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グラフィティ
日時: 2011/03/07 19:19
名前: りがと (ID: ZtEKXS3z)

僕等には、話したいことがいっぱいありすぎて

いつまでたっても本題には入らなかった

ねぇ、いつになったら言ってくれる?

なぁ、いつになったら言おうか?

中高一貫高で出会って

似たもの同士で、すれ違うことは無かったのに

これだけはすれ違ったんだ

【登場人物】

・三城 舞(14歳)
主人公で、純と付き合っている
ドジで明るい。体が弱い
黒髪天パ

・黒島 純(17歳)
準主人公で、口に出さないけど
舞を溺愛している。
黒髪天パ

・朝木 健斗 (養護教諭)
舞が好きらしい。
いろいろ邪魔をしてくる。
茶髪の短髪

・里仲 リコ (14歳)
舞の親友。帰国子女

・吉田 架蹴 (17歳)
純の親友。いろいろと
怖い人らしい。

・三城 雅祈(19歳)
舞の兄。サッカー部に所属していた。
結構妹思い。

コメント待ってます^^

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Re: グラフィティ ( No.1 )
日時: 2011/03/07 19:21
名前: りがと (ID: ZtEKXS3z)

深夜2時、寝付けない私は、いつも純に電話する。

『もしもし、純?』

最初のころは迷惑かななんて思っていたが、

純は夜行性らしい。

『ん?どした、てか、大丈夫だったか?偏頭痛』

『うん、大丈夫だったよ、数学のテストやばいかも・・・・』

『まじか・・・・あっ朝木になんかされたか?』

『されてないよ?何で?』

良かった、大丈夫みたいだな。

『いや、それならいいんだ、今日は寝れそうか?』

『・・・・・・zzzzzz・・・・zzzz・・・』

寝るの早いよ・・・・

『切るぞーおやすみ』

良かった、何も無いみたいだな。

朝木の宣戦布告から6日がたった。

「覚悟しとき、いつか、奪ってやるかんな」

教師が生徒を好きになっていいのか?

ああ、思い出しても腹が立つ。

「チッ・・・・・」

ムカついて、枕を蹴飛ばした。

そして、足を打った

「いってぇ〜・・・・・」

・・・・・・・

「舞、おはよ」

毎朝、舞を迎えに行く

「あ、おはよっ、じゃあいってきまーす」

舞の母親が出てきて、いつも

「舞をよろしくね、純君」

「はい、わかりました」

毎日同じ会話が繰り返される。



「舞、昨日電話の途中で寝てたろ」

「あ・・・ごめん」

「いいよ、久々じゃない?寝れたの?」

「うん、でも何回か寝たり起きたり繰り返しちゃって」


「おー三城、大丈夫かぁ?」

後ろから聞こえる忌々しい声

「あっ、朝木先生」

「あ、黒島も、」

むっかつく・・・・

「おはよーごぜーまーす」

「三城、あとで保健室来いよ」

どうせロクなことじゃない

「わかりました」

「じゃあな、遅刻すんなよ」

そして朝木は舞の頭を撫でた

なんだ、アイツ

「うえっ!きしょい」

そういいながら撫でられた頭を掃う舞。

「舞、お前おもしろいわ」

「そうかなぁ、だって本当にきもいもん」

本人がいる5m前で悪口を言う

素直すぎる

そこが可愛いくて好きなんだけど

でも


言った事ないんだよな

「好きだ」って。






Re: グラフィティ ( No.2 )
日時: 2011/03/04 20:12
名前: りがと (ID: ZtEKXS3z)

〜健斗目線〜

「舞華・・・・」

俺は病気で死んだ彼女が忘れられなかった

他の女で開いた穴を埋めようとしても

一夜の関係で終わってしまう

もう一度

夢でもいい、嘘でもいい、幻想でもいい

君に会いたい


まだ、健斗が、舞のことを知らなかった時

舞と純が付き合う一日前の事

暖かい日差しが差す保健室で、一人の教師がつぶやく

「ふぁぁぁ・・・・誰か怪我して来ないかなぁ」

暇過ぎて、ケータイをいじることにした

「あ、ハルカから来てる・・・・うわ」

デートのお誘いだ、その日は恵比須の彩奈とのデートが入っている

「(ごめん、その日は仕事だ。今度のデートでお前の好きなシャネルのバック買ってやるから)
っと・・・・・これで大丈夫だろう・・・っへっくしょんっ!」

大きなクシャミと一緒に、大きなミスを犯してしまった。

「(グループ1 彩奈さんにメール送信中)えっ?ちょい待てっ」

大変なことだ、確か彩奈はシャネルが大嫌いだった。

「やばい・・・・どうしよう」

五分後、彩奈から返信が来た。

「もういいや・・・・シカトシカト」

マナーモードに切り替える、これで大丈夫だ

「あーーーーーーーーーーー女うぜぇっ!」

仕事中と言うことを忘れて、思わず保健室で叫ぶ。

「・・・・・す・・・すいません・・・」

え、誰か居たのか?

入り口を見ると、涙目で突っ立っている、見た目小6の女子生徒

あちゃー・・・・・オレのイメージが・・・・

「あ、えと、・・・・どうしたの?」

顔を見て、俺は凍りついた、嘘だろ?舞華?

「お腹が痛くて・・・・」

「あ・・・えっと、まず熱計って、中等部だよね名前は?」

「三城 舞です」

名前は違った

もう一度顔を確認する。

やっぱり舞華そっくりだ

「先生、ちょっと休んでもいいですか?」

「え、ああ、熱もあるみたいだし、放課後まで寝てなさい」

顔が直視できない。



「・・・・・」

俺は舞華と女子生徒を重ねて見るようになった

たぶん恋じゃない

これは恋じゃない

自分に何度も言い聞かせた

ケータイに入っていた女のアドレスをすべて消した

消した女からのメールは一通も来なくなった

「やっぱ、気が楽だ」

両方とも強がって、喧嘩した

仲直りしたが、その時舞華が流していた涙が忘れられない。

いつも俺は舞華に強い女と言っていた。

最期の日に

「あれ、今日は「お前は強い女」って言わないの」

と一言だけ言われて、病室から出された。

俺が出た5分後に舞華は息を引き取った。

強い女の最期の強がりだった。

今更気づいても遅いが、アイツは弱い女だった

デートの時は必ずと言っていい程風邪をひいて

俺の家に泊まりに来た時は生理痛でほとんど寝ていた

「ばか・・・舞・・・華」

仕事中なのに涙が止まらない

二人とも弱い奴だ

どっちも強くない

それを気づかれたくなくて

強がって

似たもの同士だから、喧嘩して

仲直りして、笑って

もう戻ってこない

戻りはしない

「・・・・先生?」

泣いているのを気づかれた

「あーごめん、あくびして泣いてんの」

「嘘、悲しいから泣いてるんですよね?分かりますよ」

そしてスッとハンカチを出した

ごめん

ごめん

ごめん

ごめん舞華

俺はお前以外に好きな人が出来た

相手は女子生徒

そんなこと言ったら怒るかな

「失礼しまーす、三城大丈夫か?」

「あっ先輩・・・・」

舞の顔が赤くなる。

ふん、そういうことなのか。



勝手に敵対心を男子生徒に向ける

そして次の日、風の噂であの二人が付き合ったらしい

こういうときは素直に祝ってやったほうがいいのか

なんかムカつく

そうだ

邪魔してやろ♪

ラブラブなカップルを邪魔する役があったほうがおもしろいはずさ

それから俺の楽しみは、女遊びからカップルの邪魔役
になった。

こんな俺を見て、舞華はこう言うだろう

「そんなんだから、保健室に誰も近づかないのよ」

誰も来ないのはそういうことだったのか。

Re: グラフィティ ( No.3 )
日時: 2011/03/04 19:22
名前: \ひ (ID: g8t52Hd5)

こんばんわ!

コメントありがとうございました^^

プロローグの書き方が、かっこいいなぁと思いました。
私もこんな風にかけたら——・・・。www

舞ちゃん可愛いですね^ω^
これからも更新頑張ってください

Re: グラフィティ ( No.4 )
日時: 2011/03/04 20:19
名前: りがと (ID: ZtEKXS3z)

\ひ 様

コメントありがとうございます^^
そんなこと言ってくださるなんてうれしいです
\ひ 様の更新楽しみにしてます^^


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