ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

　「ねぇ蒼井君」
「何？」
「美夢菜ちゃんのこと本当に忘れたの？」

思ってもいなかった蒼井君が、記憶喪失になるなんて

「お待たせー」
「あっ、美夢菜ちゃん」
「飲み物買ってきたよ　はい」

美夢菜ちゃんが一人一人に飲み物を渡していく

「ありがとう、美夢菜ちゃん」

少し気まずい空気が流れる。蒼井君にとったら、美夢菜ちゃんは他人だもんね…

二日後
　蒼井君は学校に通い始めた。クラスの子のことは覚えていた。忘れているのは、美夢菜ちゃんだけみたい。

「うさぎ、湊私のこと思い出してくれるかなぁ」

　力強く私は言った

「…うん。思い出すよ、絶対」