コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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私を抱きしめて好きといって(参照お願いします)
日時: 2010/10/18 00:59
名前: ハルカ (ID: q9W3Aa/j)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=19681

どーもどーも、ハルカです^^

今回は2作品目の投稿です!
もう一つはBecause you were「貴方がいたから」と言うのを書いています^^
※暇でしたら参照をクリックしてGO♪





〜本編ご紹介〜

今回は“片思い”という切ない感じにチャレンジしたいと思います!
好きな人はいつも、友達のコトしか見ていない・・・・・。だから、私なんて・・・・——。

と感じたことはありませんか?
うちも今まさにそんな感じの青春を送ってますw
少しでもそんな気持ちを感じてくれれば嬉しいです^^
では、本編へどうぞ♪




ぷろろーぐ>>1 ご紹介>>2


01>>3 02>>4 03>>7

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Re: いつもあなたのとなり、だけどあなたは ( No.3 )
日時: 2010/10/05 22:32
名前: ハルカ (ID: q9W3Aa/j)

01




校内に桜の花びらが舞い落ちる中、
昇降口前には大きな人だかりが出来ていた。

そこには私、佐々木芽亜と親友の藤野小百合もいた。




私は昇降口に貼られていたクラス表を見ていた。


“一緒のクラスでありますように・・・——”


と、願いながら。




この願いは親友の小百合ちゃんへの思いでもある。
高校最後のクラスだから。
だけど、私にはもうひとつの思いがある。





「芽亜!!私達3組だよ!!」

「えっ?!同じクラス!?」


小百合ちゃんの言葉で私達は嬉しさのあまり、抱きしめあった。
それはもうぎゅーっと。



「初めて一緒になったねぇ〜」

「うん。すっごく嬉しい♪」



でも本当に一緒でよかったなぁ。
小百合ちゃんとは中学から一緒だったのに、
一回も一緒のクラスになったことがなかった。


だからすごく嬉しいし、一緒にいられるという安心感がある。







そして、嬉しいことがもうひとつ。





———アナタと同じクラスだったこと





『12 田島 柑汰』『42 佐々木 芽亜』





嬉しすぎて、本当に幸せ。
今年も楽しい1年になりますように・・・・——




Re: いつもあなたのとなり、だけどあなたは ( No.4 )
日時: 2010/10/07 19:50
名前: ハルカ (ID: q9W3Aa/j)

02




「おー、芽亜!また一緒だな♪」

「柑ちゃん!うん♪またよろしくね」



教室に入って、自分の席に座った。
私達の席は窓側の一番後ろ。
小百合ちゃんは廊下側の一番前になった。


柑ちゃんに喋りかけられたことに、内心ドキドキしながら私は微笑んだ。
柑ちゃんが隣で嬉しい・・・・。

そう思うと頬が緩んで仕方がない。




「藤野も同じクラスじゃん」

「うん」



柑ちゃんは頬杖をつきながら小百合ちゃんを見つめた。



「小百合ちゃんの名前、覚えてたんだね?」

「芽亜の親友だろ?忘れるわけねえし」



柑ちゃんは女の子に一切興味がない人。
だからほとんど女の子の名前は覚えない。

私の場合、中学からずっと一緒のクラス。
しかも、部活も一緒。
だから忘れるもなにも覚えてしまう。



私と柑ちゃんは、“親友”とも言える仲だ。



それは嬉しいけど、
私としてはそこから抜け出したい。


ただ友達として隣に居るんじゃなくて、
“好き”だから隣に居る
という立場になりたい。







私の青春人生は、

ゆっくりと時を動かし始めたのだった・・・・・・——





Re: いつもあなたのとなり、だけどあなたは ( No.5 )
日時: 2010/10/07 19:57
名前: ♪RUKA♪ (ID: v2BiiJyf)

こんばんは!

小説、すごく気になります!

早く続きが読みたいデス☆

Re: いつもあなたのとなり、だけどあなたは ( No.6 )
日時: 2010/10/08 17:50
名前: ハルカ (ID: q9W3Aa/j)

RUKAさん

有難うございます^^
はやく更新できるように頑張りますね^^

Re: いつもあなたのとなり、だけどあなたは ( No.7 )
日時: 2010/10/14 14:44
名前: ハルカ (ID: q9W3Aa/j)

03




「じゃあ、はじめに委員を決めるかー」




1年生の入学式、そして始業式を終えて一時間目の学活の時間。
先生がそんなことを呟いた。(本当に先生か?)




「芽亜は何やんの??」

「体育委員がいいかな」

「俺と一緒じゃん!なら一緒にやろーぜ♪」




その言葉に微笑み、私は頷いた。



——ねぇ、柑ちゃん

私がなんで体育委員になりたいかわかる?



私が体育委員になりたいのは、柑ちゃんと一緒だからなんだよ?
きっと、柑ちゃんには一生わからないことかな・・・・・・。



「なに笑ってんだよ、芽亜?」

「ううん、なんでもないよ!」



ヤバイ、笑っちゃってた////
バレなかったことに安心しつつ、私は柑ちゃんに笑顔を向けた。




「けどさ、お前頭良いしなぁー・・・・。級長に推薦されるんじゃねーの??」

「私頭良くないよ!全然バカだよ・・・・??」

「お前が言っても説得力ねぇって! 実際、俺教えてもらってるし」



そんなこと言わないで欲しいなー((泣
級長になったら柑ちゃんと一緒になれないよー><


と、心の中で呟いていると・・・・・




「推薦で、佐々木さんが良いと思いまーす」



クラスの女の子がそう言った。



・・・・・・・。




えぇーー!!? 嫌だよ!!
ひとりでに冷や汗を掻きながら、ぶんぶんと首を横に振る。



「ほら、言った通りだろ?」



予想通り☆とでも言うように、にこやかに笑う柑ちゃん。
・・・・・それはそれで落ち込む反応だ・・・・。


ここで否定してたら好きってバレるしな・・・・・。
しかたないか。


私は深くため息を吐いた。


その様子を柑ちゃんが見ていた。



「佐々木、級長になってくれるか?」

「はい、よろしくお願いします」



私がそういうと、クラスのみんなが拍手を一斉にした。
は、恥ずかしいっ////




「じゃあ、男子は・・・・」

「んじゃ、俺やるー!」



・・・・・えっ???



その言葉に私は顔を上げた。



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