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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: うさぎラビット ( No.50 )
- 日時: 2018/07/21 09:25
- 名前: 春香 (ID: njcqYR8N)
「……や……………ま……かわ?」
湊は、ゆっくりとそう言った
「湊!」
「蒼井君!」
「あれ、俺……………?」
蒼井君は今なんで病院にいるのかわからなくなっていた
「そっか、俺階段から落ちて」
蒼井君は起き上がろうとした
「湊!無理しないで」
「………………お前誰?」
えっ?どういうこと?
「えっ?湊、私だよ美夢菜だよ」
ちょうどその時医者が来た
「………とても珍しいですが、頭を打ったせいか、一部記憶を失っている様です」
蒼井君が美夢菜ちゃんを忘れた???
「記憶喪失か………………」
《ブーブーブーブー》
電話が鳴った
「あっちょっと外に出て来る」
医者も出て行き私と蒼井君が二人きりになった
「……なあ山川そこのコップとって」
「うん」
私は蒼井君の指を差しているところにある、コップを手に取った
ちょっとよろけそうになってコップに入っているお茶がこぼれそうになった
「はっはい、」
「クククッ、」
?何か思い出したのかな?
「どうしたの?」
蒼井君はまだ笑っている
「いや、いつもの山川だなと思って」
「な、何が?」
「別に〜ククッ」
蒼井君が優しく笑った。あの初めて出会った入学式の日の様に あの、太陽の笑顔
やっぱり私は、蒼井君が好きだ
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