コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- ▽cram school story *塾ヲ攻略セヨ!!*
- 日時: 2012/06/29 22:01
- 名前: 神崎仁 ◆bbWfSKYEhU (ID: z8eW1f9u)
クリック、ありがとうございます(*^^*)
はじめまして。
神崎仁と申します。以後、お見知りおきを。m(_ _)m
このお話は題名の通り、塾を題材にした物語です。
実際、自分の塾で起きた事件と自分で考えたお話を合体させた「半実話」です。
「攻略」というぐらいですから、偶にゲームのような表現を使うと思います。っというか、使います。
亀更新、尚且つ駄作メーカーの作者をよろしくお願いします。
※荒らし・中傷などネチケに反する行為はおやめください。
【お客様】
生卵。様【初のお客様です! コメントありがとうございました☆彡】
雲実様【2人目のお客様!東咲先生を楽しい人って言ってくださいました!ありがとうございます☆彡】
ダイヤ様【3人目のお客様で、コメディで小説を書いていらっしゃいます!ありがとうございます☆彡】
北星様【4人目のお客様!コメディで小説を書いていらっしゃいます!ありがとうございます☆彡】
ゆきりーな様【5人目のお客様!「更新期待」といってくださった…(感涙)コメントありがとうございました☆彡】
▽この物語は、 high jump! という塾にきた新人教師「東咲 義人」の奮闘物語である。
◇◆データーフォルダ◆◇
player(人物紹介):>>1
Mission1 ▽第一関門、生徒に好かれよ!
01:>>2 11:>>25
02:>>3 12:>>26
03:>>4 13:>>27
04:>>6 14:>>30
05:>>9 15:>>31
06:>>14 16:>>32(mission1 ending)
07:>>16
08:>>21
09:>>22
10:>>23
ーinter lude …間奏曲…ー(要するに、サイドストーリー?)
◆ゴールデンウィークmemory◆
01:>>34
- Re: ▽cram school story *塾ヲ攻略セヨ!!* ( No.2 )
- 日時: 2012/06/22 19:02
- 名前: 神崎仁 ◆bbWfSKYEhU (ID: z8eW1f9u)
Mission1
01
「…よしっ!!」
とある塾の男子トイレの鏡の前。
一人の男がいた。
今日の朝から、東京の美容室に行って整えた髪型。
今回の為にと奮発したネクタイ、スーツ。
これで完璧だ…。
キーコーンカーコン
*
「新しい男の先生来るんだって!!」
「まぢ!?」
「イケメンかなぁ!?」
ここは、high jumpという塾。
教室の女子たちは、ワイワイ大盛り上がり。
はぁ。イケメンのどこがいいんだか。
「っとか言ってるお前も、女子じゃん!!」
幼馴染の曉夜は、ケラケラと笑いながら椅子にもたれている。
ムカついたので、その椅子をすごい勢いで蹴ると曉夜はばんっと言う音を立て椅子から落ちた。
「…まぁね。」
そっけない返事。
自分でもそう思いながら、社会のワークを開く。
私たちは今年で受験生。
イケメンだ何だで、盛り上がっている余裕なんてないの。
そこら辺の馬鹿と一緒にしないで。
彼女の美しい黒色をした長い髪の毛が、風に揺れた。
- Re: ▽cram school story *塾ヲ攻略セヨ!!* ( No.3 )
- 日時: 2012/06/22 23:11
- 名前: 神咲仁 ◆bbWfSKYEhU (ID: ???)
ガララララ!!!!!!!!!!
チャイムがなってから、五分後。相当急いでいたのか、大きい音をたてドアが開かれた。あまりの音の大きさに、壊れたんじゃないか?皆、唾を飲む。
「…っはい。授業を始めましょう」
ドアを壊しかけたとうの本人は、まるで気にしていない。
「……先生、ドアは…?」
「ん?あぁ、大丈夫!!バレなきゃ平気!!だから、他の先生には秘密ね?」
口に人差し指をあて、ウインクする先生。
はぁ…。
なんなんだ、この先生は…。
「何が、バレなきゃ平気なんですか?」
この声は…。
教室のドアにもたれかかっている、あのお方は…。
「か…神薗先生!!」
神薗神介先生。
30歳前後の細身で眼鏡。
先生は、このhigh jump!のトップの室長。
そう、その名の通りこの塾の“神”だ。
親も、なんとぴったりな名前をつけたなと思う。
「東咲先生、何か勘違いしてはないですか?((黒笑」
先生のその笑顔の75%は、真っ黒。(当社比)
黒い微笑みが、新人教師を襲っている…。
「かっ…か…み…ぞ…の…先生…」
その姿はまるで、蛇に睨まれた蛙。
正確に言うと[神の黒い微笑みに怯える新人教師]ってとこかな?
「バレなきゃ平気ですか…。
あんな凄い音が隣の教室に聞こえないわけないでしょう?」
ニコニコしながら、隣の教室を指差す神山先生。
勿論、黒笑度は変わらず。(当社比)
「子供染みた言い訳、言動は慎んでくださいね??次やったら…((黒笑」
その笑いは、新人教師だけではなく、生徒も恐れを感じた。
- Re: ▽cram school story *塾ヲ攻略セヨ!!* ( No.4 )
- 日時: 2012/06/23 20:03
- 名前: 神崎仁 ◆bbWfSKYEhU (ID: z8eW1f9u)
03 漓玖side
「…じゃあ、授業を始めます」
授業開始前から疲れ果ててしまった、先生。
先生はホント、頑張って作った笑顔を浮かべ教壇に立ち
「今日は!!」
ん…?
今…?
「先生…“こんにちわ”じゃないんですか?」
という生徒の質問に、先生はチッチッチと人差し指を振る。
「“こんにちわ”の語源は“今日は”だから、このイントネーションの方が正しいのさ!!」
「………」
皆、完全に引いている。もはや、ドン引きの域を越している。
そのことに気づかないのは、先生ただ一人。
「あっ!僕の名前は、東咲義人と云うので!よろしくお願いします」
東咲先生は黒板に大きく「歴史について」と書き始めた。
私たちの学校は3年生で歴史をやる。結構珍しい。
「じゃあ、室町やろうか」
教科書を開くと、いきなり
「足利義満が造った、建造物は?はい、山口」
あてられた曉夜は、少し考え口を開いた。
答えを言うのかと思ったら
「先生。足利義満自身が、汗水たらして造ったんすか?」
はぁ?
「なわけないじゃん、バカ」
私が冷たく言うと、東咲先生がいきなり笑い始めた。
狂った?
壊れた?
初日で?
バカじゃん。
今のを曉夜が聞いたら「お前、さり気なく失礼だぞ」というだろう。
さり気なくもなく、失礼だ。
「先生の言い方が悪かったな!じゃあ、“足利義満が作らせた建造物は?”ならどうだ?」
「わかりません」
間髪入れずに答えた。
分からないんじゃなくて、考えてないんでしょ?
「正解は“金閣”!はい、答えられなかった山口はその場で立つ!」
「えぇ!?」
不満を漏らしながらも、渋々立つ曉夜。
「山口は僕がほかの人を当てたとき、その人より早く答えることができたら、山口が座り、答えられなかった人は立つ。その繰り返しな!
その名も“友情破壊ゲーム”」
名前、暗っ!!
「じゃあ、次行くぞ…」
結局、そのまま立っていたのは曉夜。
曉夜は特に気にすることもなく、笑っていた。
同じく、先生も。
この先生…もぅ、なんなの!!?? 意味不明!!
今日から始まった、おかしな先生との生活。
はぁ。先が思いやられる…。
- Re: ▽cram school story *塾ヲ攻略セヨ!!* ( No.5 )
- 日時: 2012/06/23 20:28
- 名前: 神崎仁 ◆bbWfSKYEhU (ID: z8eW1f9u)
<作者のコメント-ようするに、あとがきのようなもの->
01〜03まで書きました^^
“友情破壊ゲーム”は実際、自分の塾にあるゲーム(?)のようなものですww
ちなみに、室長もうちの塾の室長をモデルにしておりますww
これからもコメディー中心尚且つ、恋愛を含んでいきたいと思いますw
頑張ります!!
これからも観覧&コメントよろしくお願いします♪
- Re: ▽cram school story *塾ヲ攻略セヨ!!* ( No.6 )
- 日時: 2012/06/23 21:15
- 名前: 神崎仁 ◆bbWfSKYEhU (ID: z8eW1f9u)
04 漓玖side
——漓玖ちゃんって、なんか怖い…
——あぁ、あの子無表情だしね… 孤高の天才ぶってる感じ。
誰が、孤高の天才ぶってるだ。
そんなわけないじゃん、バカじゃないの?
廊下から聞こえる陰口。
私の席の周りには誰もいない。私も、誰かに居てほしいなんて思ってないし。
「漓玖ぅ〜!」
甘えた声を出す、曉夜。
何を言いたいかなんて、言われなくてもわかる。
「宿題くらい、自分でやりなさい」
「ははっ、分かってんじゃん♪」
人懐っこい笑顔で私を見る曉夜。
その時私の心の中では、何かがときめいていた。
だけど…
「早くやりなさいってば!」
心にもない言葉が、口から出てしまった。
「ちぇっ」
つまらなそうな顔で去っていく、曉夜。
…無理だよ。
本当のことなんか…言えないよ。
周りの男子の騒ぎ声も
女子軍団の陰口も
遠くなっていく…。
そして、曉夜の姿も…
どんどん遠く…
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