コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 江戸伝 〜オリキャラ募集中です!〜
- 日時: 2010/11/06 21:55
- 名前: マイリー (ID: 1almgbsA)
3作目です。がんばって書きます!!
- Re: 江戸伝 ( No.2 )
- 日時: 2010/08/30 08:59
- 名前: マイリー (ID: 1almgbsA)
(プロローグ)
昔の江戸はとても荒れていた
どろぼう・人殺し・など、そんな悪事をするものが大変多かった
なかには化け物が出たなんて話もあった
この話は、そんな時代に生きた3人の者たちに起きた悲劇と逆襲の物語である
- Re: 江戸伝 ( No.3 )
- 日時: 2010/09/07 20:47
- 名前: マイリー (ID: 1almgbsA)
(第一話) 『悲劇の夜・・』
吉原の中には、花魁たちが住み込みで働いている店が何十個もある。そのなかで一番の売り上げを誇る玉菊屋という店があった。
__玉菊屋__
玉菊屋のなかは、もう午前12時だというのにまださわがしかった。
若塩「黛!早く妹たちを寝かしなんし!今日は、あんたが妹たちの世話をする日なんだからね!」
黛「へいへい、わかっていんすよー。若塩姉さん。」
若塩「なんだい?その返事は・・。ちゃんと返事をしなんし。」
黛「はーい!!わかりんしたよー(けっ、ちょうしのっちゃって)
妹たち「あはは!きゃはは」
黛「明日早いんでありんすからはやくねなんし!(まったくうるさいわねー、これでありんすからガキはいやなのよ)
妹たち「きゃはは、あはは」
黛「ほら、早く寝なんしって言ってんでしょーがっ!いつまでおきてんだよ!」
妹たち「ひえー わかったよ黛姉さん。寝るよー! 」
_数分後_
妹たち「スースー。」
黛(ふぅ やっと寝たよ。まったくわっちもそろそろ寝るか。あっ、そのまえに便所、便所。)
_数分後_
黛「 そろそろ寝るか・・」妹たちと姉たちが寝てい
る部屋のしょうじに手をかけたときとつぜん部屋か
ら、「ガタン」っと大きな音がした。音がしたととも
に妹たちや姉たちの「きゃーー」という声がした。
黛はしょうじと柱の間のすきまからそっと部屋の中を
見た。
黛「っっ!」
部屋の中は血だらけで妹たちや姉たちがたくさんの血
を流していた。ぴくりとも動かない。
だが部屋のすみに黒い毛なみでおおわれている大きな
化け物と血だらけの妹たちと姉たちを笑いながら見ている男がいたのだ。
この男とあの化け物が妹たちと姉たちを殺したのだと
黛は確信した。
不気味にも、その獣の黒い毛なみは、妹たちと姉たちの血で月の光できらめいていたのだ
- Re: 江戸伝 ( No.4 )
- 日時: 2010/09/07 21:56
- 名前: マイリー (ID: 1almgbsA)
(第二話) 『悲しみの夕暮れ』
江戸の片隅の漁師町に大きな声がひびいた。
「へい!いらっしゃい!いらっしゃい!新鮮な魚がいっぺぇあるぜよ!おしとつどうでぇ ? 」
その大きな声の主は、妻の澄江と一緒に魚を売っていた日佐助の声だった。
その日はあまり魚が売れなかったせいか日佐助は落ち込んでいた。
澄江「あんたどうしたのよ?そんなしょぼくれた顔して。」
日佐助「・・・」
澄江「まぁ、あんたのことだからどうせ魚のことでしょ。今日はいつもより売れなかったけどさ、もっと元気出しなさいよ!」
日佐助「わかったよ!よーしこうしちゃいられねぇ。ちっとばかしこの魚しまってくるからな。明日の準備しないとな。」
澄江「うん、わかったよ。」
__ほんの数分の事だった__
日佐助「おーい澄江!ちょと来てくれ!」
・・・・・・・・・・・・・・
返事がなかった・・ いつもなら返事があるのに・・
日佐助「おーい、澄江!・・・・っ!」
日佐助「おい!どうしたんだよ澄江!」
澄江はぐったりしていたそして背中に刺し傷があった・・
日佐助(まだ澄江を刺したやつがそこらにいるかもしれない・・)
日佐助は周りを見た。
その時、日佐助の目に止まったものがいた。
そいつは男だった。右手に血のついた小刀をもってま
るでこちらから逃げるように走っていたのだ。
その時澄江が傷口を押さえながら日佐助にこう言った。
澄江「うちを刺したのはあいつだよ・・・」
そう言いのこし、澄江は倒れた。
日佐助「おいっ!大丈夫か!澄江!澄江!」
日佐助の声が夕暮れの漁師町に悲しくひびいた・・
- Re: 江戸伝 ( No.5 )
- 日時: 2010/09/28 20:49
- 名前: マイリー (ID: 1almgbsA)
(第三話)『師匠との別れ』
江戸の隅っこに小さな鍛冶屋があった。
鍛冶屋を営んでいたのは刀作りの天才の師匠と見習いの創次郎だった。
師匠「おい、創次郎!今日はもう店じまいだ。かまどの火を消してくれ。」
師匠が額から汗を流しながら言った。
創次郎「あっ はい。」
創次郎は、急いでかまどの火を消した。
だが戻ったときには師匠の姿はなかった。
ただ、大量の血が残されていただけだった。
創次郎「師匠ー!師匠ー!」
どんなに呼んでも師匠からの返事がなかった。
創次郎は愕然とした。
嫌な気持ちが浮かんだ。
師匠は死んだのではないだろうか・・
大量の血・・
涙を流しながら大量の血を布でぬぐっていた。
血をぬぐっていたら何かの模様が見えた。
それには猫か狼のような動物の顔がプリントしてあった。
創次郎「なんだ・・・これ・・・」
創次郎は、急いで紙と筆を用意した。
念のため模様を紙に写したのだ。
- Re: 江戸伝 ( No.6 )
- 日時: 2010/09/30 20:39
- 名前: マイリー (ID: 1almgbsA)
(第4話)『出会い』
「うっ、ううっ」
一人の女が地面にしゃがんで泣いていた。
女は花魁の姿をしていた。
だが、きれいに結ってあった髪はぐちゃぐちゃで着物はところどころ汚れていた。
あまりにも汚い姿をしていたのでだれも彼女に話しかけようとしない。
だが、一人の男が女に話しかけた。
そう、漁師の日佐助だ。
日佐助「おい、あんたどうしたんだ?何でそんな所で泣いてるんだ?」
日佐助は心配そうに女の顔を見た。
女「あんたには関係ないでありんすぇ。 ほっといてよ! 」
女は泣きながら力強く言った。
日佐助「ほっとけねえよ。それよりそのしゃべり方・・ ひょっとして、あんた花魁か?」
女は少し黙っていたがふたたびこう言った。
女「・・でありんしたらなんでありんすか?ええ、わっちは花魁でありんすよ。」
日佐助「べつに!文句はねえよ。だが、あんたがあまりにも汚い物着てるもんだから心配して声かけたんだよ!」
女は自分の服装をあらためて見て驚いた。
そのとき、女の頭に着物が飛んできた。
日佐助「それでも着な。俺の妻の着物だけどな。」
女はすぐに渡された着物を物陰で着た。
女は日佐助にお礼を言いたくなった。
日佐助はずいぶん先の道を歩いていた。
女「ちょっと、待ちなんしよ!」
女はそういいながら日佐助を追った。
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