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「なぁ、レイクよ。先程時が止まったのを感じなかったか？」男は、何かに話しかけた。「う〜ん、どうだろう。それっぽかったけど、君とは止め方が違うみたいだね」それは、言葉を返した。「どのように違うんだ？」う〜ん、とレイクと呼ばれた生き物は、考えながら、「君は、一度世界を破壊して、もとに戻す間の時間を、止まった時間としているけど、さっきのは、時間の進む流れと、戻る流れとが、同じ量になったから、止められたってことだよ」‥‥‥‥‥‥
「いきますよ！転写！」左眼を閉じ、右眼でピントをあわせて、ボウガンを‥‥‥‥‥転写！
「なんだ？あいつの腕に、ボウガンみてーなのが！」転写完了。「スキル：天性の射撃」ボウガンを乱暴に打つ。だが、全弾命中している。このスキルは、一定時間投擲や、弓、ボウガンなどが、百発百中するスキルか。便利だな。「これで全滅ですかね」あっ、王女を忘れていた。「大丈夫ですか、第一王女様？」王女は、恥ずかしそうにしている。‥‥‥その後、テロ集団は、全員捕まり、事件は、無事にすんだ。だが‥‥‥‥‥‥
「レインよ、よくぞエリザベスを守ってくれた。誠に感謝する」グラディスは、頭を下げた。「頭をおあげください！お礼をすべきは僕の方です。本当にありがとうございました」 そこで、エリザベスが口を開いた。「お父様、わたくし、決めました。この方と、結婚させてください！」その場は静寂に包まれた。