コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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【ぶるぶる】絶対神道ギリシアちゃん【十二夜完成!】
日時: 2011/09/16 16:24
名前: 王翔  (ID: oq/GQDEH)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=11172


◆鬼退師付き海賊銃乱戦風◆
(↑ 今はこっちがメイン)


こんにちは、王翔です。
イラスト受付とかファンアート受付とか、妖怪を払えない道士の奴です。
感想、コメント募集中(`・ω・)


これは、ギリシア神話をモチーフにした話です。
と言っても、実際のものとは関係ありません。
弱冠バトルあり(?)

ギリシア神話大好きです。
ほぼ同じ内容なのに何冊も本を買ってしまう奴です。

◆◇執筆中の小説◇◆

複雑ファジー  ◆鬼退師付き海賊銃乱戦風◆
シリアスダーク welcome to heaven 天国へようこそ



登場人物(増えるよ!)

ギリシア >>34


◆◇目次◆◇

プロローグ >>1

#01 >>2  #02 >>4 #3 >>8 #4 >>9 #5 >>17 #6 >>35 #7 >>43 #8 >>51 #9 >>59 #10 >>62 #11 >>68 #12 >>76



◆◇お客様◇◆【12名】


とってもスイーティ様
通りすがりのストリート・ウィズ様
★逢夢☆様
meta-☆様
光様
ミルクチョコレート様
音々様
由羽様
七星 空★様
あんず様
ガキ様
沙蓮様
マカチ様
◆◇画集◇◆


表紙絵(ギリシア、ヘルメス)>>12

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Re: 絶対神道ギリシアちゃん【参照200突破】 ( No.58 )
日時: 2011/09/02 13:52
名前: 王翔  (ID: u4ehXYUD)
参照: http://ameblo.jp/686-7777/

第九話


 編集中。

Re: 絶対神道ギリシアちゃん【参照200突破】 ( No.59 )
日時: 2011/09/02 19:39
名前: 王翔  (ID: V9.d7PSD)
参照: http://ameblo.jp/686-7777/

第九話



 漆黒の闇が空を覆い尽し、月の美しさがいっそう際立つなか、ギリシアはヘルメスに続き、とある川の前に来ていた。
 穢れを寄せ付けない、神秘的な輝きを放つ川は静かに流れていた。
 ギリシアは、難しそうな表情で首を傾げる。

「ここ、何ですか?」
「ちょっと待ててね。もう少しで来るから」
「来る?」

 もう一度、川の方へ目を向けた。
 青白い光に包まれた、人影が向こう岸から川の上を歩いて来る。
 長い髪の女性だった。
 だが、青白い光に包まれていることから普通の人間とは言い難い。
 
「ひえ!?」

 ギリシアは、ヘルメスの後ろに隠れる。
 それに対して、ヘルメスはにこりと微笑み、歩き出す。

「ちょっ……、放っていかないでください!」
「放って行ったりしませんよ」

 ヘルメスにしがみつくと、振り向いてみる。
 女性は、ゆっくりとした足取りでついて来ている。
 
「あれが、死者ですよ。別に何もして来ませんから、あんまり恐がらないであげてください」
「わ、わかった……」

 大きな谷の間を歩き続け、やがて紫色の雲気が立ち込める世界に辿りつく。

「ここが、冥府ですか……」
「はい」

 女性は、すうっと空気に溶け込むように消えていった。
 ヘルメスは、ギリシアに向き直る。

「さて、案内も終わりましたし、帰りましょう」

Re: 絶対神道ギリシアちゃん【参照200突破】 ( No.60 )
日時: 2011/09/02 22:21
名前: 由羽 (ID: Lay1j2X4)


失礼します☆由羽です☆

し、死者っ!?マジですか!?ギリシアが怖がるのもわかります!あんなん見たらビビります!

そういえば、ブログのほうも行ってみました!絵が……絵がかわっ!

なんでそんなかわいい絵なんですか。絵も描けて小説も書ける……。

天才ですね。

それではっ!

Re: 絶対神道ギリシアちゃん【参照200突破】 ( No.61 )
日時: 2011/09/03 10:21
名前: 王翔  (ID: 2Ybq3x/E)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode

>由羽さん


 死者、普通の人はビビりますよね^^
 ヘルメスは慣れているのでビビリません。
 ブログも見てくれたんですか!?
 ありがとうございます!
 天才なんかじゃありませんよ。
 私なんか、まだまだです!

Re: 絶対神道ギリシアちゃん【参照200突破】 ( No.62 )
日時: 2011/09/03 11:41
名前: 王翔  (ID: 2Ybq3x/E)

第十話



 神殿に戻ると、大広間でヘルメスとギリシアはゼウスに報告をしていた。
 報告が終わり、大広間を出ようと二人が踵を返した時だった。
 反対側の扉が勢い良く開き、一人の緑色の長い髪に、紅蓮のような紅い瞳に、白いドレスのような衣装を纏う少女が、怒りをあらわにした表情形相でツカツカと早足で歩き、ゼウスの前に立つ。

「あれ、誰ですか?」

 ギリシアは、小声でヘルメスに尋ねた。
 苦笑気味にヘルメスは答える。

「ヘラ様ですよ。えーと、一応……ゼウス様の奥様なんですよ」
「ホントですか!?」

 ヘラは、顔に怒りマークが浮かんできそうなほど、むすっとした表情でゼウスに問いかける。

「今日は何人と浮気したの?」

 その言葉に、ギリシアは驚くしかなかった。
 浮気、ぐらいならあるかもしれないが、何人というのは異常だ。
 一日に複数人と浮気をしているということだ。
 ゼウスは、苦笑しながら返答する。

「七人ぐらいだ。これぐらい、いいだろ?」
「これぐらいってレベルじゃないわよ!? 何でそんなに浮気するのよ! 私の何が不満なの!?」
「悪かったって」

 全く反省していなさそうな様子で告げるゼウス。
 この様子を見てると、きっとまた浮気するだろうな、とギリシアは容易に想像できた。

「もう知らない」

 ヘラは、ぷくっと頬を膨らませる。
 こちらに気づいたらしく、歩み寄って来る。

「あなたは……ギリシアさん?」
「は、はい。私がギリシアです」
「そう、よろしくね」

 ヘラは、女神のような……いや、実際に女神であるから、女神の笑みを浮かべた。
 綺麗な人だな……。
 素直にそう思った。

「あれ? こんなに綺麗な人がお嫁さんなら、ゼウスさんが浮気する理由が分かんないです……」
「分からなくて大丈夫ですよ」

 ヘルメスは、困ったような表情で言い、さらに付け加える。

「あと、その手の話はギリシアさんにはまだ早いです」
「私、子供じゃないですよ……」

 
 
 


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