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頭でも打ったのかな。王さまも混乱してるし。「えーと、どうしてですか？」とりあえず、内容を聞いておかねば。「素直に、素敵で、強いお方だからです！」典型的な惚れパターンか。断るときは、確か、「僕のような村人出身なんかと、第一王女様が釣り合うわけがないでしょう。やはり、貴族の方々や、他の国の王族等と結婚なさったほうがよろしいかと思いますが？」昔も、シャルロット王女に告白されたときは、別の言葉をいってたっけな。ここで、やっとグラディスが口を開いた。「父の身としては、認めたくは無いが、以前シャルロット王女という、我々の先祖が、冒険者に恋をしたと聞く。何にでも例外はあろう。シャルロット王女は、その者と、恋が実らなかったため、王位を自分の弟にゆずり、程なくして、行方知れずになったと聞く。エリザベス、お前にシャルロット王女のようになってほしくはない。お前の恋だ。好きにしなさい」なんか勝手に進められてる。「よろしくお願いしますね、旦那様❗」寒気が走る。ここにいてはいけない。色々不味いぞ。ルナが、怒ってる。「失礼します！ゲート！」だが、魔法が発動しない。「ここは、防犯用に、魔法無効化の術式を組み込んである。魔法は使えないぞ」仕方ないか。「瞬間移動」スキルなら抜けられたんだな。学校にいかなきゃ。宿題をためているから急がねば。