コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 逆ギレマスカット【祝・完結!!ヽ(≧▽≦)ノ】
- 日時: 2013/08/24 13:44
- 名前: 冬の雫 (ID: xrNhe4A.)
- 参照: http://mb1.net4u.org/bbs/kakiko01/image/1528jpg.html
◆完結お知らせ◆
2013/8/22、逆ギレマスカット、ついに完結いたしました!
これまで読んでくださったみなさん、コメントをくださったみなさん、ありがとうございました!
■プチ&重要お知らせ■>>196
大地のイラスト…描いてみました!
ほとんど落書きのような状態です(笑
とりあえず大地、的な←
上の参照からいけます
感想くれると泣きます。批判であろうと泣きます。(笑
◆夏休み企画 開催◆
夏休み企画では、人物たちが、海に行く物語を
【特別編】として書いていきたいと思います♪( ´▽`)
そして、追加です。夏祭りにも行きたいと思います!
海に行く&夏祭りに行くメンバーは>>112です♪
よろしくお願いします!
【夏休み特別企画】
〜海編〜
>>117&>>120
〜夏祭り編〜
>>230
はじめましての方は、はじめまして!
知っている方はこんにちはこんばんは(*゜v゜*)
冬の雫ともうします( ´▽`)
∩(´∀`∩) プチ注意〜 (∩´∀`)∩
☆作者、小説始めてまだ二ヶ月です。(マジで)
…それだけです。
★お客様&代表作です!
☆シア様【白銀の巫女姫】
一番にコメントくれたお客様!本当に感謝です(泣 作品も面白いので、ぜひご覧ください♪とてもありがたいコメントばかりです!作品は、素晴らしい文才がぎっしり詰まってます!!
☆どんどこ丸。様【噂によるとあの怪物くんのウィンクは世界で一番怖いらしい。】
はじめましてでした!更新していない時点で二番目にコメントくれたお客様です(泣 ありがとうございましたm(_ _)m
作品はとにかく面白いです!!
☆秋桜様【君とあの時あの場所で〜三ヶ月の恋物語】
コメントは欠かさずくれました!感謝の一言に尽きます(泣 大地推しだそうで、とても嬉しかったです!文才がやばいので、ぜひぜひご覧あれ*\(^o^)/*
☆湖珀様【甘い恋の予感*】
はじめましてでした!ファンと言ってくださって、とても嬉しかったです!面白い、という言葉も、ありがたいです!ありがとうございました!!
☆千妃様【丸桑荘の天川さん。】
作品素晴らしいです!ぜひ見るべきです!コメントも、ありがたい言葉をたくさんくれました(泣 舞透推しだそうです!ありがとうございました(*´ー`)ゞ
☆音栗音様
はじめましてでした!指摘をしてくださった上に、それでも面白いとまで言ってくれた優しいお方です!ありがとうございましたm(_ _)m
☆凛様【眠りにつけば。】
はじめましてでした!とても嬉しくなるコメントをたくさんくれました(泣 作品も素晴らしいので、ぜひ見るべきです!意外に脇役好きだそうです(笑 ありがとうございました!
☆ばなな様【私と生徒会長と犬男子と…etc】
はじめましてでした!「萌える」と珍しい感想を言ってくださったお客様!意外な言葉に、とても嬉しかったです♪作品は、とにかくドッキュン(?)します!
☆あるゴマ様【幼なじみから恋人までの距離】
作品素晴らしいです!ぜひ見るべき!初めて弥生推しと言ってくださったお客様です(泣 コメントありがとうございましたm(_ _)m
☆みなみ様【花火がはじけたその夜】
はじめましてでした!「グレート」という一言が、今でも忘れられません…(泣 どうもありがとうございました!
☆修羅様【I wish your happiness 最初で最後の恋を】
リク依頼・相談掲示板で、依頼したときに来てくださいました!わざわざコメントも入れてもらえて、とても嬉しかったです!これからよろしくお願いします(泣
☆はるた様【なりふりかまってられないのです】
はじめましてでした!前々から読んでくれてたそうで……(嬉泣 コメントくださってとても嬉しかったです!花ちゃん推しとのこと!これからよろしくお願いしますm(_ _)m
☆水無月様【キズナ〜十二人の集いし者達〜】
はじめましてでした!一気読みをしてくださったそうです(嬉泣 可哀想な大地と、面白い舞透推しとのことです!コメントくださって、とても嬉しかったです♪これからよろしくお願いしますm(_ _)m
☆橘様
はじめましてでした!この作品を「小説」と認めてくれたお方です(泣 とても嬉しかったです。ありがとうございました!
☆ちゅちゅんがちゅん様【俺っ子と僕っ子と平凡な私】
はじめましてでした!こんな小説を面白いと言ってくださり、さらに花推しだそうです!!この方の作品は…とにかく笑えますよ(笑 ありがとうございました!
☆春歌様【まるで磁石】
はじめましてでした!まさかこの方からコメントを貰えるとは……(嬉泣 ありがとうございましたm(_ _)m作品見ましたが、とても素晴らしいですよ!必見です!これからよろしくお願いします!
☆夕衣様【真実の妖精王国】
はじめましてでした!なんと一気読みしてくださったそうです(嬉泣 作品、すごいですよもう。フェアリーがめっちゃ可愛いです(*≧艸≦)ありがとうございましたm(_ _)mこれからよろしくお願いします!
☆和泉様【こちら藤沢家四兄弟】
はじめましてでした!もう一言目から泣けてきました。(笑 大地推しだそうです!大地ホント何あんた主役じゃないでしょうに…(-。-; コメントありがとうございましたm(_ _)mこれからよろしくお願いします!
☆三崎 芽衣様
はじめましてでした!前々から気になってくださったそうです(嬉泣 やっぱり全読み難しいですよね…。コメントありがとうございました!これからよろしくお願いします!
☆月詠様【私の歌声を、聞いて……】
はじめましてでした!一気読み出来るなんて凄いですね…(泣 切ない気持ちの大地が好き、という意見に、なぜか感動しました(*≧艸≦)本当にありがとうございます!
☆檸檬様【二次元に恋してしまった。】
はじめましてでした!完結したあとに来てくださって、とても嬉しかったです(泣 絵がとてもお上手で、尊敬します!コメント本当にありがとうございました!
☆もか様【バカのための学校。】
はじめましてでした!隠れファンとのお言葉…!すごく嬉しいです(泣 大地推しだそうです!大地なんでそんなに人気なの…?コメントありがとうございました!
☆トマト美味しい様【これが現実ですが何か?】
まさか来てくださるなんて思ってもみなかったです…!小説が、とても面白くて。コメントもすごく温かくて、幸せ者だなぁと改めて感じました。ありがとうございました!
☆rea様【演劇王子とシンデレラ】
シンデレラの方で、コメントをくださった優しい方です!嬉しいコメントをありがとうございました。作品は、文句無しに面白いです!ありがとうございました!
☆杏月様【鈍感王子達と平凡少女】
はじめましてでした!一気読み…。凄いです、こんなだらだらと長ったらしく続くモノを…。本当に感謝です!作品も面白いです!(*ノ∀ノ)ありがとうございました!
上記の作品、ぜひご覧ください♪
★人物紹介>>47 & >>92
★目次
☆プロローグ この下です
☆1 >>5 & >>15
☆2>>20 & >>26
☆3>>30 & >>34
☆4>>41 & >>46
☆5>>50 & >>57
☆6>>66 & >>79
☆7>>83 & >>93
☆8>>98 & >>102
☆9>>107&>>130
☆10>>141
☆11>>160
☆12>>168
☆13>>171
☆14>>181
☆15>>189
☆15.5>>203
☆16>>210
☆17(最終話)>>234
☆【secret track -ヤヨイ-】>>53
☆【secret track -マスカ-】>>73
☆【secret track -ダイチ-】>>148
★プロローグ
オレの名前は、鬼灯 舞透(ホオズキ マスカ)。
一見取って付けたような名前だが、これは本名だ。
もう一度いいます、これは本名なんだ!
この変な名前のせいで、昔からあだ名は結構ヒドかった。
だからオレは───この名前が嫌いで、改名したいと願う日々が続いていた。
───でも、ある日。
この名前を直に侮辱してくる、小生意気な女が現れた。
『逆ギレマスカット』
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- Re: 逆ギレマスカット【コメ下さい!】 ( No.30 )
- 日時: 2013/06/24 23:43
- 名前: 冬の雫 (ID: VHEhwa99)
決して近道なんかじゃない。
遠回りしながら、
僕らは距離を縮めていく。
3 キレるマスカット
「お、落ち着いてマスちゃん!」
大地が慌てなだめるように、鬼灯 舞透にそう言う。
───わたしの勝ち、かな。
鬼灯は本当にキレているようで、それをなだめようとする大地に何かを言っているようだった。
「…あんた、舞透って名前なのよね。
……ヘンなの。本当に名前?
『マスカット』ってあだ名を付けてほしいと訴えてるようだわ」
わたしは、人をいじめるのが好きらしい。
怒りに歪む鬼灯の顔を見て、笑いが出てきそうだった。
…おっと、危ない。
本当に笑っちゃうとこだった。
「…てめぇ、いい度胸してんじゃねぇか」
「最高の褒め言葉ありがとう」
鬼灯が睨んでくるので、わたしは余裕の笑みで返す。
───話に残された大地は、一人困り果てていた。
「「……大地」」
わたしと鬼灯の声が重なる。
…ちょっと、邪魔しないでよマスカット!
「「帰れ」」
わたしと鬼灯の声が重なって威圧感が増したのか、大地は涙目になって「なんで!?」と叫んだ。
「え?」
「なんでって…」
「「……邪魔だから?」」
「…!!ひでぇっ」
大地はよほどショックを受けたのか、「後で憶えとけよ!」と言いながら屋上を出て行った…───
「……で?お前オレに何か用あんのかよ」
二人っきりになった屋上で、鬼灯が冷たい声でそう言った。
───ヤバイ、こいつ面白い。
「いや別に?あんたをからかいに来ただけ」
「……あ"? 何のために」
「わたしドSなんでしょ?じゃああんたはドM臭がしたからさ」
「オレはMじゃねぇ」
「わたしにはそう見えるのよ」
わたしは笑って、鬼灯を見た。
───すると突然、視界が歪む。
「…へ…、…!?…きゃっ」
わたしは鬼灯に引っ張られ───なぜか、屋上の金網の所へ押し付けられた。
- Re: 逆ギレマスカット【コメ下さい!】 ( No.31 )
- 日時: 2013/06/25 20:12
- 名前: シア (ID: 0cRf5/D/)
花ちゃん、襲われる!?
イヤーーーーーーーーーー!!
- Re: 逆ギレマスカット【コメ下さい!】 ( No.32 )
- 日時: 2013/06/25 20:18
- 名前: 秋桜 (ID: 3nwx41tg)
花ちゃんのドSっぷりがヤバい(^v^)
マスちゃんはドMなの!?(笑)
めっちゃおもしろい展開に・・・!!
- Re: 逆ギレマスカット【コメ下さい!】 ( No.33 )
- 日時: 2013/06/27 18:19
- 名前: 冬の雫 (ID: HU9qn.Bn)
時間があったので、来ました^ ^
返信遅くなって、すみません(^^;
コメントありがとー!
☆シア
襲われる…と思う?^ ^
まぁそれは本編で…(ニヤニヤ
☆秋桜
マスちゃんはMなのか、書いてる本人もわかんないです(笑)
「面白い」って言葉、嬉しいよ!
- Re: 逆ギレマスカット【コメ下さい!】 ( No.34 )
- 日時: 2013/06/27 18:21
- 名前: 冬の雫 (ID: HU9qn.Bn)
★☆★
「……っ……、…」
わたしは恐怖もなにも突然の展開に、あっけにとられて鬼灯を見る。
鬼灯は疲れたようにため息をつくと、わたしの横にそれぞれついている両手を ずる、と下に下ろした。
「………??」
「…ダメだ…、力が出ねぇ」
「……はぁ?」
鬼灯は掠れた声でそう言うと、わたしの頭に優しく手を置いた。
「……っ…!?」
どくん、と心臓が跳ねる。
───こんなの、初めてされた……───
「…ほら、こんなんで驚くくらい女じゃねえか。強がんなよ。───あ〜もう、今日なにも食べてねえから力が出ねぇっ」
嘆くように鬼灯はそう言うと、よろよろと金網から離れた。
わたしは一瞬浮上していた意識を戻して、「……ぁ、どこ行くのよ」と強がって言う。
「戻る」
「教室に?」
「当たり前だろ」
「…はっ、バカ言わないでよ」
わたしは精一杯強がって、まだ治まらない心臓に少しの怒りを覚えながらも、ポカンとするマスカットに言葉を放った。
「あんたはこれから、わたしのお弁当を食べるしかないの」
★☆★
そのときちょうど、二時限めの終わりのチャイムが鳴った。
姫島は「お腹空いたんでしょ。今取ってくるから待ってて」と屋上を出ようとする。
「……お前、変なヤツだな」
「…はぁ?」
「強がったり優しかったり…ホント、変なヤツだ」
「……あんたに言われたくないわよ」
姫島は少し拗ねて、「いいから待っててよ」と最後に念押しをして屋上を後にした。
───なんか、疲れた。
そのままごろんと寝転がって、屋上の冷たいコンクリートの感触を後頭部に感じながら空を仰ぐ。
空はオレの心とは違って、綺麗に澄み渡っている。
なんだろうか、この気持ちは。
嫉妬といっては変だが、“何か”がオレを押しつぶすような気持ちに襲われた。
そう思うと、空の青さも、雲の白さも、全てにおいてオレの方が劣っているという考えに辿り着いてしまうようだった。
『ねぇ、もしも』
唐突に 記憶のかけらが、オレの頭の中に無造作に散りばめられる。
それは全て、閉まっておいた筈の結衣との記憶。
『もしもだよ、私が死んじゃったらさ』
結衣の懐かしいその声が、頭の中で無責任に鳴り響く。
───雲は、こんなオレを置いて悠々とのんきに流れて行くんだな。
『───舞透は、私を愛し続けてくれる?』
「───すか、……マスカット!!」
ぺち、と頬を叩かれた。
一度黒くなった視界が、空の青と姫島の顔を移していく。
「…あんた、今一瞬寝てたでしょ」
「……ぁ…?オレ寝てたの…?」
「一瞬ね」
姫島はそう言うと、はい、とピンクの包みを横になっているオレの横に置いた。
「弁当…?」
「あんたの為にとってきてあげたんでしょ。食べないならわたしが食べちゃうわよ」
「いやいや…オレ食べる」
状態を起こして、弁当を手に持つ。
───小さい。
「…お前…こんなんで足りんのか?」
「女子と男子の食事量は違うの。…文句言うんなら、あげないよ」
「いえ、遠慮なくいただきます」
さっきの怒りはどこへ行ったのやら、オレは睡魔に襲われながらも、包みを開けた。
「眠そうね、マスカット」
「マスカット言うな」
「いいじゃない。わたし、気に入ったわ」
「あだ名?」
「いや」
姫島は、くすぐったく笑う。
オレは姫島がなぜか結衣に見えて、ああヤバイな、と目を擦った。
「あんたのこと、好きかもね」
そう言ってくれて嬉しいよ、───……結衣。
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