コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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超運命!!超本命!!
日時: 2012/10/17 20:48
名前: 果奈 (ID: 8wzITB29)

2作目行きます!!
ずっと書きたかった作品なんです。 マイペース更新ですがよろしくおねがいします。

プロローグ

イケメンでもいいんだよ。でも、黒髪でちょっとスポーツ刈りで純粋そうな人で…はにかみ顔が可愛くて…。


いくつものハードルを小さい石ころ同然のように乗り越えていく



あなたはいまどこなんだろう?


あなたはどんな顔なんだろう


近づきたいけど 画面に手を伸ばすことしかできなくて








———大好きなのに。何も知らない。

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Re: 超運命!!超本命!! ( No.1 )
日時: 2012/12/28 09:27
名前: 果奈 (ID: 8wzITB29)

登場人物

柊 美衣-hiiragi mii-
・音楽とパソコンが好きな中2 言葉にオノマトペが多い
・有名ではないが実力派俳優「shine」のファンだが、語り相手がいないが悩み
・究極のだらだら好きでお団子ヘア+眼鏡+スエット素材の部屋着で過している。
・イケメン好きだが理想がめっちゃ高い
「ぴっきょーん!!ひらめいたナウ。」

悠斗-yuuto
・美衣と同学年で、ギターとサッカーが好きな妹思いの好青年
・たまたま同じバンドが好きだったことがあり、ネット内で美衣と友人になる
・東京の方に住んでいる
・美衣の好みにドストライクらしくこれについて柚月は「あんなハイレベルなハードよく簡単に越えたわね」とのこと。しかし、聡一郎には不評
「都会ってそんなにいいところか?」

清水 聡一郎-simizu souitirou-
・美衣、柚月の幼馴染 2人の暴走を抑える
・やや地味めで可愛そうな男で、美衣にソーシャルネットワークサイト「world」を教えた張本人
・なぜか勝気な女の子にもてる。本人いわく「まじうっとおしい」らしい
・なんだかんだ言って2人の事信頼してるし信頼されている
「たのむからお前ら3秒くらい黙れよ…」

篠原 柚月-sinohara yuduki-
・美衣の親友兼幼馴染
・ふわふわとした愛くるしいfaceで男子のハートを打ち抜く。でも、そのフワフワfaceからは想像できないほど毒舌がポンポン出てくる
・しっかり者、成績優秀、才色兼備、合唱の伴奏者常連など…美衣曰く「遺伝子やDNAをプロ並みにうまく組み合わせた結果」らしい
・自分のことを知らない人から告白されるのが悩み
「あんたのような人がこの世に3人以上いたらとっくの昔に世界終わってるわよ。」

葛城 瑚陽-katuragi koharu-
・美衣たちと仲がいい。小学校からの友人で幼馴染みに近い仲。親友。
・美衣と同じ部活。「綺麗なお方」らしいので後輩に慕われている。
・恋バナが好きな今時ガール。美衣曰く「このかたを真のイケ女(イケてる女)と言わずに誰かイケてるんだ」らしい。
・柚月とはお互い美衣のつながりで仲はいいが、実を言うとそこまで仲良しではない。
「きゃ、それってこ・いとやらですかぁ〜!?ww」

森谷 鈴-moritani suzu-
・悠斗の東京の方の友人
・美少女で美衣と同い年なのに1、2歳くらい年上にみられる
 
優理-yuuri-
・男に「可愛い、可愛い」ともてはやされているので女からは嫌われている
・可愛い子だけど、実は少し腹黒

Re: 超運命!!超本命!! ( No.2 )
日時: 2012/10/17 21:49
名前: 果奈 (ID: 8wzITB29)


1話

「ん、なにそれ?『world』ってなにさ?」
今は5月。やっと寒い北海道にも春が来た頃。今日は久しぶりに我が幼馴染清水 聡一郎こと「そうちゃん」と帰ってる

「お前も意外と時代遅れなんだ。けっこう有名っしょ。」
「うるさいっ、さっきまで大阪のU〇Jを秋葉原系アイドルの姉妹グループだと思ってたくせに」
「おい、お団子頭。お団子、へし折るぞ。」
「ぎゃぁ、変態。あー。やっぱり変態じゃないから教えて。」
幼馴染だからなのか私たちの会話はテンポが良すぎておしどり夫婦と思われるくらい。 
まぁ、わたしはそんなの反対ですけどー、アッカンべー。

「—わかった。今日俺んちくるか?教えてやる」
「やったぁ〜。じゃぁまたあとで。」


まさか、そうちゃんの方が時代の波に乗ってるとは…。これでも毎日WEBニュースなどで最新情報チェックしてるのに…

不満そうにチャームポイントのお団子をちょっと直し私服に着替えようと思ったけど、面倒くさいから制服でそうちゃん家に向かった。



「—で。そのworldってなにさ。あ、これお土産のクッキー。」
「あ、どうも。あのねworldっていうのはこれの会員になるとこれの世界中の会員者とつながれるわけ。これうちの中学でもやってる人多いよ。」


「とりあえずログインのやり方教えるからー。あのね、ここのボタンを押すの。そうしたら…」




私の春が始まる

Re: 超運命!!超本命!! ( No.3 )
日時: 2012/10/18 23:04
名前: 果奈 (ID: 8wzITB29)


2話

まったく、そうちゃんの説明能力のなさにはあきれるわ…

超いみわかんない。と呟きながら慣れない手つきでそうちゃんに教えてもらったやり方で「world」をログインする——私。
セキュリティのせいか、結構厳重に登録しなくてはいけない。それが意外と複雑なのだ。

「おっ!!来た!!」
現代的な地球のイラストと様々な国籍の人々の写真が掲載されていて青い文字で「welcome」と書かれている。
ぱっと見た感じ現代風なサイト。

「まず、自分のプロフィールを書くといいぞ。好きな歌手とか書けば同じ趣味の人とか見つかるもんだぞ。」

その通りに自分の趣味とか好きな音楽とか、経歴とかを書く。名前は自分の好きなようにしていいらしい。ほとんどの人がフルネームだけど、そこまでこだわらなくていいらしい。 

プロフィールを一通り書き終えた後「好きな音楽」の所に私の大好きなバンド「shine」と打った。



そして次の日
「——あ、そうちゃん。昨日¨world¨やってみたよ。なんかおもしろそうだったね」
「うわっっ」
寝起きに一発肩たたきしたからか思いっきり叫ばれた。
朝から耳が痛いよ…。

「もうっ!!朝から変な目覚め方させないでよ!!」
「お前だろ!!……んだよ。朝から。あ、やってみたのか?」
迷惑そうに頭をかきながらこっちを見るそうちゃん。
「そうなのよ!!そしたらね、あの先輩もやっててそんで……「あら、朝からラブラブしてるのね。」

「あ、柚月〜!おはようさんー」
「おはよ。」
「あなた、朝から冷やかしは間に合ってるよ。」
「世間体を述べただけよ。」
私の幼馴染である篠原柚月が、澄ました顔をして髪を結びなおす。
本当、絵になるよなぁ。
まぁ、柚月がただの冷やかしで言ったことぐらいわかってる。 だって、柚月だってそうちゃんとかなり話してるし。


そんな感じで学校が終わり家の制服に着替える。
まず、ポニーテールをてぐしでお団子にして、制服からスエッと素材の部屋着に着替える。最近は柄の凝ったものが好きで、今日は猫柄のオールインワン。でいつも愛用の黒縁眼鏡を装着して


完成!!究極のだらだら好きのわたしの家の制服!!

家の制服に着替えたころ


知らない人から友人希望のお知らせが来た。

Re: 超運命!!超本命!! ( No.4 )
日時: 2012/10/19 21:00
名前: 果奈 (ID: 8wzITB29)


3話

「——悠斗?だれそれ?」
知っている先輩や友達の中に一つ混じっている知らない人の名前。
私の知り合いにこの漢字で悠斗なんて思い当たらない。
幼稚園の時とか小学校低学年当たりの同級生かな?と思い、メッセージを見てみると



「こんにちは。僕もshineが好きなんです。プロフィールを見たらかなり音楽の趣味があっていたのでぜひ、友達になってください。」


その人のプロフィールを見ると音楽の趣味が驚くほどあっている。
これには興味がわいて友人登録のボタンを押した。

その直後、パソコンを見ると悠斗っていう人から早速返信が来ていた。

「おぉ!友人登録してくれた!ありがとう<(_ _)>これからよろしくね」
どうやらかなりフレンドリーらしい。 フレンドリー派の私とかなり気が合いそう。
「こちらこそ♪仲良くなれそうで嬉しい(*^^)」
「そりゃ嬉しいわ。ところで特に誰が好きなの?」
「うーん、ボーカルの声とか大好きなんだけど、一番はドラムの『修二』かな。この人の歌詞大好きなんだけど(*^^*)やば、かっこえぇ〜」
「おぉ!初めて俺とおんなじ考えの人に会ったわ!!たまににわかファン?がいるんだけどみんなボーカルが言いっていうのさ。」
「わたしにわかファンすら周りにいないww」
「あら(笑)」
「今の女々しい〜」

こんなに初対面の人とテンポいい会話ができるなんて…
この¨悠斗¨っていう人とはかなり気が合いそうだ。
と思った。



明日そうちゃんに礼を言わなきゃ。

Re: 超運命!!超本命!! ( No.5 )
日時: 2012/10/25 17:49
名前: 果奈 (ID: 8wzITB29)

4話

「あ、そうちゃん。」
そうちゃんは朝練があるので一緒のタイミングで学校に行くのはめったにないが、今日はたまたま私の前方に爽ちゃんらしき姿が見えた。

「あ、み…柊。」
そうちゃんは¨みい¨と言いかけたところで周りを一回見わたし、¨ひいらぎ¨と呼んだ。

最近いつもそうだ。 家に帰ると「みい」って呼ぶくせに学校だと私のことを¨み¨とすら言わない。 
柚月曰く「はずかしいからじゃない?」といっていたものの、昔からずっと「そうちゃん」って呼んで「みいちゃん」または「みい」って呼んでた仲なのに、今さら…って思う。


そんなことを気にしないそぶりで話を変える。私の得意技だ。
「あのねぇ、昨日worldやったらshineのファンがいたの〜♪やばくなーい!?つ、い、に!!って感じ!!ヤッホー♪」
「おぉ、いたのか。おめでとー。」
ちょっと声のトーンはたかくなったが、棒読みなことには変わりない。
昨日の人と会う前はににわかファンのそうちゃんを少しでも洗脳させることでしか語り相手は見つからなかったから、そうちゃんは喜んでくれた。 それだけでテンションあがるって、どんだけ簡単な女なんだよ、私。
とノリ突っ込みしてみる。

「でね、その人男なんだけど超フレンドリーでね。めっちゃ会話のテンポがいいの!!でね…」
「あー。わかったから。俺、他の人と話したいから。」
そうちゃんはそういってさっきの声とは一転、だるそうな声をして早歩きで友達のもとに行っていった。



「あ、待って…」
と口だけで言ったもののもう周りの人たちに囲まれて私は場違いになりそうだった


変なの。今日のそうちゃんおかしい。
そう思っていると友達に声をかけられて、いつのまにか時は過ぎて行った。

その日はこれ以上そうちゃんと声を交わさなかった。


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