コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 泣き虫ヴィーナス!−兄弟喧嘩は他所でやれ!!−キャラ募集中!
- 日時: 2013/01/20 02:09
- 名前: 粉雪百合 (ID: wAE.Fy2c)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=30753
始めまして。こんにちわ。
またお会いしましたね、粉雪百合です。
この小説は兼業です。ただでさえ遅い更新ですが、さらにペースダウンしています。
※その他諸注意※
○相変わらず粉雪は日本語が苦手です。
○よって誤字・脱字が多いです。変な日本語を使ってることがあります。
クレームは粉雪まで。
○見てのとおり駄文です。
○でも荒らさないで下さい(´・ω・`)
○粉雪は眠気に勝てません。文の途中でも平気で寝ます。
ぶつ切りですが勘弁してください。
○変人ばっか出てきても許してネ☆
友達になりたい皆さん、タメ語いいですかという皆さん
全力で歓迎いたします。
それではごゆっくり〜^^ノ
P.S.ただいま、大地君の愉快なクラスメイトを募集しています。
男子校設定なので男の子限定ですが・・・
皆さんのアイディアキャラクター、お待ちしております☆
(応募用紙→>>7)
【目次】
キャラクター>>5
プロローグ>>1 * 1話>>3 * 2話>>4 * 3話>>6 * 4話>>8 * 5話>>14 * 6話>>18 * 7話>>22・>>23
特別話 ①クリスマス>>11
- Re: 泣き虫ヴィーナス!−兄弟喧嘩は他所でやれ!!−キャラ募集中! ( No.21 )
- 日時: 2013/01/15 00:10
- 名前: 粉雪百合 (ID: wAE.Fy2c)
7話『訪問!』
ウチには神様が7人住んでいます。
充「だから喜んでくれないかな?」
大「厄介事の元凶でもか?」
翌日、朝の会話はこうして始まった
大体、男子寮の一部屋に8人もどうやって生活するんだ
最初はそう思ったが、ここにいるのは人外生物。(そもそも生物なのかも怪しいが。)
なんか勝手に部屋の面積を広げられ、見た目は変わらないのにスペースが無駄にある変な空間が出来上がってしまった
なんでも実際の大きさは変わってないから、外には迷惑がかかっていないそうな。さすが神様
大「っていうか神様が7人いるからっていいことあるのか?七福神みたいに福を運んでくるならまだしも・・・お互いに喧嘩をするような奴ら、危ないったらねーよ」
はぁ、と俺はパーカーに腕を通しながら毒づく
対し、昨日コーヒーを被り、結局シミの取れなかったローマ風の服を着たままの充は、手で寝癖を直しながら応える
充「いいじゃん。この試合、見てるのは君だけなんだし。他の人たちは記憶消しちゃうしね」
大「おかげで俺だけ神様信頼度が絶賛急降下中なんだけど」
充「大丈夫。他の神様もこんな感じで大した事ないから」
ぜんっぜん大丈夫じゃねぇ・・・と、口の中で呟きながら身支度を済ませる
美「おはよう・・・ダイチ、ジュー」
美衣名がガラステーブルの向こうから微笑みかけてきた
・・・いつからいたんだ?
大「・・・見た?」
美「・・・何を?」
美衣名はウサギのように頭を傾げる
なんとも可愛らしい仕草だが・・・見てないのならまぁいいか
ガ「あ、起きたんですか、大地さん。日曜なのに早起きですね」
食パンを皿に山積みにした少年、ガニメデがテーブルに現れた
その皿をテーブルの真ん中に置くと、取り皿を8つ、縁に沿うように並べていく
さらにコーヒーカップを8つ持って来て、それぞれの席に置いていく
いつの間に食器用意したんだ・・・?
大「・・・こんなに五月蝿くちゃ、おちおち寝てらんねーよ。それに、約束もあるしな」
真「どこか行くのか?」
目玉焼きが乗った皿を持った真亜豆が現れた
さっきからキッチンを占領してたのはコイツか
大「行くんじゃねぇよ。来るんだよ」
三叉の矛を布で巻きなおしていた星度、鏡を見つめていた羽羅乃、野菜をかごごと頬張っていた農土、シャワールームから顔を出した商希までもが、その一言に俺を振り返った
大「9時に俺の友人がこの部屋に来る。だからそれまでに部屋を戻してお前ら帰れ」
ほりゅー^^
- Re: 泣き虫ヴィーナス!−兄弟喧嘩は他所でやれ!!−キャラ募集中! ( No.22 )
- 日時: 2013/01/19 23:12
- 名前: 粉雪百合 (ID: wAE.Fy2c)
7話『訪問!』
ウチには神様が7人住んでいます。
充「だから喜んでくれないかな?」
大「厄介事の元凶でもか?」
翌日、朝の会話はこうして始まった
大体、男子寮の一部屋に8人もどうやって生活するんだ
最初はそう思ったが、ここにいるのは人外生物。(そもそも生物なのかも怪しいが。)
なんか勝手に部屋の面積を広げられ、見た目は変わらないのにスペースが無駄にある変な空間が出来上がってしまった
なんでも実際の大きさは変わってないから、外には迷惑がかかっていないそうな。さすが神様
大「っていうか神様が7人いるからっていいことあるのか?七福神みたいに福を運んでくるならまだしも・・・お互いに喧嘩をするような奴ら、危ないったらねーよ」
はぁ、と俺はパーカーに腕を通しながら毒づく
対し、昨日コーヒーを被り、結局シミの取れなかったローマ風の服を着たままの充は、手で寝癖を直しながら応える
充「いいじゃん。この試合、見てるのは君だけなんだし。他の人たちは記憶消しちゃうしね」
大「おかげで俺だけ神様信頼度が絶賛急降下中なんだけど」
充「大丈夫。他の神様もこんな感じで大した事ないから」
ぜんっぜん大丈夫じゃねぇ・・・と、口の中で呟きながら身支度を済ませる
美「おはよう・・・ダイチ、ジュー」
美衣名がガラステーブルの向こうから微笑みかけてきた
・・・いつからいたんだ?
大「・・・見た?」
美「・・・何を?」
美衣名はウサギのように頭を傾げる
なんとも可愛らしい仕草だが・・・見てないのならまぁいいか
ガ「あ、起きたんですか、大地さん。日曜なのに早起きですね」
食パンを皿に山積みにした少年、ガニメデがテーブルに現れた
その皿をテーブルの真ん中に置くと、取り皿を8つ、縁に沿うように並べていく
さらにコーヒーカップを8つ持って来て、それぞれの席に置いていく
いつの間に食器用意したんだ・・・?
大「・・・こんなに五月蝿くちゃ、おちおち寝てらんねーよ。それに、約束もあるしな」
真「どこか行くのか?」
目玉焼きが乗った皿を持った真亜豆が現れた
さっきからキッチンを占領してたのはコイツか
大「行くんじゃねぇよ。来るんだよ」
三叉の矛を布で巻きなおしていた星度、鏡を見つめていた羽羅乃、野菜をかごごと頬張っていた農土、シャワールームから顔を出した商希までもが、その一言に俺を振り返った
大「9時に俺の友人がこの部屋に来る。だからそれまでに部屋を戻してお前ら帰れ」
充「だから僕ら天界には帰らないって」
充はいつものようにそういった後、あ、僕にはココアじゃなくてコーヒー頂戴。と、ガニメデに向かって言いながら隣に腰掛けてきた
さして動揺しているようには見えないが、ここを出て行く気配もない
商「友人って誰?クラスメイトとか?」
農「おいしいものたべるのー?」
他の神々の様子も同じようなもので、暢気な問いしか帰ってこない
大「クラスの奴とレポート書くんだよ。おいしい物は・・・たぶん無いな。だからせめて出てけ」
状況を把握していない奴らに冷たく言い放ちながら食パンの耳に噛り付く
分かってるのか、ここは男子寮の一室だぞ。誰がこんなカオスな事になってると予想できる?
アイツが卒倒しちまうからさっさと元の状況に戻してくれ
充「要するに、大地君は僕らが住んでるってバレるのが嫌なんだね?」
大「特に美衣名がいると話がややこしくなるから急速に頼む」
美「え・・・?」
真面目な高校生男子が金髪の美女を部屋に連れ込んでいる、なんて勘違いされたらどんな噂が立つことか・・・想像しただけで恐ろしい
大「で、出て行ってくれるのか?」
充「出て行かないよ」
大「は・・・?」
淹れたてのコーヒーをすする横顔に、俺は思わず目を点にした
大「じゃ、じゃあどうするんだよ!?」
慌てる俺の表情を楽しむように、充は満面の笑みを持って答えた
充「とりあえず君の服を一着貸してくれるかな」
+++++++++++++++++++++++++
現在、時刻は8:45
部屋は元のサイズに戻っており、隣に立つ充はローマ風の衣装の上から俺のパーカーとジーパンを着用していた
充がいること意外は昨日の朝と変わらない感じだが、実はもう1つだけ、変わった場所がある
ベッドの上
ガニメデである王子のぬいぐるみを含め、多数の人形がそれとなく乗っていたのだ
その数10個。充が持っていたのが4つ(ガニメデ含む)なので、残った6つが・・・例の神様達だ
大「・・・こんなことも出来るんだな」
充「僕自身の姿は変えられないけどね」
充は少し短いパーカーのすそを引っ張りながら言った
お前のほうが背が高いんだからしょうがないだろ
それにしても・・・と人形になった神々のほうに目を配る
イルカに猫にヒヨコに・・・これはそれぞれのイメージなんだろうか。でも赤い猫って・・・;
大「俺、こんな趣味じゃないんだけど」
充「実際僕のもあるから、全部僕が持ってきたってことにすれば?・・・うーん、手芸が趣味ってことにしておけばいいんじゃないかな」
だからってこんなに大量には持って来ないけどな、普通
ただの人形好きでいいだろ。と、心の中だけで突っ込む
大「あと、神様ってことは伏せとけよ。お前は俺の地元の友人」
充「大丈夫。そんなに怖い顔しなくても、むやみやたらに神様だなんて名乗らないから。信じてくれないし」
だって、実際、君も信じてなかったでしょ?と充は苦笑交じりにこちらを振り返る
いや、確かにそうなんだけど・・・
ピンポーン
充「ほら、言ってたらお客さん来たみたいだよ」
大「じゃあ、上手くやれよ・・・?」
俺は玄関先まで充を睨みつけて行った
- Re: 泣き虫ヴィーナス!−兄弟喧嘩は他所でやれ!!−キャラ募集中! ( No.23 )
- 日時: 2013/01/20 03:48
- 名前: 粉雪百合 (ID: wAE.Fy2c)
ドアを開けると、男子寮では絶対ありえない人物——つまり女子が2人立っていた
特に右の奴。大きく見積もって中学生がいいところだ
俺はその2つの顔をしばらく眺めた後、
バタン
何も言わずに戸を閉めた
?「ちょ、ちょっと、大ちゃん!?何も閉めること無いでしょ!?」
ドアの向こうから焦ったような声が聞こえてくる
大「カン!お前を呼んだ覚えはねぇぞ!!」
ドアノブを握ったまま黒い板に向かって叫ぶ
ガチャガチャと向こう側でノブを回す音がしばらく続いたが、不意にピタリと止んだ
?「大ちゃん、いいの?僕のペットがそっちに迷い込んでも!」
大「俺を殺す気か・・・っ!?」
バッッ!!と可能な限りの最大速度でドアを開くと、その勢いのまま左の奴の頭を握る
?「痛いよ、大ちゃん」
端麗な顔が、にこりと笑みの形を作っていた
充「大地くーん?何やってるのー?」
そこにひょっこり奴が現れた
お前・・・っ!?何で出て来るんだよ・・・!!
?「誰?大ちゃんの友達?」
?「え・・・!?大地に俺達以外の友達なんかいたのか!?」
大「渚、ものすごい失礼だって分かって言ってるんだよな?」
右の不良風少女にガンを飛ばす俺を無視して、充は暢気に言い放った
充「僕のことは無視してくれて良いから、入って入って」
いや、ここ俺の部屋なんですけどね?
+++++++++++++++++++++++++
官「はじめまして、充さん。大ちゃんがお世話になってます。506号室の陸奥官(むつつかさ)です。『官僚』の『官』って書いて『つかさ』と読みます」
ぺこりと頭を下げたのは、この階の端に住んでいる俺の友人、通称カンだ
くりくりした丸い目に華奢な体つき。女子と違わないその可愛らしさとは裏腹に、蛇や蜘蛛などをペットに飼っているトンデモ野郎だ
まめな性格ではあるのだが・・・下手に頭がいいので次の行動が読めない
充「はじめまして。こちらこそ、大ちゃん(笑)がお世話になってます」
とりあえず充の足を踏んでおこう
渚「どうも。伊佐渚(いさなぎさ)です。どーぞよろしく。隣の赤星寮の1階に住んでます」
こっちは俺のクラスメイトで同じく神話学を選択している少年だ。背が低いし童顔だしで、よく女子や中学生に間違われている
長い黒髪に白のピアス。背中には手作りの愛刀。今でこそ普段着だが、基本は学ランで過ごしている。ちなみに口に咥えているのはチョコレート。タバコじゃないのであしからず
性格は・・・こんな不良みたいな格好だが真面目そのものである。多分
渚「それにしても地元に友達がいたなんて・・・。ボッチだから寮生活してるんじゃなかったのか」
大「うるせーな。家が遠かったんだよ」
こうやって俺をいじってこなければ、コイツは真面目だって言い切れるのだが・・・
官「あれ?大ちゃん、このぬいぐるみどうしたの?」
ヤバイ。なんか早速気づかれた!?
充「あ、それ僕のだよ。手作りしたんだ。可愛いでしょ?」
官「へぇ!すごい!今度僕にも作ってよ」
あ、案外大丈夫だった
真面目に充が役割を演じてくれて助かった。信用してなかったわけじゃないけど
渚「早速始めようぜ。パソコン借りるぞ」
大「おう」
この調子でいってくれることを信じてレポートのほうに集中しよう
+++++++++++++++++++++++++
その後はなんとか何事も無くレポートを進行させることができた
そろそろお昼にするか、という時間帯になった頃、再びチャイムが鳴った
大「・・・今日はやけに客が多いな・・・」
ガチャリ、とドアを開くと、立っていたのはまたしても2人組だった
大「・・・おーい、カン。迎えが来たぞー」
?「おいおい、ダイチ。来て早々俺らごとカンを追い出そうとするな。また来てるのか」
?「昼メシ作りすぎたから食うの手伝ってくれ」
背の高い友人の手には、1人暮らしじゃ滅多につかわない大鍋があった
+++++++++++++++++++++++++
?「へぇ、お前、地元に友達いたのか」
官「ねー、思うでしょー?」
大「・・・カン、政重、今すぐ靴を履け」
官「えぇ!?ごはんすら食べさせてくれないの!?」
ガラステーブルに胡坐という青星寮スタイルでそんな雑談が繰り広げられる
官の隣に座ったのは、隣に住んでいる双羽政重(ふたばまさしげ)。どこにでもいる一般的な高校生だ。バカだけど
ただ、いつも学生カバンを持ち歩く、変な奴でもある
?「充くんの食器、あってよかったな」
異様な存在感のある鍋からカレーをよそう長身(といっても星度を見た後なのでだいぶ小さく見える)の彼は真下にあたる401号室の住人である
名前は一橋辰民(ひとつばしたつみ)。一言で言うと「何事にも頑張り過ぎる奴」といったところか。眼鏡に黒髪と学級委員長風の出で立ちではあるが、何をどう空回りしているのか、なかなか上手くいかない不器用な奴である。その一方で、スリの常習犯で手先が器用な節がある
ちなみに、官・政重・辰民とは去年クラスが同じだったのだが、その頃のカオスな状況といったら・・・渚がいたら突っ込みすぎて喉を枯らしていたかもしれない
官「ねぇ、たっつー。これもしかしてスパイスから作ったの?」
辰「まさか。カレー粉からだよ」
持参したらしき器に盛られた香ばしい刺激臭のするそれを口に運んで目を輝かせている官
今時カレー粉とは・・・相変わらず変な所を凝る奴だ
渚「ただいまーって、アカーン!!もう食べ始めてる・・・っ!!」
自分の部屋まで皿を取りに戻っていた渚が、この光景に思わず玄関で叫んだ
男子の1人暮らしなんてもの、食器が1セットそろっていれば良いほうである
こういう時は、それぞれ自分の部屋から食器を持ってくるのが常識である
少なくとも狭いこの寮ではこれが普通の光景なのである
いくら、今、俺の部屋には神様達が使っていた食器が大量にあるとはいえ、まさか、それを出すわけにはいかない。いやー、渚おつかれ
充の食器は政重がカバンから取り出したものである
予備の食器を持ち歩くなんて・・・ホントに政重のカバンには何が入っているのか分からない
「困ったときの政重のカバン」とは俺達が良く勝手に言ったものだが、流石に木彫りの熊の置物が出てきたときはビビった。ドラ●もんの四次元ポケ●トか。
政「いつもは紙皿置いてるじゃねぇか。どうしたんだ」
大「たまたま切らしてたんだよ。お前らもここで食うのが当たり前みたいになってるけど、いい加減自分の部屋で食ったらどうだ」
官「でも、大ちゃんの部屋、角地だから政重のとこよりかちょっと広いし・・・一番モノが少ないしね」
確かに、官の部屋は危険生物のゲージで埋まっているし、政重の部屋は足の踏み場が無い。辰民の部屋は・・・なぜあんなことになるのだろうか。渚はこの寮じゃないから論外か
充「うん、ここになるのも頷けるね」
大「お前が言うか」
状況を知らない奴が言える台詞じゃないだろ
ついでに言っておけば、紙皿がなくなったのはお前らのせいなんだぞ
辰「なぁ、大地。このカレー、ここに置いておいていいか?すぐにはなくなりそうに無いんだけど・・・」
渚「結局ここに食べに来るのか」
大「あー・・・いいよ」
渚「しかもいいのかよ!?」
+++++++++++++++++++++++++
政「じゃあな、ダイチ。また明日、学校でな」
官「お邪魔しましたー」
辰「レポートの邪魔して悪かったな」
渚「むしろ予定より早く進んだ。助かったよ」
日の落ちる頃、夕飯(カレー)を食べ終えた連中が、自分の部屋に戻っていった
官「ねぇ、充さん。駅まで送ろうか?」
充「大丈夫、こっちに引っ越してきたから家もすぐそこだし」
官「あ、そう?」
じゃあね、と官は部屋に入っていった
最後の最後までひやりとさせやがって・・・
大「とにかく、何事も無くてよかった」
充「そうだね」
にこ、と充が隣で笑っていた
案外、ちゃんとした奴なんだな。と俺はコイツに対する考えを改めることにした
充「さて、早くあいつらを戻してやらないと。農土が美味しい物にありつけなかったって言って僕らを食っちまう」
大「ぬいぐるみになってもその機能は変わらねぇのかよ・・・」
はぁ、と俺は溜め息混じりにドアを閉める
何事も無い明日がやってくることを願いながら。
- Re: 泣き虫ヴィーナス!−兄弟喧嘩は他所でやれ!!−キャラ募集中! ( No.24 )
- 日時: 2013/02/08 00:38
- 名前: 粉雪百合 (ID: wAE.Fy2c)
どうも、お久しぶりです。
とうとう9年目を迎えた私の相棒(パソコン)が、お陀仏となりました。
いやー、そろそろだとは思ってたけどね・ω・
そんなこんなで母親とパソコンを共有しております。打ちにくいぜコノヤロー!
おかげで更新する暇がありませんでした(泣)
決して忘れてたわけではありません。いやホントマジで。
絵を描いてるほうが楽しいだなんてそんなこと絶対にないですから。
というか学園ものにしようとか思ってるのに、主人公がまだ学校に行ってません。
休日からスタートしてるからね☆
やっと登校してくれるよー
- Re: 泣き虫ヴィーナス!−兄弟喧嘩は他所でやれ!!−キャラ募集中! ( No.25 )
- 日時: 2013/02/08 00:57
- 名前: 粉雪百合 (ID: wAE.Fy2c)
8話『神々と校舎と転校生!』
本日は月曜日
波乱の休日が終了し、日常的な登校日がやってきたのである
充「おはよう、大地君」
美「おはよう・・・ダイチ」
真「大地、ベーコンは何枚がいい?」
大「2枚」
今はこの空間が愛おしくさえ感じられる
やっとこの危険人物(?)どもから解放されるんだ・・・!
俺は素早く皿の上のものを口に押し込み、糊の効いたシャツに腕を通す
商「シャワー借りたけど・・・ってもう行くのか?」
大「政重を起こしに行くんだ。留守の間変なこと・・・特に喧嘩はするなよ」
俺はシャワールームから現れた商希を睨んだままドアを開ける
そんな注意をしなくても、俺が見ていないところどの勝負は無効だろうし、大丈夫だと信じたい
美「いってらっしゃい」
大「おう」
美衣名が満面の笑みでお見送りしてくれた
居候がコイツだけだったら、どんなに幸せだっただろう
+++++++++++++++++++++++++
?「あっれー?大地ちゃんじゃん」
なんか朝から面倒くさいのが出た
振り返ると、そこには案の定クリーム色の髪をした美少女、梓がいた
彼女はなんと、星之森高校の隣に住んでいる女子高生で、毎朝、青星寮ほか男子寮の前を通って通学している
タイミングがいい(悪い?)とこうして鉢合わせてしまう、一種の名物的存在である
大「ほら、政重がもたもたしてるから会っちまったじゃねーか」
政「ダイチがいつもより来るの遅かったんじゃないか」
梓「こらそこ、聞こえてるゾ☆」
背後の美少女が威圧感を放ってくる
ぐあぁ・・・
ダメだ、眠いぃいぃぃ・・・
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