コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- Tears...... 更新停止中
- 日時: 2010/08/09 19:06
- 名前: 美純 ◆dWCUS.kIT. (ID: kQLROmjL)
- 参照: 悟ったように話すけど 問いただしてみたい /YUI kiss me
( これ以上好きでいるのは辛い ) 最新>>227
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■挨拶
こんにちは、またははじめまして(*^ω^)
美純(みすみ)と言います。
今回の作品は、「Tears」です! 意味は多分「涙」です!
テーマは、「涙、一途な恋」です。淡い恋心が書けたらなって思っています(^ω^)
まだまだ未熟なので、至らない点もあると思いますが、どうか見捨てないでください><
■目次
序章>>4
第一章『Sign of start』
001>>022 002>>031 003>>041 004>>045 005>>051
006>>073 007>>074 008>>087 009>>092 010>>115
011>>124
第二章『Oath』
001>>136 002>>146 003>>152 004>>166 005>>178
006>>183 007>>189 008>>194 009>>201 010>>208
011>>220
第三章『cry......』
001>>227
■お客様
ちか様——空色様——春透様——tapi様——インク切れボールペン様——梨羅様——
I hate lie. but I am a liar.
(私は嘘が嫌い。だけど私は嘘つきなの)
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- Re: Tears...... ( No.70 )
- 日時: 2010/07/15 18:50
- 名前: 美純 ◆dWCUS.kIT. (ID: 9Bqwph5S)
■さつきちゃん
私立の授業は難しくて、頭パンクしそう…
ええ!! 以外…。頭よさそうだったのに。
でも、ランクが高いから大変なんだ(;^^)
その分やりがいはあるけどね☆
- Re: Tears...... ( No.71 )
- 日時: 2010/07/15 18:51
- 名前: ちか ◆M4/Y.eOuE6 (ID: oYpakyoC)
結構前の名前に戻した←
頭は本気でやばいよ!!
そうなのかー…
そうそ!!だからいいよね!
あ、カテキョなのでおちます!
- Re: Tears...... ( No.72 )
- 日時: 2010/07/15 18:54
- 名前: 美純 ◆dWCUS.kIT. (ID: 9Bqwph5S)
■ちかちゃん
あ、可愛い!
うはは(
頭はもういいの☆(違
だよねー(^^)
うん! 頑張って(・ω)ノ*
- Re: Tears...... ( No.73 )
- 日時: 2010/08/03 19:02
- 名前: 美純 ◆dWCUS.kIT. (ID: kQLROmjL)
006
「慧美。千早君からだって」
横の方からこそっと回されたのは、ノートを破った切れ端だった。そっと紙を開く。
〝昼休み弁当一緒に食べない? 千早〟
「千早……」
ちょっとだけ、嬉しかった。最近大地たちは二人で食べてるから、いつも一人だったのだ。
〝いいですよ。屋上にしましょうか。 さと〟
返事を書き、回してもらった。3つ隣の列の1番後ろ。私と千早は横で同じ列だ。ちらっと千早を見ると、目があった。ドキッ。
ぱっと目を逸らす。って、何意識してるんだろう、変なの。とにかく、ちょっとだけハッピーな気持ちのまま、4時間目の授業を終えた。ちょっとだけ、ね。
「はい、授業おわります。礼」
「さとー! 行こうぜ!」
即座にやってきた千早。
「あ、ちょっと待ってて下さい!」
私は鞄の中から弁当箱を取り出し始めた。
ゾクッ。
ん? なんか寒気がしたような……気のせいか。
「えー、蒼井と名取ってそういう関係な訳?」
「嘘マジ!? 付き合ってんの?」
噂に敏感な男子がそう言った。たちまち、噂が広まるのは言うまでもない。……って!!
「千早、何で否定しないんですか? 付き合ってないって——」
「いいじゃん、噂になっても」
——え?
「それより早く行かねーと、昼休み無くなっちまう」
千早はそう言い、素早く私の手を取って屋上に向かった。でも、心の中でさっきの言葉が連呼している。……そういう、意味だよね? でも、千早に限ってそんなこと……。
ゾクッ。
「っくしゅん!!」
「さと、大丈夫か?」
ああ、まただ。さっきから寒気がすごい。屋上にいるからかもだけど。くしゃみまで出てきた。
「へ、平気ですよ。鼻がムズムズしただけです」
「……辛かったら、言えよな?」
千早が私の顔を覗き込む。心配そうな顔つきだ。
「分かってますよ? でも大丈夫ですから……」
あんまり、心配されても気を使われていやだものね。
「そうか? なあ、マジで大丈夫?」
「あはは、大丈夫ですよー。心配しすぎです!」
なんて言ったけど、本当にヤバくなってきたかも……。頭痛までしてきた。でも、我慢しなくちゃ。心配かけないように。なるべく普段と変わらないように。
「あ、そろそろ授業始まる! 戻ろうか」
「はいっ! いきましょう!」
——そう、〝気持ちを悟られない〟ように……。
(さあ、偽りの私を作っていよう)
- Re: Tears...... ( No.74 )
- 日時: 2010/08/03 19:04
- 名前: 美純 ◆dWCUS.kIT. (ID: kQLROmjL)
007
「〜であるから、ここは過去進行形になるわけです。ではこの問題を〜」
英語の時間。だけど、先生の声が遠くに聞こえる。頭痛がひどく、授業に集中できない。
「……ふう。解かなくちゃ」
そう思っても、頭がうまくついて行かない。……でも寝たら当てられるし。
「蒼井さん? 何をぼーっとしているのですか? 黒板の問題を解きなさい」
あ。やっぱり当てられちゃったよ。しかも長文問題……。
「チッ……はい」
気づかれないように舌打ちをして、前に向かった。舌打ちを聞いた人は笑いを堪えている。千早もその一人。……この先生、生徒の体調も分からないのか。
カツカツとチョークを滑らせる音だけが聞こえる。無のままで、ただ文を書いていた。
「先生。できました」
「(2分。早いわね……どうせ間違ってるだろうけど)はい、説明をお願いしますね」
説明までさせるのか……。まあいいや、さっさと終わらせて、寝よう。適当に私は喋った。
「……はい、いいでしょう。正解。(これ、高2の問題なんだけど……)」
先生の心の声が聞こえるはずもなく、ふらふらっと自分の机までたどり着いた。
(倒れちゃダメ、倒れちゃ……)
せめて椅子に座るまでは、と思っていた。椅子に手をかけた。
ガッターンッ!!
手に力が入りすぎていたのか、漫画みたいに椅子と一緒にずっこけた。
「お、おいさと……だ、大丈夫かぁー?」
千早が来てくれたけど、もう笑いを堪えてるのが見え見えだ。
「ん……大丈夫、で……」
最後まで言い終わる前に、ずるっと手の力が抜け、床に倒れこんでしまった。
・
by tihaya.
「え、おい? さとー?」
漫画みたいにずっこけたさとは、椅子に手をついて起き上がろうとしたが、また床に倒れこんだ。
「——っ!?」
顔を覗くと苦しそうに息をするさとがいた。慌てて、額を触る。
——熱い……!?
「先生っ! さと、熱あるみたいなんで保健室連れて行ってきます!」
「え、あ、はい……?」
突然のことであっけにとられている先生とクラスメイトを無視して、さとをおんぶした。そして、すぐに俺は保健室に連れて行った。
——さとの体重の軽さに驚き、目の下の隈に不安を感じていた。
(悩みは外に出ない、ほんとの悩みは誰も分かりやしない)
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