コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 俺と同居人
- 日時: 2013/03/16 19:21
- 名前: 月宮 悠汰 (ID: lxWybX4m)
どうも。
月宮悠汰(つきみやゆうた)と申します。
こちらの作品は短編集となっております。
一応人物紹介。
俺・・・自称『俺』。高校1年生ぐらいの設定。友達いない。イケメンだけど。
同居人・・・自称『僕』。小4ぐらいの設定。これまた友達いない。美少年だけど。
ちなみにBL要素は皆無ですのでご安心ください。
あ、あと『俺』と『同居人』の名前は特にきめてないです。
ご想像にお任せします。
えっと
とりあえず
まったり更新できればいいなと思ってます
はい
応援してやってください
Page:1 2
- 一つ目 『スキ』 ( No.1 )
- 日時: 2013/03/14 13:39
- 名前: 月宮 悠汰 (ID: lxWybX4m)
「好きって行ってみて」
「あ゛?」
俺の同居人の言葉に俺はつい、目を丸くする。
「いや、得に意味は無いけど」
「ねーのかよ」
「好きってさ、どういう意味なんだろうな、って思ったんでね」
「そりゃ・・・・・・」
何だ。
好きって、どういう意味だ。
同居人が、ソファに寝転んだまま、しゃべり続ける。
「好きって、愛してると一緒なのかい? いいや、違う。だって人は、好きより愛してるの方が大きい行為として扱っている。そもそも好きって言ってもlikeの方かloveの方かにもよって受け取り方が変わってくる。だからと言って、告白するときに一々『好きです!ラブの方で!』とか言う人がいるかい? もし居たらそいつはバカだね。僕が言うんだから本物のバカさ。つまるところ、好きっていう言葉はいろいろな場合に用いることが出来て、その場その場で意味は違ってくるが、その違いは主観的なものではなく、客観的なもので出来ている、とても便利な言葉である、ということになるね。つまるところ、好きという言葉は好きであって、好きは好き以外の何者でもない、と」
全てを言い終えた同居人は、ソファに座り直し、前のテーブルに置いてあったホットコーヒー(ブラック)を一口飲み、やっと一息つく。
——同居人は、哲学する男子小学生だ。
- 二つ目 『来生』 ( No.2 )
- 日時: 2013/03/14 15:27
- 名前: 月宮 悠汰 (ID: lxWybX4m)
「君は、来生が存在すると思うかい?」
「あ゛?」
同居人の問いかけに、俺は小説から目を離し、あんぐりと口を開ける。
「来生?」
「そう、来生」
「はあ。あるんじゃね?」
テキトウに答えておいた。
「僕はあったとしても、それは形だけだと思うね」
「はぁ」
同居人がホットコーヒーを一口飲んで、一息ついてから説明を始める。
「もし、輪廻転生が実際に行われていたとするよ? そしてそのサイクルにのっとって、僕らは生まれ変わりを続けているとしよう。しかし、前生の記憶があるかい? 少なくとも僕は無いね。つまり、今生から来生に生まれ変わると同時に記憶もリセットされる。こう考えると、理屈が通る。でも、確かにこれは「生命」はずっと同じだが、「運命」は変わってくる。前生とは全く関係のない人格で、人間関係なのに、それは前生の来生と呼べるのだろうか?」
「はぁ」
今回は珍しく答えを出さないんだな。
「だからさ、答えは人それぞれだと思うんだ」
「ほぅ」
「この人生が誰かの来生だと言う人もいれば、自分のものだという人もいるだろう。今回の問題は、前者が正しいとも後者が正しいとも言えないのだから」
「ほぉ」
ところで同居人よ。
「お前はあると思うか、来生」
「さぁ・・・・・・」
思わせぶりにニヤリと笑い、再びコーヒーをすする同居人。ちなみに小学生男児である。
- Re: 哲学する小学生 ( No.3 )
- 日時: 2013/03/14 15:35
- 名前: ☆サザンカ☆ (ID: Re8SsDCb)
月宮様へ
題名に思うところがあり、読ませて頂きました。
結果・・・ハマりましたw
これからも頑張ってくださいね。
そして、よろしければ私の小説もお越しくださいw
Page:1 2
この掲示板は過去ログ化されています。