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