コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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——恋心綴ります(実話)
日時: 2012/05/28 01:23
名前: 結縁 ◆J6BQu6v9vI (ID: .1MHnYLr)

初めましての方、初めまして。
二人の秘密から来てくださった方、有難うございます。
翡翠、改め、結縁ユウエンです。

此処では私の現在している恋を小説としてまとめたものを書こうと思っています。
なので、物語の主人公は作者である私自身です。
恋の行方はまだ分かりません。

更新は遅いうえに、読みづらい箇所などもあると思いますがよければ読んでいって下さい。
長編になると予想出来ますので途中、短編小説なども書いていけたらなと思ってます。

注意点が少々あるのでそれを了承して頂ける方のみ進んで下さい。

※注意※

1.先の話ですが途中R15指定になりえる文になる可能性があります。
 規約に反しないためにもその様な描写は控えますが、多少の要素は覚悟して読み進めてください。
2.荒らし・中傷に来たと言う方々はお引取り願います。

それでは長い挨拶になりましたが本編へいってらっしゃいませ。

>>スレ設立日
2012年4月8日

+プロローグ+
>>1
#主要人物紹介#
>>2
第一話【二人の再会】>>3 >>6
第二話【電話とスカイプ】>>7 >>11 >>12
第三話【住んでる場所と初めての喧嘩】>>15

*読者様*
緋賀アリス様
愛河 姫奈様
茉莉夢様

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Re: ——恋心綴ります(実話) ( No.6 )
日時: 2012/04/14 00:42
名前: 結縁 ◆J6BQu6v9vI (ID: Panba53C)


名前を見た瞬間、鼓動が早くなって体が熱を帯びた。
ずっと、待ってた人。
その人が目の前に現れたという事実がすぐには理解できなくて……。
戸惑ってだけど、何も言わないのも可笑しいと思い、チャットに一言打ったの。

結縁:こんばんは

って。たった一言だけなのに凄く緊張した。
画面を凝視すること数秒で返事があった。

cacao.:こんばんは

ただの挨拶。
それだけだったのに、夢のように嬉しくてドキドキした。
だけど、少し冷静になってみると、喜んでばかりじゃいられない事に気がつく。
数ヶ月振りにこうして会えたけど、私はハンドルネームも変えてるし……もしかしたら覚えていないかも知れない。それを思うと、不安が一気に押し寄せてきて……気がつくと、チャット画面にこう打ってた。

結縁:えと、お久しぶりで良いんですよね? 多分…

多分とつけたのは、不安だったからだ。
不安な気持ちにいっぱいになりながらも返事を待つと、これも数秒の間に返ってきた。

cacao.:た、多分ね。三年後に来るとか言っていた覚えがあるが、来てみたよ

そう、言われて思い出した。
cacao.さんが前に、次来るのは三年後かもと言っていたことを。
でも、そんな約束よりも今はただ、覚えていてくれたことが、私が翡翠だと分かってくれたことが嬉しかった。


結縁:また会えてよかったです

今の私の素直な気持ちだった。
嬉しい気持ちでいっぱいなのを少しでも伝えたくて、ただ一言、色んな思いを込めて言った。


cacao.:そ、そうか?

戸惑ったようなその言葉が全部が久しぶりで……。
本当に今、話せているんだって実感させてくれた。

結縁:はい、そうですよ
cacao.:そうだな。バイトはもう慣れたかい
結縁:あはは、えーと、いろいろありすぎまして、まだバイト決まってない状況です;

バイトという単語に私は一気に現実へと引き戻された気がした。
そう、私が初めてcacao.さんと話したのは、ちょうど受験が近かったときのこと。
でも、私は元々、高校に受かりたいという気持ちはなくて、勉強もしていなかった。
だから、結果は当然のように不合格。
だけど、私はその結果に満足していて、バイトを見つけて頑張ろうって思ってた。

……けど、それも叶わなかった。
当時好きだった人と別れたり、学校の先生達からも色々と言われて、中学を卒業というときにやる気をなくしてしまった。卒業式、一週間前に運が良かったのか、悪かったのか水疱瘡にかかって出席停止のなり、参加することはなかった。
本当はギリギリで許可が下りていて参加出来たんだけど、母親が上手く先生に言ってくれて休んだんだ。
学校に良い思い出なんてほとんど無かったからちょうど良かったけどね。
そんなことを思い出しながらも、cacao,さんに会えたらこの話しは避けられないと思ってたので、少なからず心の準備は出来てた。

cacao.:わ、わー; どうしたのー。色々か……まぁ、よければ話してみんしゃい

話してみなさいと、そう言われて、一つずつ話すことにした。
最初に話したのは、好きだった彼とのこと……。

結縁:えと、まず、三年後どうのこうのの約束ですが、あれはもう、守れませんね
cacao.:ふっ、何ヶ月前かの約束だが、そうか
結縁:ちょっと、揉めちゃいまして。それが原因で縁を切ることになりました、という感じです

三年後どうこうというのは、私は以前好きだった人と、三年後に会うという約束をしていたんだ。
以前好きだった人も出会いはネットだったから……。
住んでる場所も離れていて、それでお金を貯める期間として三年という風にしたの。
まぁ、お別れした今ではもう、関係のないことなんだけどね。

cacao.:も、揉めたか、まぁ、揉めた原因までは聞かんが……気にはなるケド
結縁:気になるんですか?
cacao.:まぁ……ちょ、ちょっとは

気になる、そう言ってもらえたことが、嬉しかった。
ちょっとしたことがこんなに、嬉しいなんて、今まで知らなかったかもしれない。
そんな風に思っている間にも話しは進んでいった。

結局、私は簡単にだったけれど、どうしてお別れしたのかをcacao.さんに話した。
話していて、あんなに好きだった人のことを話しているのに、胸は少し痛んでもそこまで辛くないことに驚いた。この、数ヶ月の間に本当にcacao.さんの存在が大きくなっていた事を改めて実感した。

それから、この話さなかった数ヶ月のことを話しているうちに時間は過ぎていき、朝の7時過ぎ頃にお開きすることになった。
正直、まだ話していたかったけど、cacao.さんが眠いと言うのだから仕方がない。
私も少し、腕が痺れてきたし……。

cacao.:よし、そろそろ落ちるとするよ
結縁:また、話せますよね……?

落ちると聞いたときに私が一番、聞きたかったこと、それは、またすぐに話せるかどうかということだった。
cacao.さんは、何時も神出鬼没すぎる。
次、何時、話せるか分からないとやっぱり、寂しいと思ってしまうんだ。
それが、自分勝手な気持ちだとしても。

cacao.:どうだろうな。私は気まぐれだからな……次があるかは分からないぞ?

チクリと胸が苦しくなった。
ほらね、前もそうだったけど、はっきりとは答えてくれないんだ。この人は。

結縁:分からないなら、また、待ってます。基本的にはココに居ますし

待つ、それ以外に私に出来ることは無いのだからそうするしかない。
ココが唯一、cacao.さんと繋がりのある場所だから……。
そう、私が言った後、二言程、cacao.さんは発言して落ちてしまった。

話し終えてから、思考を満たしたのは、会えたことに対する喜びとまた会えるかどうかという不安だった。
話せたことは嬉しかったけど、次があるか分からないのはやっぱり、寂しい。
ふと、時間を見れば、もう朝の8時近くで、そんなことを、ぐるぐると考えながら私もチャットを落ちることにした。

その後、布団に潜ってからも暫くの間、寝つけなかったのは言うまでもないことだった。

Re: ——恋心綴ります(実話) ( No.7 )
日時: 2012/04/16 11:19
名前: 結縁 ◆J6BQu6v9vI (ID: GrzIRc85)

第二話【電話とスカイプ】

cacao.さんとチャットでの再会をした次の日の夜中のこと。
待つと言ったこともあって、cacao.さんがやってくるのをチャットで待っていると……。

cacao.さんが入室しました。

という表示と共にイヤホンに入室時にかかる音が流れた。
名前を見る度にまた、今日も話せるんだと思うと頬が緩むのを止められなかった。

結縁:こんばんは
cacao.:こんばんは

昨日と変わらない挨拶を交わした後、昨日のように雑談に入る。
夜中という時間のおかげもあって、二人だけで話せるのが何だか嬉しかった。
そうして、時刻が午前1時過ぎくらいになったときのこと、閲覧表示に動きがあった。
閲覧表示に1人と出ている。つまり、それはこのチャットの外で誰かがここでの会話を見ていることになる。
もちろん、見られて困るような話しはしていない。
していないんだけど……ちょっと落ち着かなかった。

閲覧表示がどうしても気になってしまう私はcacao.さんにある提案をしていた。

結縁:あ、あの、今更かもですが、ささやきで話しませんか?

ささやきというのは、まぁ、簡単に言えば、特定の相手とだけ会話が楽しめるという便利機能のことで、それで話したことは閲覧者にはもちろん、他に入室してくる人が居たとしても見られることなく話が出来るというものだった。そんな便利な機能があるなら何故、最初からそれで話さなかったのかというと、それは……cacao.さんがあまり、ささやきを好まないからということに関係してたりする。
そんなことを考えながらもcacao.さんの返事を待っていた。

cacao.:ほんとに今更だな。
結縁:まぁ、そうなんですけど……駄目ですか?

緊張しながらもそう尋ねると

cacao.:まぁ、かまわんよ。

その一言にほっとして、それからすぐにささやきへと切り替えて話すことにした。

結縁:『有難うございます。それじゃあ、こっちで話しましょう』

ささやきで話していたのも、日常のことなどの他愛もない話ばかりだったけどcacao.さんと話せてるだけで幸せだった。
話しているうちに、私は前から聞こうと思っていたことを聞いてみる事にした。
それは、cacao.さんがスカイプを利用しているかということだ。
私は友達に勧められたのが切っ掛けでスカイプを利用して色んな人と交流している。
もし、cacao.さんがスカイプを利用していたら、コンタクトを追加してチャットや、通話で話したいと思った。

結縁:『あの、cacao.さんはスカイプやってたりしますか?』

会話の区切りが良い所で、思い切って切り出してみた。

cacao.:『スカイプかぁ。やってないな』
結縁:『そうですか……。残念ですけど仕方ないですね』

やってないという事に少しだけ落胆してしまう。
だけど、それは一瞬の事で、cacao.さんの次の言葉に私の心臓は跳ね上がった。

cacao.:『何だ、突然。私の声でも聞いてみたくなったのか?』
結縁:『そ、それはっ……』

cacao.さんの声……正直聞いてみたい気持ちはあった。
だって、声を聞けばcacao.さんが男性なのか女性なのかもはっきりするし……。
そう思う気持ちは確かにある。だけど、それとは別に自分の声で話すという行為に慣れていない私は恥ずかしさと緊張の方が少なからず勝っていた。

cacao.:『ふっ……図星のようだな。私はかまわんぞ電話しても、な』

と、突然言い出すのはcacao.さんの方も同じだと、こういう時、思わずにはいられない。
だって……絶対私が断れないの知ってて言ってる様な気がするんだもん。

結縁:『じゃあ、電話します、か?』

画面に文字を打ち出すたびに、私の鼓動は早まり続けた。

cacao.:『あぁ、これが番号だ……047-○○○○-xxxx』

cacao.さんの電話番号が送られてくる。
それを見て、本当に声が聞けるんだと実感した。

結縁:『090-●●●●-xxxx……私の携帯の番号です』

そうして、それぞれに番号をメモしたりして、次の問題にぶつかった。
それは……。

cacao.:『で、だ。番号を交換したのは良いが、どちらがかけるんだい?』

そう、どちらが最初の一歩を踏み出すかというものだった。

結縁:『私からは、その、何か無理です! なのでそっちからかけて下さい;』

本当は、後、受話器のボタンを押せばかけることが出来る。
だけど、情けないことに、私にはそんな一欠けらの勇気もないんだ……。

cacao.:『全く、しょうがないな。そんなんではいけないぞ? こっちからかけるから、先に喋るんだぞ』

え? そう問いかける間もなく、手元にある携帯が音をたてて鳴り出した。
数秒、電話を取るのに戸惑いながらも、何とか出ることが出来た。
出来たんだけど……どちらも一言も喋る気配はなく、無言のまま時間が過ぎていこうとする。
く、空気が重い……っ。

結縁:『何か言ってくださいよ!』

チャット画面にそう書くと

cacao.:『そちらから、喋れと言ったはずだが?』

意地悪すぎる……。
確かにこっちから電話出来なかったのだから一応、筋は通っているけど……!

cacao.:『このままだと、話さずに電話を終了してしまうぞ』

まるで急かす様に表示される言葉にやっとの思いで一言だけ発した。

「も、もしもし……」

聞こえるか聞こえないくらいの小声でたった一言。
それでも、私なりに頑張ったんだよ……本当にっ。
それなのに、それなのに……どこまでも、cacao.さんは意地悪だった。

cacao.:『ん? よく聞こえなかったな。もう一度、言ってくれ』
結縁:『……』
cacao.:『黙っていては分からんぞ』

この人は、本当に、本当に……。
緊張は相変わらずしてたけど、それでも今度ははっきりと聞こえるくらいの音量で言った。

「もしもし……!」

こと一言をちゃんと伝えるためにどれだけの時間が流れたんだろう……。

「ふ……ちゃんと言えるじゃないか」

電話越しに初めて聞こえてきた声は低い男の人のもので、cacao.さんが男性であることを私に伝えてくれた。

「もう……酷いです!」

恥ずかしさとかそういうのを全部ぶつける様にそう言った。

「何も酷いことはしていなぞ。……そうだろ?」

むむぅ、正論だ。
cacao.さんは私の声が聞き取れなかったからもう一回言ってほしいと言っただけなのだから。
そう、正論なんだと分かってるんだけど……この胸の内にあるモヤモヤというか憤り? はどうしたらいいの!
そんな事を自問自答しながらも、少しの間、cacao.さんとの電話を楽しんだ。

初めて聞いたその声は何だか、不思議な安心感を持っていて、落ち着く声だなと思った。
……いや、やっぱり意地悪な声かもしれなかったけど。

そんなこんなで電話を終えた後、チャットでまた少しの時間、電話のことを話したりしてお開きすることになった。男の人と電話をしたのが初めてだった私にとって今日の出来事は凄く大きなものに思えた。
あ、初めてと言っても、父親を除いてだけどね。

ふと、電話の事を思い出して顔がニヤけてしまう。
何だろう、cacao.さんの声、安心感もあったけど……カッコよかったな。
そんな風に思っている自分が恥ずかしくなってきて、私は布団の中へと顔を隠した。

Re: ——恋心綴ります(実話) ( No.8 )
日時: 2012/04/18 19:19
名前: 愛河 姫奈 (ID: ZUrGQhyc)
参照: http://www2.x-feeder.info/aosilove/pictures/PIC_sFUNih.jpg

cacaoさん、きっとイケメンですね!←

はい、質問お答えいただきありがとうございます^^
全て見させてもらいました。
実話なんですか…

こんな恋、理想的ですね…^^

これからも頑張ってくださいVv

Re: ——恋心綴ります(実話) ( No.9 )
日時: 2012/04/20 16:47
名前: 茉莉夢 ◆7ptx0Rzgh2 (ID: P8Iktffr)

結縁s、こんにちは!
茉莉夢です!
覚えていますでしょうか?
あの時の茉莉夢だy≪殴
あ、小説読みました!
実話書くってすごいですね!
私は、くだらない日常です・・・いつものことで・・・
だから実話かけないんですよぉ〜・・・
あ、この小説読みやすかったです!
チャットって・・・カキコみたいなやつですよね!?
これからも頑張ってください!
応援しています☆

Re: ——恋心綴ります(実話) ( No.10 )
日時: 2012/04/29 01:38
名前: 結縁 ◆J6BQu6v9vI (ID: fWT6tl0Y)

愛河 姫奈さん

来てくださり有難うございます。

本人に伝えたら喜ぶと思います(笑

理想的と言ってもらえて嬉しいです。
これからも頑張りますね!


茉莉夢さん

こんにちはー
覚えてますよb

日常を書けるのも凄いことだと思いますよ。
私は恋愛ばっかりになってしまうので;
読みやすかったですか、それは良かったです。
んー 掲示板ではなくて相手が居ればリアルタイムに話せる場所、ですかね。
応援有難うございます。
これからも、まったりと頑張りますね!


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