コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

episode14 夏休み初日で宿題終わらす奴は裏切り者だ ( No.26 )
日時: 2017/01/27 10:56
名前: 雪姫 (ID: CWUfn4LZ)




ドロン


カイトさんはアニマルverとなって部屋の角に行きます


あの場所は ユーリさんが落ち込んだときに


よく使ってる場所なのです


カイトさんは部屋の角でうずくまってシクシク 静に泣きだしました


なんだかいつもの ユーリさんみたいなのです


カイトさんの尻尾も


シュンと垂れ下がって 動かないのです


「市松が動かせまう」
「ほら 遊んでないで宿題やるよー」
「あーうー」


カイトさんの尻尾にダイブしようと
 

飛び上がったところでユーリさんに捕まってしまったのです


おしい


モフモフがあと少しだったのに…


強制的にちゃぶ台へ戻されませう


ちゃぶ台の上には


まだやってない夏休みの宿題が並んでました


二人ふんなので結構あるです 


右から


「問題集
 読書感想文
 自由研究に工作
 絵日記 か」
「はいなのです」
「こなたのだけでも結構あるなー
 なんでもっと計画的にやらないの?」
「はいなのです」
「………こなた?」
「はいなのです」

『はいなのです はいなのです』

【そこには 永遠と『はいなのです』と言い続ける
 おかっぱのカツラを被った身代わり藁人形と
 まだいじける狼さんしかいませんでした】

「逃げられた!!
 カイトッこなたは どこ行った!?」
「狼…レッテル…」
「だーもうっ!大の男がいつまでもぐずぐすしてんじゃねーよ!!」
「…狐にはいわれ たくない」
「うっせ」











「こなたー出て来い!!」


ふふふ


ユーリさんに市松を探し出せませう?


市松の特技は


自然と一体になってステルス状態となることなのです


ユーリさんといえど 見つけることは不可能


「どこだー」


木の葉を身にまとい


両手には木の枝を持った


これぞ自然で生み出した迷彩服を着込んだ 市松は無敵なのです!


「ホラホラ 
 遊んでないでやるよ」


【市松のステルスはあっさり見破られ
 迷彩服も簡単に脱がされました】











また強制的にちゃぶ台へ連れ戻されたでせう


しかも今度は 


紐でしっかりきつめに くくりつけられたのです 


これでは逃げられないのです


「なんで宿題こんなに溜まってんの?
 オレなんて 夏休みが始まった最初の日に片づけたぜ」


【狐さんの夏休み初日 -回想-】

『ホームルームを終わりますじゃ
 皆の者 明日から夏休みじゃからとて ハメを外し過ぎるぞな?』
『『はーい』』


長く退屈な学校が終わったんだ


当然 生徒たちは一気に盛り上がる 休みだーってね


オレはそんなのムシして 問題集を広げるんだ


『勇璃ちゃん一緒にパフェでも…ってもう宿題やってるの!?』

「うん とゆうか問題集はだいたい終わったとこだよ」

『うっそ もう!?』


中学生の問題なんてラクショーだっての


簡単すぎてヘソで茶沸かしながら 皿回し出来ちゃうよ


読書感想文は読んだことある本の感想書けばいいだけだし


工作は妖力でチャチャっと出来るし


自由研究はそれっぽいこと書いとけばいいし だって自由な研究だもの


市松「絵日記はどうするのですか?」
勇璃「それも簡単 カンタン」


だってオレ 予知だってできる狐だも〜ん


予知した絶対に起こる(起こす)未来を書けばいいだけなんだから


簡単すぎるぜ 


夏休みの宿題なんて屁でもないな!


【狐さんの夏休み初日 -回想-終】


「だから夏休みはずっと遊んで過ごしてたぜ
 モブ男&モブ子たちと海で泳いだり 山でキャンプ&BBQやったりね」
「市松とカイトさんを寮に残して 
 自分一人 リア充イベを楽しんでいたのですね」
「い いやそのっ 
 超絶完璧美少女を演じていくには必要な過程であって……」
「「じぃ〜〜」」
「(っふたりの視線がイタイ)」


まぁ 別にいいのですけどね


ユーリさんが 


どこで 誰と どんなリア充イベを楽しんでいようと


市松には関係ないことなのでせう


市松は市松で


新作カレーパンをネットでググったり


カイトさんに買いにって貰って


一緒に食べたりして


インドアな夏を満喫してたので


全然 気にしてないのです



ユーリさんがリア充どもに弄ばれてても知らないのです


興味ないのです




……でも少しだけ


「あ っそれでね
 この間 町歩いてたら、モデルのスカウトされてさー」
「新手のナンパか? 気負付けろ 町は狼が多いと聴いた」
「あっうん
 心配してくれんのはありがてーけど オマエも狼だけどな」
「……シュン」


市松の知らない話を楽しそうに話してる 


ユーリさんを見てると


少しだけ 胸がチクッと痛むような気がするのです






**あとがき



社会人二年目の今日

中学生の頃の夏休みの宿題の内容忘れたー(-_-;)

どんなのあったけ? 

めっちゃ沢山あったのはおぼろげに覚えてるのですが…。 忘れたw

私もこひなと一緒で宿題はやらない派だったので(*´з`)

なので簡単に小学生の宿題にレエベルダウンさせましたw

分かりやすい! それ大事!


+PS.

小説の書き方変えてみました!

他の方の小説を覗いてみたら、なんか私の小説読みにくね?

と気づき←今更w

書き方を変えてみることにしました!

他の話も魔界造(リメイク)していく予定です!


たぶん誰も読んでなんでないと思うけど…

これからも「モノノ怪と電波少女の残念な共同生活」

をよろしくお願いします( *´艸`)