コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 2重人格〜片方は俺様でOK?〜
- 日時: 2010/12/14 18:32
- 名前: spade☆ ◆K7Ld0w0CwU (ID: t4UbSZne)
わ〜、久々に新作出すかも☆★
できれば『チビで生意気な彼氏!?』ってのも見て欲しいです♪
まだ完結とまでは行ってませんけど^^;
改めて!!spade☆(スペード)っていいます♪
気軽にスペード☆とかspade☆とかって呼んで下さい!!!
今回のは2つの顔を持つ彼との恋を書いてみようと思いました(^−^)
2重人格書くの好きなんですよ)←おい。。。
ぜひ見て下さい(●^o^●)
- Re: 2重人格〜片方は俺様でOK?〜 ( No.1 )
- 日時: 2010/12/14 18:56
- 名前: spade☆ ◆K7Ld0w0CwU (ID: t4UbSZne)
(^−^)登場人物(^−^)
風山 夏穂(カザヤマ ナツホ)♀
☆男女共に友達が多い。男子の中でも特に席が隣になった龍起と仲良くなる。段々と意地悪されるようになって気持ちが動いて行く。『嫌いになって行ってるんだ』と思っている夏穂は自分が逆に『好きになって行っている』事に気付いて行く。告白しようと決めた日、彼の席の周りには女子がいっぱい!?告白する勇気を無くして行く夏穂は・・・。
崎澤 龍起(サキザワ リュウキ)♂
☆女子という存在がかなり嫌いで一方的に話しかけて来る女は容赦なく無視攻撃。そんな中隣の席で静かに読書をしている夏穂に目が行く。龍起は何故か彼女から切ない気持ちを感じた。実は夏穂は元彼と別れ大きなショックを受けていた。そんな夏穂をからかって行くうちに好きになっているのを気付いた龍起は!?
佐々木 瀬理奈(ササキ セリナ)♀
☆夏穂の第1親友でとても親切。夏穂の切ない過去を聞いてくれた1人でとても感情豊か。瀬理奈も友達が多くて夏穂の相談相手に用いた。そんな中、実は瀬理奈は龍起が好きだった!?夏穂が龍起の相談をした時かなり動揺した。でも好きな気持ちを隠して応援してあげた瀬理奈は・・・!?
久保田 雅寿(クボタ マサカズ)♂
☆かなり意地悪で生意気な夏穂の元カレ。龍起と同じクラスになった事があったが、その時はまだ夏穂と付き合っていたので問題は無かった。中3になって夏穂・龍起・雅寿が一緒になり、夏穂の相談を聞いた龍起は雅寿に手を出すようになる。龍起にワケを聞いた雅寿は夏穂を・・・。
- Re: 2重人格〜片方は俺様でOK?〜 ( No.2 )
- 日時: 2010/12/14 19:25
- 名前: spade☆ ◆K7Ld0w0CwU (ID: t4UbSZne)
・。・第1話・。・
私、風山 夏穂には切ない過去がある。
中1の頃のある放課後・・・。
『夏穂・・・、ゴメン別れよ・・・』
『ど、して・・・?ねぇ雅寿ぅ〜・・・』
涙目で雅寿・・・、元彼を見上げた。
彼の顔は今までとは違う強張った表情だった。
『もう無理なんだ、受け入れてくれよ夏穂・・・。悪ィ・・・』
『私、雅寿に裏切られた・・・って事にしとくから!私の生きがいは雅寿だったのに!!雅寿が私を裏切り殺したようなものよ!!・・・サヨナラ、もう彼方には会わない・・・、ううん、会えないから・・・』
そう言って走り去ったあの日。
正直追いかけて来て欲しかったのかもしれない。
「夏穂ッ」って呼びながら支えて欲しかったのかもしれない。
あの日の私は学校を抜け出し河原に向かって行った。
自殺する気だった・・・。
『生きがい』=『雅寿』だったのだから。
雅寿が支えてくれない今、私に生きる道そして未来は無い。
飛び込んでしまおうと橋の上まで駆け上がり、橋の上に足をかけた・・・、その瞬間。
『危ねぇよ!ソコから降りろ!お前が死んだら瀬理奈たちはどうすンだよ!!!!』
雅寿と同じクラスに居た崎澤 龍起が立っていた。
まだ仲良く無い頃だ。
しかも違う小学校を卒業している。
崎澤が立っている事にあの頃は動揺した。
結局、崎澤の言う事に従って学校に戻った。
部活時間だったから普通に入る事ができた。
『・・・どうしてあんな事しようとしたんだよ?・・・言いたくねぇなら聞かねぇ』
私は静かに頷いた。
『そか、聞かねぇ方がいいか・・・。もうすンなよ』
陸上部であった彼はまた外に走り出した。
「お〜い!久保っちの元カノ〜」
あの日から数日が経って雅寿と別れた事を龍起に言った。
それからは「元カノ」って傷つく言葉ばっかり言って来る龍起。
今思えば言うんじゃなかったな〜って。
ソレが繰り返されて今の中3になった私が居る。
正直言うと、私は龍起が好きなのかもしれない。
からかわれてるのに嫌な気しない。
そう思うようになったある日。
吹部の私は音楽室に向かった。
1番乗りと思った私の耳にケンカの声が響く。
少しドアを開けて聞く事にした。
「お前、夏穂と別れてなんとも思わねぇのかよ!?」
「2年も前だろ?アイツも忘れてるって」
「忘れるワケねぇよ!初彼ってのは忘れたくても思っちまうモンなんだよ!!」
「へ〜、夏穂がそうだとは限らないよ。俺、夏穂の事は普通に忘れちまった」
「テメェ・・・」
気が付いたら私は走り出していた。
- Re: 2重人格〜片方は俺様でOK?〜 ( No.3 )
- 日時: 2010/12/14 19:26
- 名前: 清水 (ID: OYLS3/iM)
どもw
なんだか面白そうな小説ですね。自分も二重人格とかメッチャ好きなんですよw
頑張ってくださいね^^
- Re: 2重人格〜片方は俺様でOK?〜 ( No.4 )
- 日時: 2010/12/14 19:44
- 名前: spade☆ ◆K7Ld0w0CwU (ID: t4UbSZne)
・。・第2話・。・
パシッ!!
「ひどいよ!あんなに好きだって言ってくれたじゃない!!」
いつの間にか私の手は平手で雅寿の頬を直撃していたようで———・・・。
「夏・・・」
「雅寿のバカ!!!!!」
私の中学校生活、雅寿のせいでメチャクチャだよ・・・。
そう思いながら部活に出れない事を先生に伝えた。
その日は早退して家に帰った。
「私ドキドキしてるの?誰に・・・?雅寿に?・・・だったら私、相当なバカだよね」
そう呟きながら毛布に潜り込んだ。
気付けばもう8時。
父母は仕事で帰りが遅く、夕飯も遅い。
それまでは普段勉強してるのに寝ちゃってた。
でも寝たせいで少しスッキリした。
そして考えていた事がすべてまとまった。
『私、明日龍起に告る』
最終的に出た答えだった。
雅寿と別れて、死のうとした私を救ってくれた龍起。
あの頃から好きだったのかも・・・。
そして次の日・・・。
昨日出来なかった宿題を済ませて早めに学校に向かう。
だけど、長い信号のせいでかなり待たされた。
大急ぎで学校に着くと当然の事、龍起は来ている。
走って教室前まで行くと女子がうるさい。
見てみると女子が龍起の机に溜まっている。
「ね〜ぇ龍起〜」
「・・・・・・・・・・・・」
「昨日音楽室で言い争ってたって聞いたけど誰と〜?」
「テメ〜に話す気ねぇよ・・・」
そう告げた後、黙りこくってしまった。
そんな女子を避けて机にたどり着く。
予鈴が鳴ろうと帰りはしないしつこい女子。
先生が来てやっと帰って行った。
・・・放課後にしよ。
私は長い授業を魂が抜けた状態で受ける。
その時、隣の班から丸められた紙が1枚・・・。
広げてみると・・・
「今日放課後東校門で待ってる」
誰からか書いてない名無しの手紙・・・。
今日はもう告白やめよ。
名無しの手紙を信じて放課後は校門に行く。
行ってみると、男子生徒が1人。
・・・アレ?あの人・・・?
「お、来たかぁ〜」
「あ・・・?れ?」
呼びだした手紙の差出人=龍起だった。
私は唖然とする。
「悪かったな、部活あンのに呼びだして・・・」
私は静かに首を横に振る。
すると、優しい笑顔で龍起がほほ笑んだ。
そして静かに口をあける。
『・・・俺、夏穂が好きだ』