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【コメ求む】宇宙犬の願い【全13話】
日時: 2011/07/17 16:02
名前: 小悦 (ID: lwSl4BGO)
参照: 青春とか何よ((恋だよ恋。

どもー

ミクのクドリャフカって曲聴いてピンと来ました。

温かい目で見守ってやってください。


全13話の短編小説

プロローグ >>1

1話 >>2

2話 >>3

3話 >>5

-------------------------------------
1次キャラ紹介 >>4

Page:1 2



Re: 宇宙犬の願い ( No.1 )
日時: 2011/07/17 15:08
名前: 小悦 (ID: lwSl4BGO)
参照: 青春とか何よ((恋だよ恋。

〜プロローグ〜


学校帰りの事だった。

私は友達と別れ,自宅へ向かう途中に君を見つけたんだ。

君はまだ小さい赤ちゃんだった。

鼻を鳴らして甘えてくる君を見て運命を感じた。


「私の家に来る??」


君はキャンッ!と幼い声で返事をした。

夜空を見ながら歩いて帰った。

Re: 宇宙犬の願い ( No.2 )
日時: 2011/07/17 15:20
名前: 小悦 (ID: lwSl4BGO)
参照: 青春とか何よ((恋だよ恋。

1話「君と出会った日」


「君はちょっとここで待っててね」

子犬を物置に入れておいて玄関へ。

「ただいまー!!」

私は急いでローファーを脱ぎ捨て,お母さんとお父さんがいる居間に走った。

「お父さん,お母さん犬飼っていい!??」

「はぁ!??いきなりどうした,薺!?」
「な…薺が…犬を…。」

お母さんとお父さんは顔を見合わせてため息を吐いた。

「お前は飼う気はあるのか」
「あるよっ!」

「ふっー…仕方ない。」

「まずは連れて来なさい。」

私は返事もせず,物置に走った。

「子犬ちゃーんおいでー」

よかった,ちゃんと居る。

急いで玄関に入ると,お父さんとお母さんが待っていた。

「柴犬か」
「…汚いわね」

お母さんの目が光った。

「飼うんだったら綺麗にしてあげないと」

お母さんは子犬を連れ出した。

「お母さん!??何処行くの!??」
「どこっって…お風呂よ。ドライヤーとバスタオル用意して」
「はっはい」



私は部屋に行き,制服から私服に着替えた。



子犬は最初より綺麗になっていた。

「もふもふぅー」

「それより薺,名前は決めたの?」
「まだぁーもふもふー」

「決めときなさいよね」
「うーい」

Re: 宇宙犬の願い ( No.3 )
日時: 2011/07/17 15:30
名前: 小悦 (ID: lwSl4BGO)
参照: 青春とか何よ((恋だよ恋。

2話「君の名前は」



「うーん…」


私はお風呂にはいった後,子犬を抱いて考え事をしていた。


「名前…名前…」





もう考えるのは無理だ。





天体観測でもしよう。

私は小さなことから星を見たり,勉強したりするのが大好きだった。


「あっ」


私は上を見上げたとき,天の川が架かっていた。

今日は七夕だ。


この子犬は雄だ。


織姫なんて可愛い名前は似合わない。

まして彦星も似合わない。


いい名前はないものか…。



結局,布団に入っても名前は浮かばなかった。

子犬は私の顔をペロペロ舐めてきた。


「なんていう名前がいい??」


まぁ聞いても喋りはしないだろうけど。


「んっ」




私は子犬の腹を撫でていた。



「ここの毛の生え方……天の川みたい」


私はガバッっと起き上がり,子犬を抱き上げた。






「君の名前はっ」






「ミルキー!!」





ミルキーは首を傾げ,こちらを不思議そうに見ていた。

Re: 宇宙犬の願い ( No.4 )
日時: 2011/07/17 15:32
名前: 小悦 (ID: lwSl4BGO)
参照: 青春とか何よ((恋だよ恋。

今更ながらキャラ紹介

井上 薺:女

ミルキー:♂

Re: 【コメ求む】宇宙犬の願い【全13話】 ( No.5 )
日時: 2011/07/17 16:01
名前: 小悦 (ID: lwSl4BGO)
参照: 青春とか何よ((恋だよ恋。

3話「成長した僕を君が喜んでくれた」(薺&ミルキー視点)


あれから4年。

ミルキーは1年前に予防接種に行ったとき豆柴と言われた。
あまり成長はしないらしい。
4年前に比べるとミルキー少しは大きくなっている。

現在,ミルキーは高校を卒業した私とのんびり暮らしている。


私は宇宙ステーションに勤めていた。

宇宙飛行士にはなれなかったが出来る仕事を選んで,オペレーターなどを担当した。


その時,社長に「宇宙犬企画に参加してくれないか」と提案があった。


私は「YES」と答えた。



だが一体誰の犬を宇宙に連れて行くのだと言うのだろう。

次の諸会議で決定するらしい。

…多分このステーションで犬を飼っているのは私しかいない。

まさかとは思うが,それは無いだろう。







無いことを願う。


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