いつからでせう 心を閉じることを覚えたのは貝のように 閉じていたいと悲しいのなら 傷つくのなら 心なんていらない失望するくらいなら 希望なんていらないと いつしか私は心を捨てた—そう「手つがずの宿題を前に市松は動じません」「オイッ」【八月三十一日 午後九時 夏休み残りわずかである】