コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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【21話更新♪】黒血フォルクロリカ【返信600突破!】
日時: 2012/04/22 22:14
名前: あんず (ID: 92VmeC1z)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode=view&no=6160

どうも、茜崎あんずです!(ちなみにフルネーム)

返信600突破ですよ!嬉しいィィィ(テンションが迷子w)
まぁそんなわけで『団花×黒フォルコラボ小説!』です。
詳しくはを>>533>>534をご覧ください。

ただいま返信500突破記念企画をやってます!
参照からリク相談の板に飛んでください。
読者の皆さんのオリキャラから黒血フォルクロリカキャラクターへの質問を受け付けます!あなたの小説のキャラになりきってフォルクロリカやエミィに質問して見てください!
URLを貼ってくださればコメントしてくれたキャラちゃんに挨拶しに行きたいと思います。(詳しくは>>514を)
第一弾 >>518(MC:トンボ&エミィ ゲスト:フォル ハガキ:山下愁様)
第二弾 >>532(MC:シャト&フォル ゲスト:エミィ ハガキ:ピアニッシモpp様)
第三弾 >>571(MC:シャト&リトラ ゲスト:トンボ ハガキ:在様)

返信400突破記念の企画も続行中ですがあと三回で終了したいと思います!

魔法バトル系ラブコメディー小説
『黒血フォルクロリカ』をどうぞよろしくお願いします|壁|ω・`)チラ

カオスワールドへ\(^o^)/現在39名様ご案内中です!


++ 読む際の注意 ++

  名称:黒血フォルクロリカ
原材料名:魔法使い・コメディー・バトル
     (一部に恋愛要素含む)
保存方法:直射日光の当たる場所、高温多湿なところでの保存は避けて下さい
取扱注意:誤って目に入ってしまった場合は速やかに全文章イッキ読み又はコメントをお残し下さい
     荒らしや誹謗中傷は作者の精神状態に悪影響を及ぼす恐れがありますのでご注意下さい    
     

++ ちなみに ++

何故か知りませんが私が書く魔法モノの小説は荒らしにあうことが
すごく多いです ))苦笑
しかも必ずパクリと言われます
パクッた覚えはないのに...
悪口は本当にやめてください
(このスレは黒血のフォルクロリカのリベンジです)
あと『3☆Love』『*初恋物語*』の作者様とは
 別人ですのでそこんとこ宜しくお願いします!


++ お客様 ++

・王翔様 (蒼穹庭の花嫁)
★苺川 らび様 (マネレン!)
★久蘭様 (CGC!!〜学園警備委員会!!〜)
★蓮華様 (世界がまだ何もない前の未来都市でのお話。)
★白城 姫路様 (魔法的世界の『在り方』。)
★秋桜様 (とある十二姉妹的なあれ(ry←)
★頭悪男様
・黒鳩様 (機械と魔法戦争 program requiem)
・♪ぱんだ♪様 (チョコ・ポニ!)
・ミルクチョコレート様 (カラの実)
★ピアニッシモpp様 (赤い花と青い花)
・アゲハ様 (さようなら私の仲間たち)
★バーバー父様 (新時代英雄伝 マーくんっ!)
・狼鳶様 (星屑の空)
★黒雪様 (あなたの薔薇は何色ですか?)
・ジュエリー様 (警察×探偵)
・らら♪様 (好きだよ龍!!〜思い出せない記憶〜)
・瑠乃様 (LOVElesson)
・秋山レキ様 (俺の平凡な日常を返してください(泣))
★闘神のアスラ様 (恨みを晴らせ)
・(たけ´・ω・`)様 (お化けの国のアリス)
・ももは. Ψ様 (ひらり、ふわり、舞う。)
・イカ様 (僕、俺、私、あたしは残念部)
・なみだうさぎ様 (陽だまり 〜想いよ、届け〜)
・山下悠様 (黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。)
・水仙様 (好き?嫌い?正直に!)
・鏡音リン様 (赤い気球と、青い気球。)
・マリ様 (バンド結成!?神原学園入部希望者募集中♪)
・リナ様 (あたしたちに明日はある。)
・ステ虎様 (アーマード・フェアリーズ)
・ミシェル様 (俺らの学級委員長は腐女子です。)
・ま○の♪様
・果実様 (目指せ! 一流魔法使い☆)
・陽菜様 (このクラス、変人揃い。注意!
・不思議ナナ様 (魔法伝説マジカル☆ウィッチ)
・緋賀アリス様 (妄想腐女子とボッチ女子)
・無糖銀嶺様
・心愛様 (恋したい!!)
・梨花様 (あなたの依頼承ります?!)


++ 登場人物 ++

・ドルチェ=フォルクロリカ  黒血の麗聖士
               14歳で学校を卒業した魔法の天才 闇と焔の魔法を使う

・シャストラ=トリスティン  氷狼の麗聖士
               顔と頭と性格が良い万能少年 氷雪系の魔法を使う

・エミリア=フローレンス   今年入学してきた二等小聖(一年生) 明るくポジティブでとても小柄
              治癒系統の魔法が得意
               
・ハクロ=アルフォンス    今年入学してきた二等小聖(一年生)
               エミリアの幼馴染で機械オタ 環境系の魔法が得意

・ワルトシュタイン=D=ハイリンヒ   鋼鉄の麗聖士。ライプチヒ聖誓園の十三代目学園長

・リトラ=トリスティン   今年入学してきた二等小聖(一年生) シャストラの弟


まだ増えます(*’▼’*)


++ オリキャラ様! ++


>>19一等小聖 マリュナ・カルティエ(白城 姫路様)
>>51二等小聖 斉藤麻奈 (頭悪男様)
>>458二等小聖 ウィルナ・スピア(黒雪様)
>>462二等小聖 フィオレンティーナ・クロロディア(久蘭様)
>>462二等小聖 シュヴァリエ・マルエール(久蘭様)
>>466二等小聖 月野ルナ(ピアニッシモpp様)
>>466二等小聖 桐原ルイ(ピアニッシモpp様)
>>466二等小聖 鈴野サーラ (ピアニッシモpp様)
>>17一等中聖 ユウ・ランデビュア(蓮華様)
>>17一等中聖 チェス・チェシャ(蓮華様)
>>54一等大聖 四季如月 (秋桜様)
>>38一等聖剣士 四季文月 (秋桜様)
>>219一等聖剣士 ライト・ブルースカイ(ピアニッシモpp様)
>>20一等華聖士 レナ・クロスティリィ(苺川 らび様)
>>39二等華聖士 ハニー・ブロードン (頭悪男様)
>>242二等華聖士 メロ・ノエル(苺川らび様)
>>467二等華聖士 鈴野カイ(ピアニッシモpp様)
>>87三等華聖士 カノン・アイサリム(ピアニッシモpp様)
>>252麗聖士 波風党真(チキン様)
>>324麗聖士 花宮鈴鹿(チキン様)
>>161麗聖士 リリー・ルクレチア(黒雪様)
>>176麗聖士 エーリス・フラウ(バーバー父様)
>>217麗聖士 ミレーヌ・イリス(黒雪様)
>>395麗聖士 ベル・ガイア(黒雪様)
>>399麗聖士 白翅優恋 (秋桜様)
>>400麗聖士 宵闇玄 (秋桜様)
>>458麗聖士 アクナ・レイ(黒雪様)
>>463麗聖士 佐賀野信也(闘神のアスラ様)
>>467麗聖士 鈴野リリス(ピアニッシモpp様)
>>70担任教師 グリム・ランデビュア(蓮華様)
>>86副担任 アイリー・ベル・クラケトワル(久蘭様)


++ オリキャラについて ++

>>16
応募締め切りました!


++ イベント(o^^o) ++

=キャラ絵=

1フォルクロリカ>>333 初投稿です^^
2トンボ君(眼鏡無し)>>337 二回目です
3翔クン>>369 山下悠様の小説『黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。』のキャラクターです
4四季姉妹>>381 少し上手くなったかも...
5擬人化>>413 チョコマカロンの擬人化です!
6宵闇 玄>>481 ぬこ耳リボンで玄ちゃんですw
7春風少女>>486 なんとなくです。もうすぐ春だなぁ・・・
8フォルクロリカ>>487 甲殻機動隊ktkr
9イルミ兄さん>>490 H×Hのイルミ兄さんです。
10竜二兄さん>>494 ぬら孫の陰陽師様です(はぁと)
11リリアちゃん>>536 黒雪様作『あなたの薔薇は何色ですか?』のキャラです!
12本田菊>>551 ヘタリアです。耀くんと仲良くしてるとウフフってなります。
13アルカちゃん>>564 団花のキャラです。画力皆無疑惑がぁああぁ!
14ナッティー>>572 ハピツリデビューです!で、早速描くという←
15カドルス>>580 ハピツリその二です(=´∀`)人(´∀`=)


=小説鑑定=

第一弾 >>478『小説を拝見させていただきたいのですが』日向様
第二弾 >>479『刹那の小説鑑定』刹那様
第三弾 >>516『小説感想』月牙様
第四弾 >>517『小説感想・鑑定やってみます』ピアニッシモpp様
第五弾 >>523『紫の駆け出し感想屋』紫様


= 返信400突破企画『オススメ小説紹介所的な?』=

詳しくは>>402をご覧下さい!
第一弾 >>430『黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。』 作・山下悠様
第二弾 >>485『言霊〜短編集〜』作・レストラン『Kotodama』様(団体です)


= 返信500突破企画『ラジマシ!』=

詳しくは>>514をごらん下さい!
第一弾 >>518(MC:トンボ&エミィ ゲスト:フォル ハガキ:山下愁様)
第二弾 >>532(MC:シャト&フォル ゲスト:エミィ ハガキ:ピアニッシモpp様)
第三弾 >>571(MC:シャト&リトラ ゲスト:トンボ ハガキ:在様)


++ 用語 ++

・《人形聖界》ドールクリスタル  魔法が使える世界。人間界とは双璧を成す
・《ライプチヒ聖誓園》 ライプチヒショウセイエン 魔法を教える学校
・《麗聖士》レイゼント  プロの魔法使い
・《精霊王》クリスタリア  人形聖界の王
・《白黒麗聖士》モノクロレイゼント  二つ名に白か黒が入る麗聖士を集めた組織
・《黒骸骨》ブラックフォール  謎の組織


++ 目次 ++

【第一話】黒血フォルクロリカ 〜出会い編〜
 
ライプチヒ聖誓園に入学することになったエミィ。
でもライプチヒ聖誓園の先輩は優秀だけど変人ばかり
だった...。しかもエミィの担当者は超美少女だけどどこかずれてる学園一の変人卒業生!エミィの運命はいかに!?

続きは>>1で!
もしくはpage:6をクリック!

【第二章】人間界実習篇

人間界にある妖刀『和三紋黒光』の回収のため人間界に行くことになったエミィたち。ヤンデレ少女の恋に振り回され、謎の金髪美少女とバトることに...って
相変わらずエミィ外れクジ引きまくってますww

続きは>>101から!

【第三章】男女性転換篇

ライプチヒ聖誓園につたわる噂話『図書館少女』から始まって、エミィたちがまさかの性転換!?突然行方不明になったトンボを探しながら仲間を集めていくフォルクロリカ班のメンバー達。
果たして元の性別にに戻れるのか——。

続きは>>380から!





++ プロローグ ++


「…….ハァッ…ハァッ…..」

荒い息がこぼれた。

人々の悲鳴と赤い炎を背に、巨大な鎌を持った少女は歩を進める。



自分はなぜこんなことをしなければならないのであろうか—。



金色の目を閉じ心を静める。

動かない人形のように。
感情を捨てるのだ。

ドルチェ=フォルクロリカ—。
後の『黒血の麗聖士』

幼年期の彼女は兎に角死にたかった。











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Re: 【21話更新♪】黒血フォルクロリカ【参照3600突破!】 ( No.589 )
日時: 2012/04/16 18:40
名前: 無糖銀嶺 (ID: 92VmeC1z)
参照: 久しぶり!


あんずちゃん久しぶりだね!最近会ってないね(大使もそうだけど)
久々にあったんで色々語ってきましたよ。

こんなに持続力があるとは思ってなかったな〜
イラストも綺麗だったしこの調子で頑張ってね!
面白かったよ^^


Re: 【21話更新♪】黒血フォルクロリカ【参照3600突破!】 ( No.590 )
日時: 2012/04/16 20:38
名前: 茜崎あんず (ID: 92VmeC1z)


>無糖銀嶺様

お久しぶりです!
最後にあった時はまだ私小学生でしたよね〜
大使に比べて銀くんはは本当に優しくて………(笑)

イラストは最近ペンタブげっとしまして、今では欠かせません!
今度動画もうpるので是非見て見て下さい!


Re: 【21話更新♪】黒血フォルクロリカ【参照3600突破!】 ( No.591 )
日時: 2012/04/16 22:38
名前: 茜崎あんず (ID: 92VmeC1z)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode


++ CS第6話:続・サーカス&白虎&黒血チーム ++


「ありゃ、もうフォル先輩交戦してる!」
後輩のトンボ君が声を上げた。
敵は煙と光を上手く利用した戦闘術。小さな少年二人だ。

「何もあんな小さい子にまでねぇ・・・・アイツ加減が無いからさ。」
僕はフォルクロリカの同期、シャストラ=トリスティン。氷狼の麗聖士。
「二対一ですよ、援護しなくても平気なんですか?」
加勢はしない。僕は彼女の実力を誰よりも理解してるつもりである。彼女はとても強いんだ。

「大丈夫。」
不安そうな後輩に向かって僕はにっこりと微笑んだ。
「フォルなら心配要らない。だから今は目の前の戦いに集中しよう。」

敵の姿は未だ見えないがどこかに隠れていることは分かる。
伊達に死線を越えてきたわけではない。
「出ておいで。」

僕の呼びかけに応えたのか、近くの茂みががさりと動いた。

「見つかってしまいましたか。」

漆黒のショートヘアに同色の大きな瞳。花のコサージュを沢山つけた白いチュチュ。白い頬に際立つ赤い唇が開く。

そして。


「団長命令なので殺すも已む無しなのです。とりあえず死んでください。」

少女が取り出したのはデカくて黒光りするアレだった。

「「バズーカ!?」」
「いけませんか?」

無表情のまま着々と点火を進めていく。

「three,two,one・・・・・go!」
どかーーーーーーんというバカみたいにでかい音。
あ、これ死んだわとか思う。

でも不思議と身体に衝撃は無かった。

「アルカ、駄目だろ無闇に攻撃しちゃ・・・・・。」


いつのまにか僕らの間には銀髪の青年が立っていて。
彼の腹は焼け爛れて黒くなっていた。そりゃそうだ。バズーカを受け止めたんだから。なのになんでこんなに良い笑顔なんだ?
「シャドウサーカス団へようこそ♪」

パチンと指を鳴らす音が響く。
「うわぁっ!」
人影がぼむんと消えてシルクハットに変わった。

「ハァーイ」
木の陰から声の主が登場。本当にびっくりしたよ〜。

すると少女はつかつかと木の裏の成年に歩み寄り容赦なく顎へのアッパー顎への裏拳腹への肘鉄からの回し蹴りで壁めり込みコースを炸裂させる。

「このチキンが。」
「ごめんなさい・・・・・」
ぼこぼこにされながらも相変わらずその青年は超良い笑顔。もしかしてこの人マゾなのかなそれだったら出来るだけお近づきになりたくないな〜とか僕は思う。

青年は五分くらい笑顔のまま床に突っ伏してたけどしばらくしてからのそのそと立ち上がった。

「初めまして、俺はシャドー=ミハイル。シャドウサーカス団の団長だ。」

トンボ君は凄い目で青年を見ている。
トンボ君もいつもエミィちゃんにフルボッコにされてるから何かしら共感できる部分があるんじゃないかな?まぁ彼の場合、理不尽な暴力に耐えるための原動力が恋だからちっとも不純じゃないけどね。あ、ちなみに僕もそうです☆

「俺は生憎君たちと戦う気じゃないんだ。出来るだけ話し合いでことを進めたいと思う。だから質問に答えろ。なんでウチのサーカスをぶち壊したんだ。」

丁度その時巨大な爆音が起きる。
この匂いはフォルが聖蜉蝣鎌を解放したヤツだ。

「しゃすとらぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

突然遠くから声が降ってきた。
「え?」

目を凝らすと吹き飛ばされたフォルがバランスを崩したまま凄い勢いでこちらにふっとんできてる。

「うけとめろぉぉぉぉぉおぉぉぉぉ!!!!」
「そんないきなり!?」

仕方ない。フォルの頼みだ。
受け止めるため足を開き構えを取る。

絶対受け止めてやるぞ・・・・。気を充填させ踏ん張ってたんだけどな〜

突然の突風により、フォルの身体は東へ五メートルずれてしまった。
勿論僕もそれを追うわけだ。

一応僕はフォルを受け止めることが出来たんだけど着地した場所がサーカス団の団長さんの上なんだよね〜

「・・・・・・・重い!」
「ごめんね〜」

せっかく真面目に話してたのに。
なんかシャドーさんが可哀想になってきた。




Re: 【21話更新♪】黒血フォルクロリカ【参照3600突破!】 ( No.592 )
日時: 2012/04/19 22:31
名前: 茜崎あんず (ID: 92VmeC1z)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

++ CS第7話:白虎の麗聖士 ++


ピエロ二人をなぎ倒したフォル先輩はずんずんと前に進んでいく。
「見つけた。」
木の上に向かって呟いた。

「誰もいないじゃないですか。」
「いや、よく目を凝らしてごらん。」
「?」
・・・・・・やっぱりわからない。

その時、私の肩にぽんと手が置かれた。

「初めましてと言っていいかな?黒血フォルクロリカ。それとライプチヒの小聖ちゃん♪」

カーキ色の軍服を着た細身で長身の少女がそこにいる。
ぱっと帽子を取ると艶やかな緋色の髪があらわになった。

「お前は・・・・・・・誰だ?」
「白虎の麗聖士、と言えばわかるよね?」
「???」
呆れたように肩をすくめる少女。

「最近のライプチヒはそんなことも教えてないのか〜」
「・・・・・お前はライプチヒのものなのか?」
「違うよ、私はリンドグレーン出身。大分昔に卒業したけどね。名前はジオ=ランファン、もう分かった?」
「??????」
「常識無さ過ぎ!!」

なんて呼べばいいのか分からないが・・・・ランファンさんはため息をつく。
「とにかく私は今君たちと争うつもりは無いから、そこをどいてくれないかな?」
「嫌だと言ったら?」
「黒血なんて白黒麗聖士でもかなりの主席じゃないか。君が死んだら皆が困るし、悲しむことになってしまう。」

その言葉は自分が本気になったらお前なんか簡単に殺せてしまうという意味の表れで、フォル先輩の闘志に火をつけるのには十分すぎるものだった。

「なんならやってあげようか?白黒麗聖士ごときが私に表立って刃向かうなんて、この子は力量の差も見抜けないのか。大変なのを先輩に持ったね小聖ちゃん。」
彼女の笑顔は歪まない。

そして腰元から取り出したのは二丁拳銃。



「死にたくないなら退いてね♪」
「・・・・・」

沈黙を守ったフォル先輩にランファンさんは銃口を向けた。

「黄魔法第八番『雷迎球』、黒魔法第五番『協奏曲』。結合の時を迎え我が手によって融じ賜え。」


光る拳銃。


かちりと言う音とともに破裂する巨大な爆音。

「フォル先輩っ!?」
「心配するな!聖蜉蝣鎌っ!!!」


弾頭と融合した強烈な雷を二つの鎌で弾こうとする。

しかしランファンさんは動じず、次の弾丸をはめた。
「ごめんね〜追加行きます。」

弾くことが出来ず、圧力と風圧でフォル先輩の身体は遠くにはじけ飛んだ。
「しゃすとらぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!うけとめろぉぉぉぉぉおぉぉぉぉ!!!!」

必死の叫び声が聴こえた。


「無茶言うねぇあの子も・・・・・。さて小聖ちゃん、君には人質になってもらおうか♪」
「無理ですお断りします!!!」

腕を掴んできたランファンさんの脛を蹴飛ばしてフォル先輩の下へ向かう。
「おいコラ待てよ!」
「すみません!」


だいぶ訳わかんなくなってきた・・・・・。


Re: 【21話更新♪】黒血フォルクロリカ【参照3600突破!】 ( No.593 )
日時: 2012/04/19 23:39
名前: 茜崎あんず (ID: 92VmeC1z)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode


++ CS第7話:理解と結託 ++


「「「!!!!!!?」」」」

場が静寂に包まれる。

「団長何ですかこの状況・・・・・・」
「何気に全員集合してんじゃねーか・・・・・・!」
「おいこいつらはいったい何なんだ!?」
「今までの流れでわかんないんですか!?」
「僕らが怒らせちゃったサーカスの人たちと軍服さん?」
「お前ら謝罪する気ねーだろw」
「なんだよその奇怪なあだ名。」

皆(((((( とりあえずなんか良くわかんないがすっげぇカオスだ・・・・! ))))))

色白美少女花姫サーカス過度不憫残念美形団長サーカス復活道化師双子サーカス&nskyフォル先輩ライプチヒ&天然サディスティックシャト先輩ライプチヒライプチヒ&蜻蛉眼鏡変態機械ヲタトンボ(ライプチヒ)&軍服ガチ強ランファンさん。


空気が重いです。重い。重量ハンパねぇ誰か助けて〜。とか思ってたら突然フォル先輩が挙手。

「・・・・・・とりあえず私は黒血フォルクロリカだぞ。」

えええええこのタイミングでいきなり名乗るか普通???
塚、アンタ有名人なんだから誰でも知ってるはずだよ!!!!!
(って思っててもあえて突っ込まないのは私の優しさ)

流石フォル先輩です。

N 何故か知らんが
S 凄く
k 空気を
Y 読まない。いや多分読めてないな。





○●





「おおおおおおおお前が黒血の麗聖士なのか!?」
さっきまでぶっ倒れてた赤い方のピエロが突如叫んだ。

「・・・・・そうだが?」
「「「「えええええええええええ」」」」


サーカスの皆さんがいきなり大合唱し始める。

「僕ただのサーカス荒らしとしか思ってなかった!!」
「だよなぁ〜あいつの手下にしては妙に強すぎると思ってたよ」
「お前ら悪かったな、そんな大怪我させちゃって。折角外見の情報とか持ってたのに。この書類役立たずすぎだよな!」
「ん?」

フォル先輩の眉がぴくっと動いた。
「外見情報だと・・・・・まさか隠し撮りではないだろうな?」

その恐ろしすぎる殺気にサーカス軍団がびくっと固まる。
「違う違うそんなこと無いッスよ!」

あ、急に敬語になった。

「おい誰か説明してやれ!」
「団長いつも一番危険な仕事してるんだから今回も命張っちゃって下さいよ!」
「レイン俺を殺す気か!」
「うっわ失礼すぎですよレディーに向かって。」
「何だよアルカじゃあお前が行けよ!!!」
「・・・・・・いいけど。」

アルカ(色白美少女花姫)は無表情で団長さんの手からその紙を奪うとフォル先輩に見せる。
すごい勇気。

“金髪金目、髪の長さは腰まで。白黒麗聖士に所属しておりその中でも随一の美貌を誇る”

「ほぅ。それは光栄だな。」
「先輩もう少し嬉しそうに言ったらどうですか・・・・?」

“まぁ僕はどっちかって言うとリリーちゃんの方が好きだけど、フォルちゃんはちょっと大人っぽすぎ!キレデレは割とタイプだし、まぁデレフォルもそれはそれで萌えるけど(中略)”

「これは個人の趣味趣向の話ではないのか・・・・・?」
「先輩おさえておさえて!」

“髪の毛は綺麗に毛先がカールしている。プラチナブロンドに赤いリボンが良く映えてます。ローブの色は茶色でスカートは真紅。小聖時代からこうだったんだよね〜僕のこと超嫌いみたい。あ、あと文だけじゃ分かりづらいだろうから裏に写真を貼っといたよ♪”


「ほらやっぱり盗撮・・・・・ってえええええええ!?」

手書きの絵だった。しかも幼稚園児の落書き並みのクオリティー。
っていうかコレはもう人じゃないよ後クレヨンで描くのやめようか粉が飛ぶ。


「これは・・・・・肖像権には関わらないと思います・・・・・・」
アルカちゃんが疲れきった声で言った。

「ああ・・・・・」
顔面絶賛崩壊中の自分の顔を眺めるフォル先輩。
呆然としている。


「ちなみにこの書類を作った人って誰なのかな?」

シャト先輩が尋ねた。

「えーと私たちの上司です。」
「名前は分かる?」
正直嫌な予感しかしないんですが・・・・・。」


「はい。ワルトシュタイン=D=ハイリンヒ様ですけど。」


ぷちん
と何かが切れる音がした。

「学園長この野郎ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
「先輩〜〜〜〜〜〜」






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