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- キミとのHappy Life【実話】
- 日時: 2011/06/15 20:49
- 名前: 緋香里 ◆Cr8XlUoa7U (ID: kcbGQI7b)
こんにちは、緋香里です。
クリックしていただき本当にありがとうございます!
この小説は、私の実体験を基にして作りました。
9割は実際にあったことを書いています。
読んでいただけたら本当にうれしいです。
下の目次から飛ぶことができます。
【目次】
登場人物:>>1 >>77 >>78 >>85
プロローグ:>>4
第1話:恋の見方>>5
第2話:ふたまた…!?>>9
第3話:決着!!>>14
第4話:2月になって…>>19
第5話:PRESENT>>20 >>21
第6話:そういうのってアリ!?>>24
第7話:2月16日>>30
第8話:2月17日>>31
第9話:2月18日>>39
第10話:ドキドキ☆運命の日>>44
第11話:結果は…!?>>55
第12話:やっぱり…?>>66
第13話:信じてたのに…>>75
第14話:やっぱそうだったんだ…>>76
第15話:やってみようかな?>>79
第16話:Wラッキー>>85
第17話:合唱祭>>93
第18話:交換>>118
第19話:そろそろなの?>>119
第20話:そうしよう>>121
第21話:緊張>>123
第22話:別れの時…>>124
第23話:返事が来た…>>125
第24話:春休み>>126
第25話:2年生>>129
第26話:4月中>>130
第27話:失ってから>>131
第28話:強がり>>132
第29話:変化>>133
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- Re: キミとのHappy Life【実話】 ( No.129 )
- 日時: 2011/05/25 22:28
- 名前: 緋香里 (ID: kcbGQI7b)
第25話『2年生』
始業式の日。
私はドキドキしていた。
新しいクラスへの期待、そして航太と同じクラスになりたいという希望。
クラス替えの票をもらって、自分の名前を探した。
“航太と同じクラスでありますように・・・!”
いったい何回この言葉を心の中で唱えたことだろう。
そして、ようやく自分の名前を発見した。
「あっ、あった!C組だぁ〜!」
私の新しいクラスはC組。
同じ部活の響子も一緒だった。
そして、私は航太の名前を探した。
・・・
・・・ない。
同じクラスじゃない。
私にはかなりのダメージ・・・
ショックすぎてテンションが下がった。
他のクラスを探したら、航太はB組だった。
愛海と柚莉奈、花香もB組。
柚莉奈とも同じクラスになりたかったのに・・・。
でも、今さら変えられるわけでもない。
あきらめるより他なかった。
始業式の帰り、椅子を持って歩いているときに航太と目があった。
「離れたね」
「うん」
ほんとに一言だったけど、久しぶりに話した。
たぶん・・・いや、修了式以来初めてだった。
私は、このままクヨクヨしないで新しいクラスを思い切り楽しもうと決めた。
- Re: キミとのHappy Life【実話】 ( No.130 )
- 日時: 2011/05/30 19:34
- 名前: 緋香里 (ID: kcbGQI7b)
第26話『4月中』
クラスが離れたことで、私と航太の接点はほとんどなくなった。
唯一残ったのはメールだけ。
私は、柚莉奈と話すために毎日B組に通った。
その時に少しだけクラスをのぞいたけど、航太はいつも多くの男子に囲まれていた。
“同性からも人気なんだ、やっぱり”改めて思ったりした。
家に帰ってから、クラスでのことを話したり聞いたり…。
たぶん毎日のようにメールしていたかもしれない。
そうやって毎日を楽しく過ごしていた私。
ただ、一瞬だけ考えてはいけないことを考えた。
“私、本当に航太のこと好きなのかな?”
距離ができたことによって生まれた不安だった。
“こんなこと考えちゃダメだよね”
そう自分に言い聞かせて、考えないように意識した。
でも心は言うことを聞かず…
“もしかしたら、別れた方がいいのかも”
私のマイナス思考はエスカレートするばかりだった。
今さら言うのもおかしいけれど、私は消極的。
おまけに重度のマイナス思考。
だから、航太と付き合えたことは奇跡だと思っている。
ただ、私の考えは甘かった。
“付き合っている”という結果に満足してしまっていた。
一番言わなきゃいけないことを言っていなかった。
- Re: キミとのHappy Life【実話】 ( No.131 )
- 日時: 2011/06/15 20:46
- 名前: 緋香里 (ID: kcbGQI7b)
第27話『失ってから』
4月16日。
“後1週間くらいで1ヶ月だ。どんなこと話そうかな?”
私はそんなことをぼんやりと考えていた。
その日の夜、メールが来た。
航太からだった。
私は嫌な予感がした。
“もしかして…”
告白の返事を読んだ時と同じくらいドキドキしていた。
中には…
「いきなりなんだけど…
冗談抜きで別れない?
でも別れるからって言って
緋香里のこと嫌いになったわけじゃないよ!
心決まったらメールして。ごめん、それだけ」
夢でしょ?
こんなの嘘でしょ?
私はこんなこと望んでないよ…
その日は信じられず、返信しなかった。
布団に入った時、ふとメールのことを思い出した。
そしたら、自然と涙がこぼれた。
私はそのまま眠りについた。
- Re: キミとのHappy Life【実話】 ( No.132 )
- 日時: 2011/08/13 17:14
- 名前: 緋香里 (ID: /f6cMoTi)
第28話『強がり』
次の日、「なんで?」って返信した。
「ごめん、いろいろある」そう返ってきた。
私は航太の返事に納得できなかった。
怒りを感じたりもした。
その時点で、別れる覚悟はあってすぐに返信できる状態だった。
でも、せっかくだから1ヶ月の日にしたくて、1週間くらい待った。
4月25日。
色々思うこともあったし、書くのをやめた内容もたくさんあった。
航太にメールを送る時、少し緊張した。
私の本心は「別れたくなかった」。
でも迷惑はかけたくないって思って別れを決意した。
メールを送ったら、心が空になった気がした。
すごく悲しかったし、すごくむなしかった。
私はこの現実を受け止めることしかできなかった。
1ヶ月。
ううん、航太を好きになってからだと半年くらい。
私はとっても幸せだった。
今までの好きとは違った「好き」だった。
初めてのことだらけだった。
いろんなことがあったけど、私はずっと航太が好きだった。
好きになれてよかった。
私は前を向こうと決めた…。
もう後ろは振り返らずに…。
- Re: キミとのHappy Life【実話】 ( No.133 )
- 日時: 2011/06/15 20:47
- 名前: 緋香里 (ID: kcbGQI7b)
第29話『変化』
航太が変わり始めたのは、別れてすぐだった。
いや、実は1年の終わりから変化していたらしい。
海香はそう言っていたけど、私は全く気付かなかった。
航太はチャラ男になった。
拓也たちチャラ男集団と1年の頃より仲良くなった。
シャツ出ししたり、腰パンしたり…
「優等生」→「問題児」になった。
昼休みになると、E組の前の廊下に大人数で座り込んで道をふさぐ。
男子にはちょっかい出すけど女子は特別扱い。
とても不思議な集団だった。
初めてその集団の中に航太がいるのを見つけた時、気持ち悪くなった。
吐き気がしてきて、しゃがみこんだ。
「何あれ…。気持ち悪いんだけど…」
「うん。何なのかな〜?」柚梨奈も言ってた。
「しかもさ、あの中に航太がいたのがショックだった」
「ありゃりゃー…。あの人変わったよねー」
「うん。何があったんだろう?」
私は「別れといてやっぱり良かったかも」と思った。
外見は最悪としか言いようがないから。
でも性格までは変化したか分からなかった。
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