コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 白色の恋。[コメ・オリキャラ募集中☆*・:] ( No.34 )
日時: 2017/01/07 13:17
名前: ましゅ ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)

18.


———




私はその声がする方を見る。

逆光で一瞬姿は見えなかったけど——段々近づいてくる姿に目をこらすと、声と姿が一致した。


「おはよ!塔子とうこちゃん!」


高城塔子たかぎとうこちゃん。校則には引っかからないくらいのナチュラルな化粧をしていて——美形で可愛い。
横で並んで歩くには気後れするほど………。



「——それで昨日のテレビが……」
「だよね!すっごい面白かった!!」


2階にある教室へ着くまで私たちは昨日のバラエティー番組について語り合った。


「あ」


突然塔子ちゃんが何かを見つけたように短い声を出す。私は「ん?」と聞き返そうとしたけど——塔子ちゃんの目線の先を見て私は空き教室へと瞬間移動でもするように隠れた。
塔子ちゃんは気付いていない。


「絢人おはよー!」
「あぁ塔子。おはよう」




七島絢人……私をふった張本人。


絢人くんの顔なんてもう見たくない……。

なのにどうして陰から見てしまうんだろう。——