コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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Multiplex Cross Point─S2─
日時: 2011/01/10 13:28
名前: インク切れボールペン (ID: S20ikyRd)

遂にSeason1が完結しましたッ!!
…と、完結の余韻に浸ってます、インク切れです。
駄作の制作者である私が、今回はMultiplex Cross Point─Season2─の執筆を試みています。
様々な方に支えられ、遂に此処まで到れました。
この作品を全霊を以て執筆しますので、よろしくお願いします。

前作 Multiplex Cross Point─Season1─ >>1
登場人物(Multiplex Cross Point) >>2

─本編─

Part1 会談予定 >>7
Part2 追憶 >>12

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Re: Multiplex Cross Point─S2─ ( No.5 )
日時: 2011/01/06 21:58
名前: ぴの ◆EAM9lqlcNY (ID: YuPjYlyf)

2、2!ですねっwww
おめでとうございます、待ってましたよ!!w
過去の事件の真実が分かる?と思い楽しみですw
こちらの方でも応援してます、1話頑張って下さい〜ッ

Re: Multiplex Cross Point─S2─ ( No.6 )
日時: 2011/01/06 22:56
名前: インク切れボールペン (ID: uUme72ux)
参照: 風邪が流行ってるんで、ご注意を。

瑚雲さん。

速攻ですかw
恐縮です、本当に。
鬱陶しいなんて事は無いですよ、感謝です。
神々しさに欠けますが、全霊を以て執筆を致します。
ありがとうございます。

夜風さん。

何とか此処まで辿り着けました。
本当にありがとうございます。
これも一概に読者様方のお陰です。
お気に入り、ですか。
ではでは、期待に応えられる様に頑張りますねw

ぴのさん。

何とか此処まで到達です。
ありがとうございます。
そうですね、過去の事件の"真実"が解ります。
そして、様々な人物の微妙な関係や、その正体も。
波乱に満ちた展開を頑張って描いて行きますねーw

Re: Multiplex Cross Point─S2─ ( No.7 )
日時: 2011/01/07 12:39
名前: インク切れボールペン (ID: uUme72ux)

Multplex Cross Point─SeasonⅡ─ Episode1

Part1 会談予定

”灰燼の風”との戦いから一ヶ月が経った。
季節は晩秋から冬に変わり、曇天からは蕭々と粉雪が降っている。
”真の敵”。
その存在を知ってから一ヶ月の期間を経て、”荒廃せし失楽園”の魔術師達は戦いの準備を進めてきた。
ダージスが命を懸けて魔術師達に知らせた”真の敵”との対峙の為に。
だが、状況が一変する。

「ふざけんじゃねぇッ!!」

聞き慣れぬ、柚葉 クロトの怒声が響き渡る。
音源は、魔術組織”荒廃せし失楽園”が本拠を構える建物の会議室と呼ばれる部屋から。
組織の長を務める、ひょっとこ仮面は仮面の奥の瞳を動かし、憤怒の感情を滲ませるクロトへ視線を投げ掛けた。
会議室の机に凄まじい勢いで拳を叩き付けた彼に。

「俺の言った言葉が解らなかったか?」

一触即発の雰囲気が会議室を支配する。
”これからの進退を決定する”という内容の会議が豹変し、集まった魔術師達は沈黙を守った。
発言が可能な状況では無いからだ。
普段は飄々とした態度のクロトが憤怒の感情で豹変し、総帥に喰らい付いているのだから。
もう一度だけ言うぞ、とひょっとこ仮面は言う。

「”魔導連邦”の要請で”灰燼の風”との決戦についての報告の為に会談を行う、との事だ」

全ての魔術組織を統括する魔術組織。
その存在こそ”魔導連邦”。
それは、かつてクロトが属していた”賢者の矛”という魔術組織を壊滅させた組織。
だが、彼は”荒廃せし失楽園”と”魔導連邦”の会議に反対は唱えなかった。
彼が憤怒の感情を見せてまで反対を唱えたのは、

「…その会議に俺を連れて行くってのは、どういう了見だ」

彼の言葉に、ひょっとこ仮面は飄然と答えて見せる。
君だからこそだ、と。

「俺が奴らに抱いてる感情を知ってって、そんな事を言ってんのか!?」

「連邦との会談で君が憤怒を撒き散らすとでも言うのか。君は其処まで自分の感情を御せぬ人間だったか?」

飄然と、ひょっとこ仮面は言葉を続ける。
畳み掛けるが如く、憤怒の感情に身を任せるクロトへと。

「俺は君の”事情”を知っている。だが、君は感情を御する事が可能な人間だろう。だからこそ、君を選択した」

この会談に臨むべき人間の一人として。
ある意味、その言葉はクロトにとって、過去との対峙を意味している。
彼には自信が無かった。
かつての仲間達を殺した組織の者達と相対し、冷静でいられるという自信が。
仮に会談に赴き、自分の憤怒の感情を御せず暴発したら…。
そんな風に考えると、クロトは恐怖に駆られた。
だからこそ、同伴は避けたいと願っていたのだ。
ひょっとこ仮面から「お前は来なくて良い」という言葉が欲しかった。
そんなクロトの思考を知りながら、敢えて仮面の男は飄然と告げる。

「決定事項を変える気は無い。クロト、俺に付いて来い。…己の過去と対峙する為に」

ひょっとこ仮面の言葉に、クロトは肯かなかった。
否定の言葉すら吐かず、彼は会議室の扉を勢い良く蹴破って、逃げる様に外へと去って行く。
その背中を、魔術師達は呆然と見送る事しかできなかった。
静寂が抱擁する会議室に沈黙だけが過ぎる。
ふと、その沈黙を打ち破ったのは、ひょっとこ仮面だった。

「会議を閉会する。諸君は譜条市の治安維持に務め、職務を全うする事。解散!!」

会議は終わった。
過去との対峙に恐怖を抱いた一人の青年を欠けさせたまま。

Re: Multiplex Cross Point─S2─ ( No.8 )
日時: 2011/01/07 18:05
名前: 瑚雲 ◆6leuycUnLw (ID: jQHjVWGa)

そうだったんですか・・・。
なんか最初から驚かせてもらいましたねーw
クロトはどうするんでしょうか・・・、かなり気になりますw

更新頑張って下さい(*´ω`*)

Re: Multiplex Cross Point─S2─ ( No.9 )
日時: 2011/01/08 18:31
名前: 棋理 (ID: PWqPGq9p)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode

お久しぶりです。
元佳澄です。

しばらくの間来られなかったのですが、
シーズン1完結おめでとうございます!
シーズン2もとても楽しみにしています^^
また私をドキドキさせてください!!((殴

更新、頑張ってください^^


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