コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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CLONE
日時: 2012/01/08 12:59
名前: ミルクチョコレート ◆/QnEJQqynw (ID: BboXR9dT)

はい、ミルチョコです^^
またスレを建てました…
この話の主人公は普通の主人公とは違った特徴があります
その悩みは小説の中で出てくるのでぜひ読んでください!!
あと「カラの実」という小説を描いているので更新が遅いですw
そして「カラの実」は、もっと更新が遅くなりますw
それでは始まります^^

第I話『CLONE』

僕は今この世に生まれてきた。
何故か体が驚くほどに成長している。
体にはベタベタとした緑色の液体がねっとりとついている。
僕は辺りを見渡した。
ここは個室の様で、ベットやソファがある。
壁は石の様に冷たく硬い。
この部屋はコンクリートで出来ている様だ。
部屋の広さは僕が手を伸ばせば、もうすぐ天井に手が届きそうなくらいの広さだ。
部屋には誰もいない。
蛍光灯が付いたり消えたりしている。
事務机には眼鏡や目薬が置いてあった。
机の上には一通の手紙があった。
その手紙を読もうとして手に取ったが、僕は目が悪いのか文字がぼやけて、よく見えなかった。
僕は机にあった眼鏡をかけた。
すると、丁度度が合っていたらしく文字がよく見えるようになった。
手紙にはこう書いてあった。

未来の希望へ

初めまして
君はこの手紙が自分に対しての物だとは思っていないだろう。
だが、この手紙は君当ての物だ。
別に信じなくても、私には支障はない。
きっと君は今、色々な疑問を抱えているだろう。
あいにくだが君の疑問には答えられない。
そのかわり、いい事を教えてあげよう。
君はある人の分身だつまり———————

————————CLONEだ
今、君は何も服を着ていないだろう。
服はロッカーに入っている物を着てくれ。
そして、君にはここから脱出してもらう必要がある。
君には地球…いや宇宙の未来がかかっている。
ここから脱出するには、まず部屋のドアを開け左に曲がる。
そして、真っ直ぐ進むと階段がある。
その階段を下に進んでくれ。
そのまま行くと出口だ。
何があっても脱出してくれ。


そこで手紙は終わっていた。
僕の頭には色々な疑問が浮かんだ。
僕は誰かの分身?
何故、僕が宇宙の未来を背負わなければいけないんだ…?
こいつ何を企んでいるんだ…?


◎-*目次*-◎
第壱話[CLONE]>>0
第弐話[失敗作]>>3

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Re: CLONE ( No.1 )
日時: 2011/12/22 13:43
名前: 原田 真左 ◆Q6yanCao8s (ID: aza868x/)

ほう,なるほどクローンですか。
面白そうです^^

Re: CLONE ( No.2 )
日時: 2011/12/22 14:22
名前: ミルクチョコレート ◆/QnEJQqynw (ID: BboXR9dT)

コメありがとうございます^^
昔から変わったものが好きでしてw
変わった主人公にしてみましたww

Re: CLONE ( No.3 )
日時: 2012/01/06 17:56
名前: ミルクチョコレート ◆/QnEJQqynw (ID: BboXR9dT)

第弐話『失敗作』

初めまして。
僕の名前は…ない。
まあ、NEO(ネオ)とでも名乗っておこう。
僕はこの建物から脱出したい。
その為には服を着なければいけない。
手紙に書いてあった通り服は銀色のロッカーに入っていた。
僕は服を手に取った。
何故か血が付いている…
こんな気持ち悪いもの着たくはないが、そんな事をいっている場合ではない。
足音が聞こえる。
僕は急いで服を着た。
そして僕は耳を澄ませてみた。
すると足音が段々大きくなっている。
この部屋に向かっているようだ。
何処かに隠れた方がいいのか?
それとも何か武器を取ればいいのか?
どうしようか考えているうちに、ドアの開く音が聞こえた。
ドアを開けた先にいたのは6歳ぐらいの体つきのポニーテールの小さな少女だった。

「君は…?」
「私の名前は無いわ、それよりも自分の名前を先に言うのが礼儀ってものじゃない?」

瞳が蒼い少女は見かけによらず大人びた口調だった。
僕は少女に自分をNEOと名乗ってから少女に質問した。

「さっき名前が無いって言ってたけど、君はCLONE?」

事務机に置いてあるポットを手にし、わずかに残ったお茶を少女に入れ、話を始めた。
僕はもしも相手がCLONEではなかったことを考え自分がCLONEとは言わなかった。

「そう、私はCLONEよ」

少女はお茶を一気に飲み干し、きっぱりと言いきった。
僕は自分の事を素直にCLONEと受け止めらる少女を見て、驚きながらも質問を続けた。

「その根拠は?」
「ビデオカメラに私が生まれるところが映っていたの」

少女は肩から下げていたバックを事務机に降ろし、ビデオカメラを取り出した。
ビデオカメラには10人ほどの研究員が映っていた。
すると、大声で笑っている男が映った。
その男はNEOがいた個室にあった眼鏡をかけ、目薬をポケットに入れようとしていた。
この個室はこの男の物だったのだろう。
男は髪の黒さ、茶色の瞳、鼻や口の位置、全てがNEOと同じだった。

「遂に!!遂に完成するぞ!!私達の最高傑作が!!」

NEOに似た男は大声で叫んでいた。

「ですが、昨日創ったCLONEはどうするのですか?」

研究員がNEOに似た姿の男に話しかけた。

「あ?あいつか?あんな奴放っとけばいつか飢え死になる」

NEOに似た姿の男は人間と思えない冷たい言葉を発していた。
NEOはその言葉で心を痛めたが、次の言葉でトドメを刺した。

「あいつは失敗作だからな」

NEOはショックで立ち直れなかった。
少女はNEOの事を静かに見つめていた。


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