コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 【少し復活】こちら、芭華陀高校G組です!!
- 日時: 2013/08/14 21:43
- 名前: 華月 (ID: sbAJLKKg)
ここは、芭華陀高校G組。
今日も繰り広げられる、いつもの会話—————。
先生「えーーー。今から、テストの答え合わせするねー。はい、テスト用紙出してー。」
ガタガタ、ザワザワ。
先生「えっとー、今回のテストの平均はァ—————。」
岩津「先生!」
先生「何よ、岩津ー。」
岩津「『平均』ってなんですか?そもそも、『平均』ってなんて読むんですか?」
先生「……えっと、テストの平均だけどねー」
岩津「先生、無視しないでください!」
芳阿「せーんせー。」
先生「今度は何ー。」
芳阿「テスト用紙、隣の席の坂本君に食べられました。」
坂本「テスト用紙なんて、食べねえよ!俺はヤギか!!」
先生「坂本ー。テスト用紙食べるなら、これからは自分のを食べなさいー。」
坂本「先生も信じてんじゃねえよ!」
先生「それよりも、あんたら私の話を聞きなさいよー。いい加減テストの平均を言わしてー。」
岩津「先生!だから、『平均』ってなんなんですか?」
先生「岩津ー。お前もう喋んなー。」
鈴炉「先生、人間には喋る権利があります!」
先生「じゃあ、先生には生徒を黙らせる権利がありますー。だから鈴炉ー、お前黙れ。」
鈴炉「先生に、そんな権利はありません。」
先生「お前はさっきからだれなのよー。何ー?どっかの偉いさんですかー?」
芳阿「せーんせー。坂本君に○○○○○○○されました。」
坂本「してねええええええええええ!!」
先生「芳阿ー。禁止用語を喋んないでー。っていうかもうなんか伏字になってるからー。」
山田「あ、あの〜…」
先生「何よー。山田ー。」
山田「僕主人公なんで…そろそろ、本編始めてもいいですか?」
▲あてんしょん▲
☆荒らし、悪コメ禁止
☆華月が嫌いな方、Uターン
☆やたら会話が多い
☆恋愛はほとんどないです
☆キャラがとても個性的
☆主人公が主人公じゃない
それでもOKな、心広い方、どうか見ていってくださいな。
G組、生徒一覧↓
岩津 律人(いわず りつと)男
坂本 汰月(さかもと たつき)男
鈴炉 秋那(すずろ あきな)女 <転校>
積 基樹(つみ もとき)男
尼賀崎 斗良(にがさき とら)男
山田 弥刀(やまだ みと)男
芳阿 玲美(よしあ れいみ)女 <転校>
零栖 華蓮(れいす かれん)女
藍音・シュレディンガー(あいね・しゅれでぃんがー)女 >>8 noeru様より
神無月 棗(かんなづき なつめ)おそらく女 >>9 哀様より
金田 救世主(かなだ めしあ)女 >>10 氷菓子様より
都麻 聖夜(とうま のえる)不明 >>14 奏様より
雷堂 麗香(らいどう れいか)女 >>27 レミィ♪様より
石山 ねね(いしやま ねね)女 >>30 もか様より
桃音 亜里華(ももね ありか)女 >>32 星良様より
エドワード博士(えどわーどはかせ)男 >>33 エドワード博士様より
立花 窓華(たちばな まどか)女 >>48 ラエル様より
神埼 春飛(かんざき はるひ)女 >>53 あゆ様より
牛島 魁斗(うしじま かいと)男 >>56 郁汰様より
冠月 ノエル(かんづき のえる)女 >>58 スイレン様より
鴉愁麻 罪那(あじゅま ざいな)女 >>60 チコ様より
小尾 真梨(おお まり)女 >>64 音様
坂田 正美(さかた まさみ)女 >>67 佐原 怜加様より
有栖川 瑛李(ありすがわ えいり)男 >>70 奏様より
優木 奈々(ゆうき なな)女 >>81 もか様
濱井 瞬(はまい しゅん)男 >>82 ラエル様
紅音・シュレディンガー(あかね しゅれでぃんがー)男 >>84 noeru様
木立 黎(こだち れい)女
木立 菜月(こだち なつき)女 >>86 砂時計もとい紫穏様
目次
第一話「そもそも、ここの高校の名前何?」
>>1 >>2 >>3 >>4 >>5 >>6
第二話「せめて精神年齢、小学生の高学年まであげようや←」
>>12 >>20 >>25 >>29
第三話「もうもはや、勉強する気ないよね。学校なのに。」
>>43 >>46 >>51 >>55
第四話「弁当忘れた?……だから何?私のはあげないから。」
>>74 >>77 >>80
番外編
「G組会議」>>36 >>61
「マジカル☆ぬこミトミト 新劇場版」>>63
お知らせ >>47 >>72 >>89
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
- Re: 【ギャグ】こちら、芭華陀高校———G組です!! ( No.2 )
- 日時: 2013/03/17 20:56
- 名前: 華月 (ID: MCeIcGNV)
先生「そんじゃー、今日の予定発表するよー。今日は、一日中数学でーす。」
先生が、そう言いながらチョークでペン回しをする。
生徒たちは、「えー」「ふざけんなよー」「まじかー」「俺の名は漆黒の騎士……」「死ね、厨二病」「きもいわー。岩津きもいわー。」「ありえねえ。」「きもいわー。」など、好き勝手に文句を言う。
先生「あんた達うるさいー。いい加減黙りなさいよー。っていうかね、私だって一日中数学とか、マジで嫌なわけー。でもさー、ほらー好調?あ、違う校長だ。その校長がさー、数学の点数上げろってうるさくてー。」
そう言いながら、先生はピッとチョークで山田を指名する。
先生「はい、山田ー。」
山田「……?」
山田は不思議に思いながらも、「はい」と返事をする。
先生「先週の数学のクラス平均、いくらだっけー?」
山田「じゅ…14点です…」
先生「だよねー。14点だったよねー。そのまま計算するとさー。8人で、114点しか取れなかったことになるんだよねー。しかも、そのうちの88点は、全部山田くんが取った点数なわけー。みんな、この現状見てどう思うー?岩津ー。」
岩津「はい、先生。教科書が見つかりません!」
先生「うんー。お前今まで私の話、聞いてたー?絶対聞いてなかったよねー。お前に聞いた私が馬鹿だったわー。零栖ー。」
零栖「山田君には、是非死んでもらいたいと、思いました。」
先生「お前も聞いてなかったんだねー。もういいよー。とにかく、私が言いたいのはこのままではお前ら全員、進級できねーぞってことなんだよねー。だから、点数が一番ひどい数学から、手をつけていこうってことになったんだよねー。」
そう言いながら、先生は黒板になにやら書き始める。
先生「これー。解ける奴手あげてー。山田以外で。」
先生が黒板に書いたのは、『3x+2x=』という式だった。
小学生でも解ける、問題だ。
先生「みんなー、手あげてって言ったの聞こえたー?」
誰も、手をあげようとはしない。
仕方なく、先生は適当に名簿を見て、誰かをあてる。
先生「えーっと、じゃあ坂本ー。」
坂本「え?俺!?えーっとォ……わ、分かりません…」
先生「はあ〜?あんた、こんなのも分かんないの〜?これ、小学生レベルなんですけどー。」
芳阿「せんせー。坂本君の精神年齢は永遠の小学二年生なので、こんな難しい問題解けませ—ん。」
坂本「芳阿、余計なこと喋んじゃねえよ!!なんだよ、永遠の小学二年生って!!」
先生「そう言う芳阿は、この問題解けるわけー?」
芳阿「もちろん、解けますよ。答えは、『y=9』です。」
先生「うん。違うねー。全然違うねー。まずyはどっから出てきたのかなー?それに、3と2をどうやったら9になるのかなー?」
そう言いながら、先生は違う生徒を指名する。
先生「積ー。」
積「フッ。やっと僕の番ですね。いいでしょう。みなさん、僕の頭の良さに惚れないでくださいね。((キリ」
先生「そんな前振りどーでもいいから、早く言えってー。」
積「正解は、『こんな美しい僕に、こんな問題を解けと?フッ。ふざけるにもほどがあるだろう。なんてったってb……((先生「次ー。鈴炉ー。」
鈴炉「はい。」
先生「この式の答え言ってー。」
鈴炉「人間には、無視する権利があります。なので、私も無視をさせてもらいます。」
先生「教師に対して、無視するなよー。先生悲しくなんでしょーがー。」
鈴炉「ピッ。『鈴炉ハ無視ヲシタ。』」
先生「RPG風に言って、ごまかしてんじゃねーよー。分かんないんだったら、素直に言えやー。ったく、尼賀崎ー。」
尼賀崎「愚問だな、エンジェルティーチャー。この、漆黒の堕天使である俺が、こんな問題解けるわけないだろう?聞くなら、俺の仲間である混沌の魔法使い、零栖に聞くんだな。」
零栖「爆ぜろ、厨二病。誰が、混沌の魔法使いだ。宇宙にでも行って、一人で叫んでろ。そして、二度と帰ってくるな。」
先生「零栖ー。分かるー?」
零栖「分かりません。」
先生「あんたら、こんな問題も解けなくて、よくこの学校受かったわねー。まあ、この高校、学校の名前と自分の名前が書ければ受かるって有名だしなー。ちなみに、自分の名前書けない奴いるー?」
そんな先生の問いに、坂本が手をあげる。
先生「……———よし、誰もいないなー。そうだよねー、さすがに自分の名前ぐらい自分でかけるよねー。」
坂本「先生、スルーしないでください。とてもとても、心が傷ついたんですけど。」
芳阿「トゥルトゥトゥー♪『坂本ハ、254ノダメージヲウケタ。』」
坂本「横で解説するんじゃねー!!」
先生「あんたさー、自分の名前自分でかけないとか、まじ終わってるからー。人生終わってるからー。」
零栖「先生、坂本君は人生終わってるどころか、生命として活動すること自体終わってますから。」
坂本「終わってねーよ。じゃあ、俺は一体何なんだよ!!」
先生「じゃあ聞くけど、こんなかで学校を漢字で書けない奴いるー?」
そんな先生の問いに、山田以外の全員が手を挙げた。
先生が唖然とする。
先生「あんたら、まじですかー。」
- Re: 【ギャグ】こちら、芭華陀高校———G組です!! ( No.3 )
- 日時: 2013/03/17 22:31
- 名前: 華月 (ID: MCeIcGNV)
しょうがないなーという感じで、先生が黒板に『芭華陀』と書き始める。
そして、生徒に向かって言った。
先生「これ、読める人ー?」
先生にそう聞かれ、山田が手をあげる。
先生「山田君は、黙ってなさい。山田以外で読める人ー?」
岩津「はい、先生。」
先生「お、岩津ー。読んでみなさいー。」
岩津「教科書が見つかりません!」
先生「お前本当、人の話きけやー。関係ない話いちいち挟んでこないでくれるー?ってか、どんだけ教科書探してんだよー。」
坂本「はいはい!俺読める俺読める!」
先生「自分の名前漢字で書けない奴が、何粋がってんのー。しかも何その、自分の主張の仕方ー。小学生ですかー?まあどうせ、読めないでしょーけどー。」
坂本「読めますよ!クリスティーアって読むんでしょう?」
先生「……———はい、次読める人ー。」
坂本「無視するなぁぁぁぁぁ!」
鈴炉「先生、人間には漢字を読めない権利があると思います。」
先生「それってどんな権利ー?ってかそれ、権利としての意味があるわけー?」
尼賀崎「我がエンジェルティーチャーよ。」
先生「誰がエンジェルティーチャ—だよー。普通に先生って呼べやー。」
尼賀崎「ここは神に祈りをささげ、共にこの無理難題に挑もうではないかっ」
先生「別に私、無理難題言ってないからー。そもそもお前地に落ちて頭打った火星人だろーがー。神様なんて、信仰すんなやー。」
積「まったく……。このクラスには、馬鹿しかいないんだね…。仕方ない、この美しい僕が答えてあげようではないかっ。答えは美しい積基樹って読むのさ。」
先生「漢字を漢字で呼んでんじゃねーよー。大体学校名に、個人名を主張する学校が何処にあるんだよー。」
零栖「はい。厨二病なんて、朽ち果てればいいのに。」
先生「お前、もはやまともに答える気ないよなー。ってか先生、お前の口から、悪口しか聞いたことないわー。」
芳阿「せんせー。○○○○○って読むんでしょう?」
先生「お前は話す度に、禁止用語をペラペラしゃべるんじゃないー。そのうち、喋る18禁って呼ぶよー。」
岩津「先生。本当に僕の教科書無いんですけど。」
先生「岩津ー。本当に私の話聞いてほしいんですけどー。」
鈴炉「結局、なんて読むんですか?」
先生「これはー、『ばかだ』って読みますー。本当、あんた達にぴったりの学校名だと思うわー。」
そう言いながら、先生は『芭華陀』という漢字の上に、ふりがなで『バカだ』と書いた。
そして『芭華陀』の前に、小さく『坂本は』と書き加える。
坂本「先生ー。その書き方に、俺に対しての悪意をものすごぉく感じるんですけど。」
先生「気のせいでしょー。」
そう言いつつも、先生は『坂本は』を強調する。
坂本「いや、それ絶対悪意ありますよね?俺に怨みがあってやってますよね?」
零栖「坂本、黙れ。小学生は家に帰って、戦隊ヒーローの録画でもみとけ。」
坂本「うるせぇよ!!家になんて帰らねえからな!戦隊ヒーローの録画は撮ってあるけど!!」
山田「撮ってるのかよ。」
さりげに山田がつっこみをいれる。
先生「とにかくさー。自分の高校ぐらいは、読めるようにしとこうよー。ってか、数学の前に国語が必要だねー。」
そう言って、先生が考え込んだ。
- Re: 【ギャグ】こちら、芭華陀高校———G組です!! ( No.4 )
- 日時: 2013/03/18 22:11
- 名前: 華月 (ID: MCeIcGNV)
先生「んじゃ、こうしようー。一時間目は国語で、それ以外は全部数学ってことでー。」
先生がそう言うと、生徒たちが不満の声をあげる。
それを聞いて、先生ははあ〜とため息をついた。
先生「これに対しての、異論は認めないからー。ってことで、国語始めます—。」
岩津「先生!」
先生「何ー。岩津ー。」
岩津「教科書がm…((先生「はい、国語の教科書開いてー。」
岩津「教科書がない人は、どうすればいいんですか!」
先生「そんなもん、自分で考えなさいよー。隣の人に見せてもらうとかー、坂本のお腹の中探してみるとかー。」
坂本「俺の腹の中に教科書なんて、入ってねーよ!」
芳阿「え?でも、さっき岩津君の教科書食べて…。」
坂本「真面目な顔で、言ってんじゃねえよ!!俺はヤギじゃねえっての!!」
先生「はいはいー。どうでもいいから、黙ってくれるー?今から問題出すからー。」
そう言って、先生は黒板に『メロスは走った……とあるが、なぜメロスは走ったのか。』と書いた。
先生「はい、教科書の189ページ読みながら考えてねー。まあ、読めばすぐに分かるけどー。」
そして、五分ほど経過する。
先生はパンパンと手を打って、みんなの視線を自分の方へと注目させた。
先生「はい、分かった人手ーあげてー。」
その言葉に全員が、手をあげる。
先生は、満足そうにうなずいた。
先生「そうだよねー。いくらバカだっていっても、教科書ぐらい読めるよねー。じゃあ、零栖ー。」
零栖「はい。」
先生「メロスが走ったのは、なんでー?」
零栖「えぇっと、友人が自分の代わりに無様に死んでいく姿を、目に焼き付けて心の底から嗤うため。」
先生「うん。お前、とうとう字も読めなくなったわけー?どこをどう読んだら、そういう風に書いてあんのよー。ってかそれはお前の願望だろー。次積ー。」
積「そんなもの、簡単さ。美しいこの僕の姿を一目見ようと走っているんだよ。」
先生「何お前この物語の中に出てくんのー?ってかお前教科書開けやー。そして、自分の名前が書いてない事を確認しろー。」
鈴炉「先生、メロスは走る権利があったから、走ったんだと思います。」
先生「うん。お前まともなこと言ってるように聞こえるけど、普通に間違ってるからー。あと、何でもかんでも権利つけるの止めよー。」
尼賀崎「やっぱあれだろ。地獄の番犬、ケルベロスから逃げてたんだろ。」
零栖「気化しろ、厨二病。」
先生「ちょっと待ってー。あんたら本当に、この問題分かんないわけー?」
先生の問いに、山田以外が頷いた。
仕方なく、先生は山田を指名する。山田が答えた。
山田「メロスは、自分の代わりに人質になった友人を助けるため、走っているんだと思います。」
先生「うん、そう正解ー。ってか、正解して当たり前だよねー。これ正解できない奴人間じゃねえよー。」
坂本「先生ー。それ、俺らが人間じゃないって言ってるみたいじゃないですかー!」
先生「まさにそう言ってるんだよ、異星人ー。お前もう宇宙に帰れよー。」
尼賀崎「先生!坂本君にそんなこと、言わないであげてください。」
坂本「尼賀崎…((感動」
先生「何よー。尼賀崎ー。」
尼賀崎「坂本君は、頭が馬鹿すぎて自分の星から追い出されたんです。だから、帰りたくても帰れないんですよ!今は、この地球を征服しようとたくらんで…」
坂本「勝手に壮大な厨二病ワールドを展開すんじゃねえよ!!せっかく、助けてくれたと思ったのに!」
先生「ま、所詮そんなものなんだよねー。男友達ってー。」
坂本「先生、何か恨みでもあるんスか…((泣k」
先生「とにかくさー、あんたら一応高校生って設定だし、もうちょっと頑張って勉強しようや。」
先生が、そう言って新たに問題を黒板に書いていった。
- Re: 【ギャグ】こちら、芭華陀高校———G組です!! ( No.5 )
- 日時: 2013/03/19 17:22
- 名前: 華月 (ID: MCeIcGNV)
黒板には、『次のことわざの、意味を答えよ。———猫に小判。』と書かれていた。
先生が、チョークで黒板をたたきながら、生徒たちに言った。
先生「はい、次の問題はことわざの意味についてねー。これぐらいは分かってよー。あんたら、一応高校生なんだからさー。」
鈴炉「先生。一応ってなんですか?一応も何も、私達立派な高校生なんですけど。高校生としての、権利があるんですけど。」
先生「私はあんたらのこと、小学生だと思って授業してるからさー。高校生って感じじゃないんだよねー。まあとにかく、この問題解ける奴ー。」
先生がそう尋ねると、岩津が手をあげた。
先生「……大体言うことは分かってるけど、一応あてるわー。岩津ー。」
岩津「はい!!教科書が見つかりません!」
先生「うんー。本当に一回死んでくれないかなー。もうその言葉聞きあきたわー。ってか、どんだけ教科書探してんのよー。あんた、神様に嫌われているとしか考えられないわー。」
そう言いながら、先生は適当に名簿をみる。
先生「ん〜…。じゃあ、零栖ー。」
零栖「はい。猫に小判とは、猫に小判を投げつけて痛めつけると、良い事があるという意味で……」
先生「どんな意味だよ、それー。ってか猫がかわいそうだろうがー。」
零栖「猫は、苦しい困難を乗り越えることで、成長していくのです。」
先生「かっこよく言ってるつもりかもしんないけど、ぜんぜんかっこよくないからー。むしろ、それただの虐める口実だろー。次、芳阿ー。」
芳阿「はい、先生。それは、○○○○○○○○○で、○○○○○○○○○○な○○○○○○……」
先生「はい、ストップー。それ以上喋ったら、お前の名前これから喋る18禁なー。大体なんで、猫に小判っていうことわざが、そんな卑猥なものになるんだよー。」
尼賀崎「猫に小判とは、森の奥深くに眠ると言われている、漆黒に輝く暗闇の猫———エルスティアの身につけているネックレスで……」
先生「誰だ、エルスティアってー。お前の友達かー?」
零栖「先生、尼賀崎くんに、友達なんていません。」
先生「おー、そっかそっかー。」
尼賀崎「零栖、テメエェェェェェェェ!!」
積「まったく、無粋な…。こんなことわざ、僕にかかれば晩飯前さ。」
坂本「お前、自分の言ってる意味、分かってないだろ。」
先生「もー。どーでもいいから、まともに答えてよー。」
先生が、声を張り上げていった。
- Re: 【ギャグ】こちら、芭華陀高校———G組です!! ( No.6 )
- 日時: 2013/03/20 11:31
- 名前: 華月 (ID: MCeIcGNV)
そんな先生の声も虚しく、あきらかにおかしい会話が続く。
芳阿「でも、やっぱり猫って○○○○だから……」
先生「もう黙れー。喋る18禁ー。」
尼賀崎「その黒き森には、かつて大魔導師と言われていた、闇魔法の使い手……アントロレウスの生き残りが———」
零栖「まじで死ね。厨二病。」
坂本「おい、岩津!俺のお腹の中を、本当に覗こうとするんじゃねぇぇぇぇ!!」
岩津「だって、本当に教科書な……」
鈴炉「先生、人間には猫に小判という権利があると思います。」
先生「だからそれ、どんな権利ー?絶対意味分かってないよねー。」
積「みんな、醜い争いなどやめて、僕だけ見てればいいんだよ。」
零栖「まじ積きもいわー。きもいわー。積きもいわー。大事なことだから、もう一回言う。まじ積きもいわー。」
先生「もういいよー。多分、お前ら一生かかってもこの問題解けそうにないから、答えいうわー。正解は……」
先生が、答えを言おうとしたときに、ちょうどチャイムが鳴った。
キーンコーンカンコーン…キンコーンカンコーン、キンコンカンコーン、キンコンカンコン?
謎のチャイムが鳴り、先生がパンパンと手をたたいた。
先生「チャイム鳴ったから、答えは次の時間に言うねー。次の時間まで、調べてくるようにー。」
そう言って、先生は教室から出ていった。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
この掲示板は過去ログ化されています。