コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- スキだと言えたら Chapterⅲオリキャラ・キャラソン募集
- 日時: 2011/03/02 21:49
- 名前: 美桜 ◆QfbalvjOYM (ID: RV.2lxzs)
- 参照: http://pic.prcm.jp/gazo/bfB/0rHPka.jpeg
初めまして。。。
美桜といいます^^
ここでは初めてですが、温かく見守ってください。
URLをクリック!
この小説のイメージ画像です^^
イメージ画像制作のリクエスト募集中です。
また、アンケートも募集してます(>>46)。
よければご協力ください。
また、私の他小説(>>56-58)やお客様の小説を載せています。
そちらもお時間があれば見てみてください。
でゎ、スタート!!
オリキャラ応募用紙 >>010
OP・ED・キャラソン募集用紙 >>032
オリキャラ >>029
アンケート一 >>046
スレ主リンク集 >>056-58
*°†。Chapterⅰ contents。†°*(一気読み>>038)
cast >>001
prologue >>002
#1 >>003
#2 >>004
#3 >>005
#4 >>006
#5 >>009
OP【玻璃の花/Cocco】 >>041
ED【やさしさで溢れるように/JUJU】 >>039
*°†。Chapterⅱ contents。†°*
cast >>015
prologue >>016
#6 >>019
#7 >>023
#8 >>031
#9 >>033
#10 前編 >>034
#10 後編 >>042
*°†。Chapterⅲ contents。†°*
cast >>044
prologue >>045
#11 >>047
#12 >>53
☆★☆Customer☆★☆
樹 レン様
カオル君様
ひろあ様
歩羽様
三春様
ヒカル様
まっしー様
はつにゃん様(リア友)
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- cast ( No.1 )
- 日時: 2010/12/19 16:46
- 名前: 美桜 ◆QfbalvjOYM (ID: aUzRFwNt)
cast
纐纈 美維子/Hanabusa Miko(15)♀
宮戸 藍斗/Miyato Aito(現15)♂
風早 裕人/Kazehaya Yuto(15)♂
佐々木 瑞姫/Sasaki Mizuki(14)♀
- prologue ( No.2 )
- 日時: 2010/12/10 21:39
- 名前: 美桜 ◆QfbalvjOYM (ID: gdQ75u9F)
prologue
恋を避けていた少女。
恋は良いものだと教えた少年。
その二人の恋物語-----…。
出会えてよかった。
スキになってよかった。
貴方がダイスキ、ダイスキ-----。
ずっと傍にいたい。
ずっと貴方を見ていたい。
ずっと、ずっと----------。
- #1 ( No.3 )
- 日時: 2010/12/10 22:10
- 名前: 美桜 ◆QfbalvjOYM (ID: gdQ75u9F)
#1
あの日、私は心に決めた。『もう恋はしない』と。もう悲しい思いをしたくなかったから。もう大切な人を失いなくなかったから。もう寂しい想いをしたくなかったから。私の恋の相手はあの人だけでいい、と。あの人以外は-----恋なんてできない。
今日は、朝から教室が賑やかだ。なぜなら今日は、転入生が来るから。そして、騒いでいる大半が女子。言うまでもないが、転入生が男子だから。あっちこっちで、「イケメンかな??」とか「性格良い子が一番だってー」という声が聞こえてくる。まったくうるさいものだ。
「美維子は楽しみじゃないの?」
私の親友で幼馴染-----笹城瑞姫が声をかけてきた。
「べっつにぃ〜」
「美維子……。アイツもことはもう忘れなよ」
アイツ-----彼氏で-----私と瑞姫の幼馴染。瑞姫だけが、私の思いを知っている。
「やだよ…。アイツを忘れたら、私、アイツを---藍斗を裏切るみたいじゃん。そんなのやだから、私の恋の相手は藍斗だけでいい」
瑞姫は、呆れたようにため息をついて、自分の席に戻って行った。そして、少しすると本鈴が鳴り、先生が入ってきた。
「じゃあ、席つけよー。みんな知っていると思うが、このクラスに転入生が入ってくる。おい、風早。紹介しろ」
「はーい !! えっと、俺は風早裕人。みんなよろしく !!」
転入生の顔を見た。そして、私はハッとする。なぜなら…。頭から3cm程の短髪。キラキラした、好奇心旺盛な瞳。制服の着方も、全部が全部そっくりだった。
事故で亡くなった彼氏、宮戸藍斗にそっくりだった----------。
- Re: スキだと言えたら Chapterⅰ ( No.4 )
- 日時: 2010/12/12 10:15
- 名前: 美桜 ◆QfbalvjOYM (ID: 2pqBpCaH)
#2
あの時の記憶がよみがえる。それは、私と藍斗と瑞姫が中一のころだった。私たち三人は幼馴染で、小六までは、いつも一緒にいた。でも、中学校に入ると、三人はクラスが離れ、それぞれに友達ができていた。それでも、私は二人のことが好きで、そして藍斗には小さいころからの恋愛感情は、変わらずにあった。
私は、藍斗がスキだった。小さい時に出会ってから、ずっと。藍斗とずっといたかった。それが、中一になって叶ったんだ。私は、告白なんてするつもりはなかった。けど、藍斗から言ってくれたんだ。「ずっとスキだった。これからもずっと」って。次の日から私たちは、“カレカノ”になった。毎日が幸せで、幸せすぎて……。
「瑞姫、おっさきぃ !! 瑞姫も早く彼氏つくってデートしなよ?」
「むぅ。美維子ずるいぃ……。藍斗よりイケメンな彼氏作っちゃうから !!」
そんなやり取りを瑞姫として、私は藍斗とデートに行った。中二の時だった。その日は、なにもかもが上手くいくと思っていた。あの時までは-----…。
「んじゃ、風早は纐纈の隣な」
と先生。や、待ってくれやい ! こんな感情がこんがらがっているときに !!
「よろしく !! 美維子♪」
いきなり呼び捨て !? しかも下の名前って……。どんなに顔が似ていても、性格は藍斗とは違った。私、なに期待してるんだろう? 宮戸藍斗は、私の心の中にしかいない。代りの人間なんて、存在しないんだから……。
裕人は、やたらと私に話しかけてきた。正直ウザい。しかも担任が「風早に校内を案内してやれ」なんて言うし……。今は、その校内案内の真っ最中。
「えっと、ここが音楽室でその隣のここが…」
「なぁ、美維子」
「…下の名前で呼ぶのやめて」
「んでだよ〜。それより、美維子朝から悲しい顔してたから、なんかあったのかなぁ、と思って」
悲しい顔、と聞いて藍斗のことが頭に浮かんだ。私、悲しい顔してたんだ……。気付かなかった。
「俺、美維子に笑顔におなってもらいたくってさ !!」
そう言って笑った裕人の顔は、やっぱり藍斗にそっくりだった----------。
- #3 ( No.5 )
- 日時: 2010/12/13 22:06
- 名前: 美桜 ◆QfbalvjOYM (ID: 2pqBpCaH)
#3
こんなの……信じたくない。私が想っているのはアイツだけ。アイツだけが私の彼氏で、アイツだけが私の大事な人なんだ。だから、絶対に、そんなことは…………ないんだ。----------私が裕人をスキだなんてないんだから… !!!
「ホームルーム始めんぞー」
担任が言うと、さっきまでざわついていたクラスの子たちが、一瞬だけ静かになる。一瞬だけ、だ。それにしても、今日も朝から女子たちが騒がしい。もちろん、裕人に対してである。
「わっかんないなぁ、なんだってそんなに藍斗にこだわるの? そりゃ、藍斗は良い子だったし、美維子にベストな彼氏だったけど…。藍斗だけ見てても、美維子は前に進めないよ…?」
瑞姫は、裕人が転入してからずっとそんなことを言っている。
「進めなくったっていいんだ。私には…私に必要な男子は、藍斗だけなんだよ」
私はそのたびこうやって言い返した。
「え〜? 裕人君いいと思うんだよなぁ〜。外見は藍斗にそっくりだしぃ、運動もできるしぃ、頭もいいしぃ、みんなに優しいしぃ♪ ダメなのかなぁ、裕人君はぁ?」
瑞姫…。何故にそこまでに人格が変わるのか…。
「美維子ー。数学のここ教えてー?」
裕人が走ってこっちにやってきた。手には数学のドリルを持っている。
「やだ」
「えー、ケチー」
「教えてやりなよ、天才的秀才の美維子ちゃん♪」
瑞姫が横から口を挟んできた。
「じゃあ、瑞姫がやればいいじゃん」
「私、あったま悪いし☆」
瑞姫が黒く見えるんですけど。気のせい…にしておこう。うん。
「ね? だから教えてあげなって、み・い・こちゃん !」
バンっと、瑞姫が私の背中を押した。
「え? あ、キャッ… !」
私は裕人の方へ滑って、そのまま-----私は-----…。
「青春ですなぁ」
呑気に瑞姫はそう言った。
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