コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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海のシグナル
日時: 2012/07/10 14:08
名前: Ua (ID: ???)  

Uaです

初投稿!

小説は恋愛系統になってます^^

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Re: 海のシグナル ( No.4 )
日時: 2012/07/10 16:12
名前: 幸姫 (ID: Wz/uC4rR)

初めまして!!!

私、幸姫といいます☆

小説、楽しみにしていますネ♪

私は少女名探偵!!を書いているので見に来て下さい!!!

白亜さんもぜひ見に来て下さいな(>_<)♪

Re: 海のシグナル ( No.5 )
日時: 2012/07/11 15:36
名前: Ua (ID: IXZEaJaO)

登場人物<br /><br /><br />・伏見 雨音(ふしみ あまね)<br /><br />夏休み4日目、親の運転する客船で事故に遭い、死亡。颯太とは幼馴染み。 
・笹間 颯太(ささま そうた)<br />明るくマイペース。雨音とは幼馴染みで、密かに想いを寄せていた。<br /><br /><br />設定<br /><br />中学生最後の夏休み

Re: 海のシグナル ( No.6 )
日時: 2012/07/11 15:48
名前: Ua (ID: IXZEaJaO)

第一話


死んでいた。私は、気づいたそのときにはもう[この世には存在しない」

者になってた。


皆が、日常を過ごしていた。・・・私が居なくっても。

それでも世界は動き続けていた。

あんなに仲が良かった友達だって。家族さえ。

まるで・・・「私が居ないのが当たり前」かのような世界。


そんな世界には、私の絶望と虚無感が満ちているように思えた。





海のシグナル ( No.7 )
日時: 2012/07/11 18:46
名前: Ua (ID: AFVnreeh)

第二話


「・・・颯太ー!!起きなさい!!」

「・・・」別に寝ているわけじゃないけど、返事はしない。

「颯太っっ!!!」

「・・・何」

「今日学校あるでしょ」

 音をたてて、思いっきりドアが開く。母親は今日も元気だ。若いって

 いいネ。

「何言ってるの、今日から二学期はじまるのよ!」

「・・・わかってる」

 俺が素知らぬ顔で母親の前を通り過ぎようとしたとき、

「・・・これまでは雨音ちゃんが起こしてくれてたのにね」呟いた。

「・・・・・・それは言うなっていっただろ」

「っそうだったわね、じゃあ早く朝ご飯食べなさい!」

 はっと我に帰った様子で、作ったような笑みを浮かべた。

 −雨音のことをひきずってるのは俺だけじゃない。

 そう思って安心している自分に、少しだけ腹が立った。

海のシグナル ( No.8 )
日時: 2012/07/12 10:04
名前: Ua (ID: IXZEaJaO)

第三話


「・・・み、皆さん、おはようございます!新任教師の油納です!」


休み明け独特の、気だるい雰囲気の教室にやる気から回りの教師の声が

響く。

まだ落書きのされていないきれいな黒板に、油納、ゆのうとご丁寧に読

み仮名つきで書いているが、そんなものを見てる子なんて一人もいない。

・・・みんな共通の話題で持ちきりだから・・

。。。

『ねぇねえ、雨音ちゃん死んだってほんと??』

『そうそう事故死だってー』

『雨音ちゃんかわいそ』

『それいっちゃだめだよ』

。。。

『伏見、死んだらしいよ』

『知ってる知ってる』

『新聞載ってたしな[客船沖で沈没女子中学生一人死亡]って』

。。。

『何か物騒だよね』

『まだ現実味ないっていうか』

『もしかして、まだ雨音生きてたりして?』

『やめてよ、怖いじゃん』

『冗談だって、冗談』

。。。


・・・現に、私はここにいる。でも皆に見えてないだけ。

けど知覚されて無いってことは、存在しないのと同義だから結局は、

私は居なくてもいい子。

・・・もしかしたら、居ない方がいいのかもしれないくらいの存在。

「・・・私って、居ない方がいい?」

一人教室の隅で呟いてみたけど、やっぱり誰も答えてくれなかった。


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